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希望の党合流民進党候補の当選は難しい 植草一秀

2017-10-03 23:51:51 | 歴史
★希望の党合流民進党候補の当選は難しいー(植草一秀氏) (ムサシがなければあたりまえですが)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sq7pp2



9月29日に実施されたオールジャパン平和と共生主催

「9.29衆院総選挙院内緊急総決起集会

の全篇動画が公開された。

(全編)オールジャパン【平和と共生 】
9.29衆院総選挙院内緊急総決起集会

https://goo.gl/Qm13iT

講師が使用されたパワーポイント資料も画像に鮮明に挿入していただいているので、

ぜひじっくりとご高覧賜りたい。

https://goo.gl/8Th6sY


また、オールジャパン平和と共生のHPに今回集会の報告を掲載したので

ご高覧賜りたい。

https://www.alljapan25.com/2017/10/02/1882/

執筆はオールジャパン平和と共生運営委員の高橋清隆氏。

http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1939212.html

オールジャパン平和と共生では、衆院総選挙に対して

政策を基軸に

党派の壁を超えて

主権者主導で

一選挙区一候補者

を絞り込み、この候補者を全面的に支援する方針を確認した。


基軸となる政策とは

戦争法廃止・日本を「戦争をする国」に改変する憲法改定阻止

原発稼働阻止

消費税増税凍結・減税・廃止

である。

この三つの政策について、「安倍政治を許さない!」と考える主権者が求める

政策公約を明示する候補者を一選挙区にただ一人選定して、

この候補者を全面支援するものである。

これまで、野党共闘が煮え切らぬものになってきた最大の理由は、

民進党の「鵺(ぬえ)」体質にあった。

民進党のなかに二つの政党が同居し、

その鵺のような存在の民進党が野党第一党の位置にいたために、

野党共闘が極めて不明確なものになっていた。

このことは民進党の代表選でも明確になっていた。

上記の三つの主要政策テーマについて、

前原氏は

戦争法制容認、原発稼働容認、消費税増税推進

共産党との共闘にも否定的

なスタンスを示していた。

これに対して枝野氏は、

戦争法制否定、原発稼働抑制、消費税増税凍結

共産党との共闘に積極的

なスタンスを示していた。


こうした現実が存在するなかで、

私はかねてより、民進党の分離、分割、解体が必要不可欠であることを訴えてきた。

今回、小池百合子氏が民進党との合流に際して、

小池氏の本性と言える牙を剥き出しにしたことで民進党の分離・分割が

実現することになった。

小池百合子氏は日本を支配する勢力と深く結びついていると考えられる。

この支配勢力の狙いは、日本の政治体制を自公と第二自公による

二大政党体制に移行させることだ。


今回、民進党が分離し、民進党の革新勢力が共産党や社民党などとの共闘体制を

構築することになることは、大きな誤算であると考えられる。

しかし、「平和と共生」の政治実現を目指す私たち主権者勢力にとっては、

極めて望ましい図式が構築される見通しが強まっている。

希望の党に合流する民進党候補者の大多数は、

主権者から厳しい審判を受けて落選することになるだろう。



総選挙の図式は、自公と第二自公の保保勢力と自公に対峙する革新勢力による

「三つ巴」の構図になる。

このとき、自公と第二自公は票を食い合う関係になる。

それぞれの選挙区で、安倍自公に対峙する革新勢力の候補者が

ただ一人に絞り込まれれば、この候補者が勝利する可能性は急上昇する。


小池国政新党は安倍自公と憲法改悪で連携すると考えられる。

したがって、安倍政治に対峙する革新勢力が、

この総選挙で最低でも衆議院3分の1を占有することが極めて重要になる。

戦争法廃止、原発稼働ゼロ、消費税凍結・減税の公約を明示して、

この総選挙で革新共闘勢力が必ず勝利しなければならない。


民進党が分離、解体され、自公勢力と反自公勢力に割れることは、

日本支配勢力にとっての最大の誤算である。

これによって、自公対峙勢力の結集が現実味を帯びる。

彼らの狙いは、日本の政治制度を自公と第二自公とによる二大政党体制に

移行させることである。

しかし、自公対峙勢力が結集すれば、必ず、この勢力が大きな勢力に成長を遂げる。

なぜならば、日本の主権者の多数が

自公対峙勢力

=「安倍政治を許さない!」と考える勢力

であるからだ。



これまでの野党連合では、野党第一党の民進党のなかに、

多数の「隠れ自公勢力」が潜んでいたため、

野党勢力の結集が極めて不明確な状況にならざるを得なかった。

民進党は「鵺(ぬえ)」であり、

この鵺の民進党が野党共闘のなかに居座っていたため、

明確な政策方針を示せずにいた。

しかし、民進党が「隠れ自公勢力」と「自公対峙勢力」とに分離されると、

この矛盾が解消される。

そして、民進党内の明確な自公対峙勢力が他の自公対峙勢力と

強固な共闘体制を構築することにより、

選挙で多数議席を獲得する展望が開けるのである。


小選挙区では、三つ巴の構図が構築される。

自公と第二自公と革新勢力とによる三つ巴の構図だ。

このとき、自公と第二自公は票を食い合う関係になる。

この選挙戦の図式で、民進党から小池国政新党に移行する候補者は

極めて厳しい選挙戦となるだろう。

なぜなら、民進党はこれまで戦争法制反対の方針を明示してきた政党なのである。

その政党に所属しながら、今回の総選挙に際して、

突然、戦争法制を容認する方針を明示して小池国政新党の公認を得るのである。


理念も哲学もない、ただ選挙に当選したいだけの、

自分ファーストの候補者であると、主権者から断じられることになるからだ。



民進党のなかには、もともとウルトラ右翼の議員も存在した。

これらの議員は小池国政新党がピッタリである。

これらの候補者は、その考えに賛同する国民の投票を得れば、

当選を獲得できるかもしれない。

しかし、これまで安保法制反対を訴えておきながら、

今回の選挙に際してその理念と哲学をあっさりと捨てて

希望の党に移籍して出馬する候補者には、主権者の厳しい審判が下されるだろう。


自公と同じ公約を示す候補であるなら、自公を支持する候補者は、

節操のない候補者よりも、

以前から同じ主張を示す自公の候補者を支援すると考えられるからだ。


民進党の候補者で生き残ることができるのは、

明確に反自公の政策公約を明示する者に限られることになるのではないか。


共産党、社民党、そして自由党と立憲民主党は強固な共闘体制を構築するべきである。

9.29衆院総選挙院内緊急総決起集会で、東京大学名誉教授の醍醐聰氏は

「「野党の背中を押す」運動以上に「意思表示する市民を広げる市民の運動」を」

と訴えた。

醍醐氏は「政党の離合集散に振り回されるような市民運動であってはならない」とも

強調された。

政治の主役は政党ではなく、主権者であるべきだ。

政党が主役で主権者が支援者になるのではく、

主権者が主役で主権者が政党を動かすかたちの市民運動が展開していかねばならない。


また、醍醐氏は「立憲主義」について、

「「立憲主義を取り戻す」と言うけれども、普通の一般市民の人が

「立憲主義を取り戻せ」と言われて、何のことだか分かりますか」

「自分たちは分かっていても、

受け取る側が分からないようなことを言っていていいんですか」

と述べた。

https://goo.gl/Qm13iT

(動画映像の58分00秒から58分25秒の部分)

今回、枝野氏は民進党の革新勢力を結集する政党名を

「立憲民主党」

と命名したが、一般市民目線でない命名であると言わざるを得ない。

小池新党が「希望の党」と来たのだから、

ここは「平和の党」と応じるべきであったと思う。

しかしながら、総選挙は目前に迫っている。

「安倍政治を許さない!」主権者と政治勢力が結集、

大同団結、連帯して、この総選挙を何としても勝ち抜かねばならない。




<細川元首相>「選別、こざかしい」小池氏を批判 10/3(火) 7:30配信 毎日新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171003-00000004-mai-pol


インタビューに答える細川元首相=東京都港区で2017年10月2日、太田康男撮影


 ◇前原代表について「名も実も魂も取られてしまうのでは…」

 細川護熙元首相は2日、毎日新聞のインタビューで、小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党について「(安倍政権を倒す)倒幕が始まるのかと思っていたら、応仁の乱みたいにぐちゃぐちゃになってきた。政権交代までいかなくとも、せめて自民党を大敗させて、安倍晋三首相の党総裁3選阻止まではいってもらわないと」と語った。小池氏が衆院選に立候補する可能性は「恐らくないだろう」とも述べた。

【インタビューに答える細川元首相】

 小池氏は日本新党結党以来、折に触れ、細川氏からアドバイスを受けてきた。希望の党の公認を巡り、リベラル勢力や首相経験者を選別することに「同志として小池氏を手助けしたいと考えてきたが、排除の論理を振り回し、戸惑っている。公認するのに踏み絵を踏ませるというのはなんともこざかしいやり方で『寛容な保守』の看板が泣く」と強く批判した。

 同じく日本新党出身の前原誠司民進党代表については「名を捨て実を取ると言ったが、状況をみていると、名も実も魂も取られてしまうのではないかと心配になる」と述べた。(引用注:取られてではなく最初から売っていただけ)



 さらに自身が日本新党を結成したことを振り返り「政権交代という大目標に立ち向かうときは怒濤(どとう)のように攻め立てなければ成功しない」と、候補者擁立などで混迷する「小池の乱」に苦言を呈した。ただ、「首相を目指すのであれば、保守やリベラルにこだわらず、器量の大きい人でいてもらいたい」と、門下生への思いやりもにじませた。【鈴木琢磨】


民進分裂「全て想定内」=前原氏【17衆院選】
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100301055&g=elc

希望の党の第1次公認候補が発表された後、取材に応じる民進党の前原誠司代表=3日午後、東京・永田町

 民進党の前原誠司代表は3日、枝野幸男元官房長官が立憲民主党を旗揚げし、結果的に民進党が希望の党と立憲民主党に分裂したことについて「全てが想定内だ。政権交代可能な状況をつくらないといけない。自分の判断は正しかったと思っている」と強調した。民進党本部で記者団に語った。

 前原氏は「枝野氏とは24年間、全て同じ党で過ごしてきた。初めて別れることになり、残念だ」とも述べた。

 希望の党が第1次公認候補を発表したことに関しては「大変良かった。しっかり二大政党制の一翼として、自公に対峙(たいじ)できる陣容を整えたい」と語った。 (2017/10/03-19:58)



立憲民主、合流相次ぐ 50人以上の見方も 2017/10/3 22:33
https://this.kiji.is/287938812252111969


新党「立憲民主党」の設立を届け出て、取材に答える長妻元厚労相=3日午前、東京都庁


 枝野幸男元官房長官が代表を務める立憲民主党は3日、東京都選挙管理委員会を通じて総務相に新党設立を届け、受理された。民進党からは、新たに辻元清美、近藤昭一両前衆院議員が参加を表明するなど、合流の動きが相次いだ。50人以上の候補者が擁立されるとの見方もある。枝野氏は市民団体との会合で「自分たちの声を代弁する政党がないと思い、結党した。安倍政権にストップをかけたい」と強調した。

 立憲民主党に加わった長妻昭元厚生労働相は「仲間を増やし、勝利を目指して前に進む」と都庁で記者団に述べた。共産党との選挙協力を進め、全国規模での擁立を目指す構えだ。


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果たして原発脱却はできるのか?