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読書感想「東京大洪水」

2016年12月17日 11時46分09秒 | 乱読本感想
「東京大洪水」
高嶋 哲夫, 西上 心太
集英社 2010年7月16日

2011年02月25日 13:29
★5
結局、私はこういうのが好きなんだと思う。
高嶋哲夫の自然災害パニック小説3部作を3作とも楽しく読んだ。

楽しいと言う表現はちょっといけないかもしれないが、自然の脅威に立ち向かう人々の行動は読んでいて痛快。

楽しく痛快・・・私が災害を喜んでいるのかと言えば、そんなことは無い。

当然怖いと感じ、自然に畏怖を感じながら読んでいる。

今回のお題は台風。

私はかつて台風の被害に2度遭っている。
風に屋根が飛ばされたことも、床下浸水も経験した。
その時に感じたのは自然の力のあまりにも大きいことと人間の無力なこと。

だからこそ、よりリアルに感じられた今回の作品。

解説の方が書いている。
1級のエンターテインメントであると同時に日本人にとっての必読の啓蒙書でもあると。
まさに、その通り。

エンターテインメントの部分で楽しみ、啓蒙の部分で災害時の心構えを再確認した。

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