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PHILIA HALL/土曜ソワレシリーズ《女神との出逢い》
川久保賜紀&村治佳織 ヴァイオリン&ギター・デュオ
2013年2月2日(土)18:00~ フィリアホール S席 1階 1列 10番 5,500円
ヴァイオリン: 川久保賜紀
ギター: 村治佳織
【曲目】
モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
パガニーニ: 協奏的ソナタ イ長調 作品61 MS2
バルトーク: ルーマニア民俗舞曲
1.「杖の踊り」 2.「飾り帯の踊り」 3.「足踏みの踊り」
4.「ブチュム(角笛)の踊り」 5.「ルーマニア風ポルカ」 6.「速い踊り」
ファリャ: 7つのスペイン民謡集より(スペイン民謡組曲全6曲)
1.「ムーア人の織物」 2.「アストゥリアーナ」
3.「ホタ」 4.「ナナ(子守歌)」 5.「カンシオン(唄)」 6.「ポロ」
ピアソラ: タンゴの歴史
1.「1900年の酒場」 2.「1930年のカフェ」 3.「1960年のナイトクラブ」 4.「現代のコンサート」
《アンコール》
パガニーニ: カンタービレ ニ長調 作品17 MS109(ヴァイオリンとギター編)
クライスラー: 美しきロスマリン
フィリアホール主催の「土曜ソワレシリーズ《女神との出逢い》」。今回は、川久保賜紀さんと村治佳織さんによる「ヴァイオリン&ギター・デュオ」で、お二人が先月から続けている全国ツアーの今日が最終日に当たる。2週間前の2013年1月20日、千葉県の印西市文化ホールで聴いたコンサートと内容はまったく同じである。また、聴いた席も同じ1列目で、似たような距離感であったから、見て、聴いての印象であまり異なる部分はなかった。
実は、今日は横浜みなとみらいホールで新しく始まった「国際音楽祭NIPPON」の初日で、16:00から諏訪内晶子さんとレイフ・オヴェ・アンスネスさんのリサイタルがあった。そちらの方も最前列のチケットを取っていたのだが、自他共に認める(?)川久保さんのファンとしては、迷わずにこちらを選んだ次第である。まあ、ちょっと複雑な気分ではあるが…。
各曲の成り立ちや演奏の様子などについては、印西市文化ホールの時と重複するので、詳細は避けたいと思う。唯一、カタチの上で違っていたのは、最終曲のピアソラの「タンゴの歴史」。4曲の組曲だが、今回はオリジナルの曲順通りに演奏されたことくらい。なお、印西市の時と曲名の表記が若干異なっているが、これは公演プログラムの記載に従ったためである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/20/b35d9524d4bdcccfb9051408e613d4dd.jpg)
曲間のトークで川久保さんが語っておられたが、ツアー最終日の今日は、フィリアホール。室内楽にちょうど良いサイズの500名のホールであり、優れた音響空間を持っている。ヴァイオリンとギターという珍しい組み合わせのデュオ・リサイタルではあるが、川久保さんの瑞々しい音色が無理なく響くホールでの演奏は、いつもの流麗さに加えて豊潤な音楽世界を創り出していた。
村治さんのギターにのみPA装置がセットされていて、ヴァイオリンとギターの音量差を調整していたのも従前通り。ただ、前半より後半の方がギターの音が大きく聞こえのは気のせいだろうか…。
演奏の方は、もう何も言うべきことはない。ツアー最終日になって、ふたりの息もピッタリであったし、ヴァイオリンとギターの対話するようなやり取りも、流れるようなリズム感で、さすがに一流の演奏家である。楽曲の編曲の関係で、ギターが伴奏にまわることが多かったため、村治さんの魅力が大きく発揮できなかったのが残念といえば残念だった。やはりソロの曲をプログラムに入れた方が盛り上がったような気がする。
終演後には恒例のサイン会があったが、写真と握手がNGというのも従前通り。あっという間に長蛇の列ができてしまったので、今回はサイン会は諦めざるを得なかった。何しろフィリアホールは遠く、片道2時間もかかるものだから…。
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川久保賜紀&村治佳織 ヴァイオリン&ギター・デュオ
2013年2月2日(土)18:00~ フィリアホール S席 1階 1列 10番 5,500円
ヴァイオリン: 川久保賜紀
ギター: 村治佳織
【曲目】
モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
パガニーニ: 協奏的ソナタ イ長調 作品61 MS2
バルトーク: ルーマニア民俗舞曲
1.「杖の踊り」 2.「飾り帯の踊り」 3.「足踏みの踊り」
4.「ブチュム(角笛)の踊り」 5.「ルーマニア風ポルカ」 6.「速い踊り」
ファリャ: 7つのスペイン民謡集より(スペイン民謡組曲全6曲)
1.「ムーア人の織物」 2.「アストゥリアーナ」
3.「ホタ」 4.「ナナ(子守歌)」 5.「カンシオン(唄)」 6.「ポロ」
ピアソラ: タンゴの歴史
1.「1900年の酒場」 2.「1930年のカフェ」 3.「1960年のナイトクラブ」 4.「現代のコンサート」
《アンコール》
パガニーニ: カンタービレ ニ長調 作品17 MS109(ヴァイオリンとギター編)
クライスラー: 美しきロスマリン
フィリアホール主催の「土曜ソワレシリーズ《女神との出逢い》」。今回は、川久保賜紀さんと村治佳織さんによる「ヴァイオリン&ギター・デュオ」で、お二人が先月から続けている全国ツアーの今日が最終日に当たる。2週間前の2013年1月20日、千葉県の印西市文化ホールで聴いたコンサートと内容はまったく同じである。また、聴いた席も同じ1列目で、似たような距離感であったから、見て、聴いての印象であまり異なる部分はなかった。
実は、今日は横浜みなとみらいホールで新しく始まった「国際音楽祭NIPPON」の初日で、16:00から諏訪内晶子さんとレイフ・オヴェ・アンスネスさんのリサイタルがあった。そちらの方も最前列のチケットを取っていたのだが、自他共に認める(?)川久保さんのファンとしては、迷わずにこちらを選んだ次第である。まあ、ちょっと複雑な気分ではあるが…。
各曲の成り立ちや演奏の様子などについては、印西市文化ホールの時と重複するので、詳細は避けたいと思う。唯一、カタチの上で違っていたのは、最終曲のピアソラの「タンゴの歴史」。4曲の組曲だが、今回はオリジナルの曲順通りに演奏されたことくらい。なお、印西市の時と曲名の表記が若干異なっているが、これは公演プログラムの記載に従ったためである。
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曲間のトークで川久保さんが語っておられたが、ツアー最終日の今日は、フィリアホール。室内楽にちょうど良いサイズの500名のホールであり、優れた音響空間を持っている。ヴァイオリンとギターという珍しい組み合わせのデュオ・リサイタルではあるが、川久保さんの瑞々しい音色が無理なく響くホールでの演奏は、いつもの流麗さに加えて豊潤な音楽世界を創り出していた。
村治さんのギターにのみPA装置がセットされていて、ヴァイオリンとギターの音量差を調整していたのも従前通り。ただ、前半より後半の方がギターの音が大きく聞こえのは気のせいだろうか…。
演奏の方は、もう何も言うべきことはない。ツアー最終日になって、ふたりの息もピッタリであったし、ヴァイオリンとギターの対話するようなやり取りも、流れるようなリズム感で、さすがに一流の演奏家である。楽曲の編曲の関係で、ギターが伴奏にまわることが多かったため、村治さんの魅力が大きく発揮できなかったのが残念といえば残念だった。やはりソロの曲をプログラムに入れた方が盛り上がったような気がする。
終演後には恒例のサイン会があったが、写真と握手がNGというのも従前通り。あっという間に長蛇の列ができてしまったので、今回はサイン会は諦めざるを得なかった。何しろフィリアホールは遠く、片道2時間もかかるものだから…。
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