イネ科 ヨシ属 ヨシ
北海道から本州、四国、九州に分布する多年草、河川や湖沼の水際に群生する。
地中に長く地下茎をのばして繁殖します。地上の茎は高さ２メートルから３メートルにのびます。
葉は互生、細長く先がとがり幅２センチから３センチ長さは３０センチから５０センチ、葉の付け根は葉鞘となって茎を巻きます。
今の時期は茎の先端が花枝となって枝分かれして多数の花がさきます。
花枝に互生して花がさきます、稲のなかまなので花弁は無く、顎がひらいて雄しべ３本と雌しべの柱頭があります。
イネ科は風媒花なので高いところで花をさかせます。また、種子が熟すと綿毛の付いた種子を飛ばすのに高いほうがよいようです。
地上の茎は冬に枯れます。茎を利用して日除けの葦簾が作られました。
名前は「アシ」が本名だそうです。「豊葦原瑞穂の国」という日本の古名でも「アシ」とよばれていました。
アシは悪しきことに通ずるので、反対の「良し」にしたそうです。
