Bravo! オペラ & クラシック音楽

オペラとクラシック音楽に関する肩の凝らない芸術的な鑑賞の記録

2/20(水)東京フィル/オペラシティ定期/チョン・ミョンフンのマーラー交響曲第9番/聴くのは2度目でも感動は新たに

2019年02月20日 23時00分00秒 | クラシックコンサート
東京フィルハーモニー交響楽団 第123回 東京オペラシティ定期シリーズ

2019年2月20日(水)19:00〜 サントリーホール A席 1階 1列 17番 5,355円(定期会員)
指 揮:チョン・ミョンフン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:三浦章宏
【曲目】
マーラー:交響曲 第9番 ニ長調

 東京フィルハーモニー交響楽団の「第123回 東京オペラシティ定期シリーズ」を聴く。5日前の2月15日にあった「サントリー定期シリーズ」での演奏が素晴らしく感動的であったので、まったく同じプログラムでありながらもう一度聴きたいと思ったのである。
 会場が幅の狭い東京オペラシティコンサートホールに変わった分だけ、音の密集度が高く音圧が大きく感じられた。両ホールでほぼ同じ指揮者の真後ろの最前列の席で聴いているので、響き方の違いだけでなく音圧の違いもよく分かった。
 演奏自体はより緻密に、そして大胆に歌うようになっていた。チョン・ミョンフンさんの音楽作りは、抜群のリズム感をベースに、しなやかに変化するテンポで旋律を歌わせる。速いテンポの楽章ではキレ味鋭く音を立ち上げ、ダイナミックレンジの広い、推進力の強い演奏をする。緩徐楽章ではオーケストラをしなやかにコントロールして、まさに歌うようなフレージングで音楽を描き出す。美しいが深い悲しみを秘めたマーラーの世界観が、東京フィルの濃厚な色彩感でありながら透明性の高いサウンドで生み出されてくる。チョン・ミョンフンさんの指揮は本当に聴く者を納得させるチカラを持っている。何しろ、マーラーが苦手な私を、マーラーの演奏だけで2度にわたって感動させたのだ。

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