Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】 Vol.149 <番外編>今時珍しい光景

2008-08-29 | セダン蒐集癖。
クルマがいっぱい集う休日の遊園地、大型商業施設などなどだけでなく、
路行くクルマの多くが、ユーティリティを考えてミニバンに移行して久しい時代になりました。
ステーションワゴンでさえ風前の灯の時代なのです。


と言っている自分も、セダン収集癖というコーナーまでしていて、
セダンをルノー19・プジョー505・サーブ900と乗り継いでいるわりには
車庫の高さがあれば
エスパス、C4ピカソ、セニックなど、欲しいミニバンはいっぱいあります(汗

ミニバン、実は大好きなんです!(^^



ところで、そんなご時勢なのに、ウチの近所のとあるマンションの駐車場は
こんな風景になっています。




ハッチバックやステーションワゴンも混ざっていますが、
基本的にはすべてのクルマが「ボンネット付き」なのです。


さあ、奥から車種をあててください!










正解は、
奥から

現行シルフィ
マーク2ブリット
ジャガーXJ
フーガ
V50
A6アヴァント
先代A6
プリウス


ですね。

それにしてもミニバンが一台もないなんて、
なんだか今どき不思議な感じしませんか?
セダンも4台も入っていますし。


がんばれセダン!
いやほんと、セダンっていいんですよ。

...でもたしかにユーティリティもっと欲しいなあ(汗





>>お気づきになられた方いたら嬉しいです。
いよいよこのコーナーもこれで149回!


>>いよいよ次は150回。
50回はオプティ、100回はJ.フェリーでした!


>>むふふ、お楽しみに♪
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【セダン蒐集癖】 Vol.148 3ナンバー時代の最初を飾る名サルーン 初代ディアマンテ

2008-08-27 | セダン蒐集癖。
あれだけ売れたので、まだちょくちょく見かける初代ディアマンテです。




なんだかんだで、来年でデビュー20年です。
クルマってメカニズム的にはこの20年ですごく進んだのでしょうけど、
このディアマンテ、古さを感じないです。

20年前でも普通に使えますしね。

でも1989年の20年前...って言えば1969年。
1989年、すでに1969年製のクルマでは日常では使えなかったですよね。


閑話休題。


初代ディアマンテです。

1989年に第28回東京モーターショーに参考出品されて、
翌年に1990年にギャラン/エテルナΣハードトップの代わりにデビュー。
当時、それまで禁止税的な要素の高かった3ナンバー車の税金が排気量500cc
刻みでの課金に代わり、一気に3ナンバー車が普及した時代。
シーマ現象なんてのも懐かしいです。

ディアマンテは、このクラスにしては駆動方式が
FF、もしくは4WDというのもこの当時では珍しかったです。
しかもライバル車よりもちょっと割安感があり、
ボディは「3ナンバ専用(←これ大事)」、しかもマーク2などよりも若々しくスポーティ。
しかも三菱らしくハイテク満艦飾。
これで売れないはずもなく、3ナンバー市場に新しい風を巻き起こしました。


ie、正直ハイテクに頼るこの頃の三菱は好きじゃなかったんですよ...
だからこのクルマもそんなに興味なかったんですが
今見るとなかなかじゃないですかあ!



>>ディアマンテ・エスパーダってありましたよね。ランボかい!ってつっこみいれたかったw

>>逆スラントノーズ、ピラーの立ったビッグキャビン。ピラーレスHT。
こういう「サルーンらしい」たたずまいのクルマ、ほんとうに減りましたねえ。

>>後継!?ディアマンテの姿を彷彿とさせるコンセプトZT
これもなかなかっす。
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【セダン蒐集癖】 Vol.147 同じクルマなのに、なぜ?...3代目(先々代)インスパイア

2008-08-24 | セダン蒐集癖。
セダンを取り上げているこのコーナー、その性格上必然北米仕様の話も多く出てくるわけですが、
やはりホンダのクルマにはそれがつきもの。

先々代(3代目)インスパイア。
これも正直なところ、北米向けのクルマを日本でも売ってしまえ、くらいで
メインは海外市場という一台です。

何しろ、北米ではアキュラTL=オハイオ工場製。
で、日本仕様もオハイオ製なんですね。

ということで、北米仕様、アキュラTL。





これが、日本のインスパイア。





うーん。
いつも北米仕様を出すと必ず出る話で、「なぜ北米仕様はかっこいいのか」
ということになるわけですが...。

背景や光線状態っていうのは無しとしてw
このインスパイアに関してはやはりフロントナンバープレートの有無?
むむむ、それだけではないような気がしますねえ...。




>>初代、二代目までの縦置きエンジン+直5によるFRっぽいプロファイル+
サッシュレスHTというスタイルから、
このモデルは一般的な横置きV6になってしまいましたね。

>>とはいえ、エンブレムをアキュラに変えて
さりげなくアメリカン気取りたいもんです(^^;

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【セダン蒐集癖】 Vol.146 マツダデザインはファミリアにも!かっこいいぞ8代目ファミリア

2008-08-23 | セダン蒐集癖。

8代目ファミリアです。


って言われても、「8代目ってどれだw」ってことになりますよね。

ええと、キャッチコピーは「新方向ファミリア」。
って、もっと分かりませんw

ということなので
特徴的な「同僚」をあげれば大体わかるのですが、それは「NEO」。

そう、シトロエンC4みたいなしり上がりクーペ・ルックのハッチ「NEO」
があった時のファミリアです。

もうおわかりですね。

正解はコチラ。



前期型ですね


シンプルでありながら見飽きないバランスよいデザインは、
さすがにマツダ。
いまやもう出えないと思われる「明確な3ボックスボディ」。

それでここまでキレイにまとめているのはさすが。
このファミリアはバブル5チャンネル時代直後ともいえるデザインが
なおさら印象的です。


全長も4.3mちょっととコンパクト。

10代目ファミリアたるアクセラもかっこいいけど、
3ナンバー、4.5m近い長さで、だいぶ大きくなったなあと思います。


マツダばかり乗っていた実家でこれも使っていたのですが、
これまたいつもの感想と一緒で
「特に強く印象が残らないのだが、でも飽きるわけでもなく、
道具と割り切るだけではない趣味性や楽しさもある」
というマツダらしい一台でした。


特筆すべきはリアシートあしもとの驚異的な広さ。
今のアテンザなどより全然広いような気がします。
まっとうなデザインの3ボックスセダンだからこそ出来る技ですねえ。


>>後期モデルは「NEO」も普通の3drハッチになってしまい、
セダンともども意匠を大幅変更。
これはこれで悪くないんですが、初期顔のほうがデザインにマッチしていますよね。

>>あのルノーのルケモンがデザインしたっていうのは本当なのかな...
初代ラグナのリアランプに似てるんですよね。あ、MS-6にも。
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【てつどう】名鉄瀬戸線で線内専用車と吊り掛けサウンドに涙する

2008-08-17 | てつどう。
思いいれがあるわりには、このブログにあまり名鉄のネタが出てきませんね。


中学高校から通いつめた(ちょっとオオゲサ)名鉄。
路線延長が近鉄につぐ日本二位の民鉄でありながら、
路線の構成はローカル線が多く、
独特の世界観と設計、デザインを持つ「名鉄でしかありえない」ような車両のオンパレード。
併用軌道の鉄橋、600Vの路面電車、
それが郊外に乗り入れる先進の運転形態・インターバンでありながら
車両は大正時代の古株だったり、
昭和30年代中葉から延々と使われてきたパノラマカーがあったり、
連続した固定窓+カーテン、転換クロスシートなのに一般車が多かったり、など
その独自性をあげればきりが無い、魅力に溢れた鉄道なのです。


今は亡き犬山の併用軌道を、派手に車体を揺らしながらゆっくりと走る7000系パノラマカー。ねこさわくんのボビンBXとともに。


最近は車両も画一化して面白みがなくなってきましたが、
そんな中、まだまだ名鉄ここにあり、って言う路線が「瀬戸線」。

名古屋本線などの系統とは完全に独立しているゆえか、車両の更新なども
ワンテンポ遅れていて、ここにはものすごいものがまだ、走っています。


先日大阪・名古屋出張の折りに、わずかな時間を割いて
行ってきました。瀬戸線。

何が「すごい」かというと、地方民鉄でさえ乗れなくなりつつある
「吊り掛け電車(旧性能電車ともいわれ、
発車時にンガアアアってすごい音のする昔の電車)」がまとまって
4両編成×6本も残っていることです。

最後まで残った吊り掛け王国・東武の吊り掛け車が全滅した現在、
しかも東京・大阪に次ぐ大都市名古屋で、しかもその中心部「栄」に、
吊り掛け電車が走っていることがすごいのです。



栄についたら運がいいことに早速吊り掛け車が待っていました。
栄からしばらく地下なので、轟音鳴らすモータといかにも古い揺れかたをする
FS40台車に揺られてやってきたのは喜多山。
今回は時間もないので、かつて車庫があったこの駅で折り返し。



瀬戸線専用6750系(一次車)。6650系と呼ばれることもあります。
車体は新し目ですが、走り装置は昭和20年後半の代物です。


しばらく喜多山の駅で電車ウォッチ。


次の下りは、これまた瀬戸線専用、昭和53年からその姿をほぼ変えずに走り続けている6600系。こちらは新性能車。本線系統の6000系の瀬戸線版です。
ずらり並んだクーラーいかにも昔の名鉄。いいねえ♪



喜多山駅構外に置いてあった6750系二次車。
これも新しそうに見えますが(それでも20年以上はたっている)
足回りは旧来品。昭和20年代後半に登場の3850系、3900系のものを再利用しています。



置いてあった6750系Mcが履いていた今や貴重なゲルリッツ式台車、FS107。
これ1台で7t。重すぎw


>>喜多山からの帰りは、6750系を待って栄へ。急行だったのでそこそこ飛ばしてくれました。

>>実はこの瀬戸線も、ついに新型車が導入決定し、
すでに4000系なるステンレス車が試運転を行っています。

>>喜多山にあった瀬戸瀬m唯一の車庫がなくなった代わりに
新しく尾張旭に出来た車庫は
なんと「塗装」する設備がないそうなので、瀬戸線にいる電車は今後
必然的に「ステンレス」などの色を塗らない電車にせざるを得ません。

>>となると、古い足回りを持つ6750系は当然淘汰されるでしょうし、
鋼製+色塗りの6600系、一部瀬戸線にある6000系などもなくなっていくはずです
(6000系は本線系統に転属するようです)。

>>まだしばらくは...と思っていると所帯数の少ない瀬戸線のこと、
すぐに4000系になってしまうでしょう。
次いつ来られるかわからない...なのでieは
短い時間ですがしっかり堪能してきました!



>>ちなみに瀬戸線用6000系も載せておきますね。

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【セダン蒐集癖】 Vol.145 初代とは志が違えど好きな車 プリメーラP12 (三代目)

2008-08-15 | セダン蒐集癖。


後期モデル。ちなみに欧州ではこの後期顔にはならなかったんですな

ということで、P12プリメーラです。


これ、好きなんですよ。

初代・二代目が持っていたプリメーラの潔さ、小ささ、
スポーツセダンであるというコンセプトからはだいぶ外れてしまって、
しかもセダン・ステーションワゴンの縮小時期にあたってしまって
正直なところ日本では売れず、2005年には販売が終わっちゃったプリメーラ三代目。



だけど、このデザインはいい。

これがプリメーラか、といわれればそれは「?」なのですけども、
センターメーター、日本車らしからぬ内外装のシャープでモダンな造形は
今見ても少しも古くないです。


でも個人的には5ドアを入れるべきだったと思います、
初代・二代目みたいに「UK」として。
欧風5ドア車としての「キレっぷり(日本ではまず発売しないだろうという)」が
すごいんで、P11・P12以上に「欧州製造に乗ってるんだ!」感があって、
人気が出たのでは?と思っちゃう。


その姿、とくとご覧あれ....






か、かっこえええええ


>>こう見ると、P12はまず5ドアありきでデザインされたのかなあ、なんて思いますよね。

>>プリメーラは「買ってもいい」かなっていつも考えてしまいます(汗

>>ということで恒例の価格チェック...
したらP12、中古車では人気があるのか極端に安いものがなく
ロワーで70万、メインが80~100万。安いといえば安いんだけど...。

>>ちなみに欧州でも販売が終了したそうな。後継モデルはないの?
え?キャシュカイ?
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【セダン蒐集癖】 Vol.144 トップ・オブ・トヨタの重厚さ 現行クラウン・マジェスタ

2008-08-14 | セダン蒐集癖。


現行型クラウン・マジェスタです。

セルシオ、レクサスLSが民生向け(?)トヨタの旗艦になってしまい、クラウンはその地位を失いました。

そんなクラウンとセルシオの間を埋める車種として、マジェスタは用意されたのですが、
いまやセルシオが「LS」になって「レクサス」ブランドへ移行すてしまったので、
トヨタブランドの頂点はこのマジェスタが担うことになりました。


ちなみに、マジェスタ、なんともう4代目。
思い出せますか、全部のカタチ...


まあ、それはさておき、ゼロクラウン世代のこのマジェスタ、
ieは結構好きです。

重厚さという意味では、高級車っぽいですし、
マジェスタ伝統(とはいえ2代目から)の縦型リアランプもいいですね。
サイドビューも正統派のセダン・スタイル。


バランスがええではないですか

どうなんでしょうね、クラウンが新しくなったので、マジェスタも後を追うのでしょうか。
新しいクラウンの煩雑な(きわめて煩雑な!←怒りに近いw)
ディティールとバランスの悪いプロポーションを貰い受けちゃうのでしょうかねえ。


>>好きです、といいつつ、誰にもこのクルマはいいんではないですか、と
薦めにくい一台ではありますね...ユーザー層が見えないんです。
やっぱりショーファー用なのかしら。
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【セダン蒐集癖】 Vol.143 理想のコンパクト・スポーツサルーンの鑑 BMW3er(E46)

2008-08-14 | セダン蒐集癖。



3シリーズが現行型のE90 になるにあたって、
たしかにクリス・バングルの彫刻刀でデザインしたようなデザインは魅力的ですが、
そのひとつ前、E46はそのさらに前身のE36の良さとE90の派手さの影に隠れ
あまり注目されないような気がします。

後期モデルはちょっとバングル風味になるのですが、
シンプルでモダーンなデザインを信条としていたころのBMWらしさが残る前期顔ともなれば、
その良さは引き立っているのではないかと個人的には思ったりします。


エンジンはL6ももちろん捨てがたいですけど、ieは318でいいです。
ホイルキャップ、黒モール。ああ、シンプル。
適度なボディサイズ、広い車内。
後輪駆動を語るプロファイル。

E36ももちろん魅力的ですけど、さすがに古い
(C900に乗ってるieが言うのも変だが)。
現実的に安い額で完成度の高い【実用的な】BMWを買うとなると、
このE46ってすごくいい選択ではないでしょうか。


>>ということで、買ったら飽きずに乗れるのかなあ、って思う1台です。
100万切っているモデルも出ているし、いいなあ。
...か、買ったりしないんだから!(爆
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【セダン蒐集癖】 Vol.142 日常的ストレッチ・リムジン? Y31セドリック ブロアムL

2008-08-10 | セダン蒐集癖。
日本車で、俗に言う「リムジン(ストレッチ・リムジン)」
が設定されている車種はあまりなく、
最初からメーカーが「ロングホイールベース版」として用意している程度
(レクサスLSなど)なのではないでしょうか?


実は、現役でまだ作られているY31セドリックセダンにも、そんなのがあったんですよ。
1989年に追加された「ブロアムL」がそれ。
セダンのY31のロングホイールベース版です。
ホイールベースを150ミリ伸ばし、すべて後席にあてています。
デザイン的にもおかしくなっていないし、威風堂々な感じがステキ。

でもリムジン、というほどでもないし、まあ日常的リムジンという
感じでしょうか?



ややこしいことにY31のリムジンには、「ロイヤルリムジン」なるものも別にある


タクシー屋さんのサービスカーらしいのですが、それがブロアムLとは。

それにしてもブロアムLっていつまで作られていたのかまったくわかりません...。



>>一応、ノーマル※の?Y31セダンはこのコーナーには登場済み♪
→今気がついたらモアイさんとサボさんに返事してない(汗

※でもタクあがりってのは...ノーマルじゃないよなあ(汗
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【プジョーな話】207styleが気になる。

2008-08-09 | プジョーな話。
ieがこれまで持ってきた車の中で、唯一新車で買ったのが、プジョー206XTでした。

買ったこまかいいきさつはリンク先を読んでいただければと思うのですが(汗)、
206は結果として3年間、まったくトラブルも無く役目を全うしてくれたのでした。


ですので、後継の207のことはやはり気にはなっていたのでした。

でも、正直なところ「ロワグレード」マニアのie、自分が乗っていた「XT」のような
廉価仕様がラインされていないことにちょっと不満があったのですが、
さあ、いよいよ来ました、来ましたよ。
207 Style 登場しましたよ!



ブラックモールディングキターーーー

これまでの207シリーズ、顔が派手な「上級仕様」しかなかったのですが、
この顔が本来の?「207」の顔です。

あの派手顔も、見慣れてくるとかなり気になるかっこよさなのですが、
個人的にはこのおとなしい顔のほうがいいなあ。
何よりもヒゲみたいに付いた黒モールがねえ、たまらないですよねえ。


206に比べたら207は全体的に質感の底上げは相当なもので、
それでいて装備は必要最小限(現代の水準において)な207。
これこそフランス大衆車!ってところを感じますねー。いいですねー。


てなわけで、すんごく気になります。


>>シートはどうなんだろう...他の207シリーズを乗ったぶんには
過不足はないんだけど、これに関してはPSAよりもルノーのほうが
カラダには合うんですよね...これがまた。
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【セダン蒐集癖】 Vol.141 トヨタ職人技術の粋 トヨタ・オリジン

2008-08-06 | セダン蒐集癖。



ということで、トヨタ・オリジンです。

2000年に、トヨタの自動車生産累計1億台記念で「1000台限定」で発売された、
プログレをベースにしたカスタムモデルです。
初代クラウンRS型のイメージに(無理やり)近づけているのが特徴。

トヨタの職人技術の粋を集めんと言わんばかりに、
国宝車(汗)センチュリーの生産ラインの熟練スタッフが製造を担当したそうな。
なんとボディパネルは外観の元となった初代クラウンのような分割成形、
それ以外にもパネルの継ぎ目を消したり、と手作り。まさに職人の技が炸裂。
匠カー。
塗装にいたっては手磨きの水研ぎ全面研磨。センチュリーも真っ青です。


内装はさすがに基本部品こそプログレのままだけど、
「手を掛けられる」本革などの素材は高級素材、
「技術が出せる」縫製などは特別な縫い方だったそうな。



>>でもまあ...手は掛かっているけど、なんでまあヘリテイジ・デザインなんでしょうねえ。
リアから見たら結構いいんですが、前から見ると無理やり感がちょっと...。

>>プログレが350万だったところが、オリジンは700万もしたそうです。
でもまあ...ドアもわざわざ観音開きだし(マジ)、
ほんとトヨタでしか作れない「壮大な高級パイクカー」って感じ...。



ね?ほんとに観音開き。あ、ちょっと欲しいかも...(汗



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【セダン蒐集癖】 Vol.140 走る実験室? ウイングターボの初代レジェンド

2008-08-05 | セダン蒐集癖。

さかのぼること1985年。
シビックはワンダーのころ。
ホンダとブリティッシュ・レイランド (BL) の共同開発で登場したのが、
ホンダ初のV6エンジン搭載・大型高級車として登場したのがレジェンドです。


携帯の夜間撮影ではこれが精一杯だわ

BLでは「ローバー・825/820」と称される兄弟車が持つ、
日本人のもつステレオタイプなダンツー調の車内とは違う「上質」さが、
クラウン・セドグロといった「ザ・日本の高級車」市場に新鮮な風を吹き込みました。


これがローバー800シリーズ。うーん、ブリティッシュネス。



基本的にはこの右ハンドル版がレジェンド。スイッチ、メーターなどはホンダのもの。



エンジンは、当初はV6・SOHC 24Vの2Lと2.5Lだったのですが、途中から2.5は2.7に拡大されました。
余談ながら横置きエンジンにもかかわらず等長エキマニ。ホンダのエンジンだなあ。

そして何よりのトピックは、1988年のマイチェンで追加された
「ウィングターボ」を搭載した車種(Ti)が追加されたことです
(これにより、エンジンはV6 2L NA、2Lターボ、2.7L NAとなった)。


ウイングターボのメカニズムは、
ターボのタービンブレードの周囲の固定ウイングに、さらに4枚の可変ウイングをそれぞれ設け、
PGM-F1などが運転状況に応じて可変ウイングの角度を微細に変化させる仕組み。
排気の流量が不足する低回転域でウイングを調整して排気の勢いを増やし、
ターボ作動を低回転でも作動させられるようにしたもの、といえば分かりやすいでしょうか。

ieはこの可変タービンブレードのメカニズムが
どのようにF1などで使われていたのか、
もしくはそうではなかったのか知らないのですが、
当時は今以上にF1を「走る実験室」と呼んでいて、初代レジェンドなどには
その「ホンダイズム」を感じていたりしたものです...。
1.5Lで1000馬力を出したターボ時代のF1の頃の車ですからね、
ホンダ・ターボには、なんだかニンマリしてしまうieなのです
(その点ではルノー・ターボもそうですね!!!)。



>>ちなみに初代レジェンド、日本初のSRSエアバッグ搭載車だったり、
世界初のFF車用トラクションコントロール搭載だったりします。

>>今見てもクリーンなボディデザイン。後期型の大きな日本専用グリルは
当初の「高級車だからといってグリルはいらんのだ」という気概が消えて残念ですが...。
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【くるま】菱形マークで大変身???

2008-08-02 | くるま。
トラックバスも大好きなieです。

日産の1~3tクラスのトラックに、アトラスがあります。
ちなみに、いまは2t以上のアトラスはいすゞエルフのOEMになっている
(アトラスH43)ので、
日産のオリジナルアトラスは小さいサイズの「アトラスF24」がそれにあたります。

それはそうと、この新しいアトラス(F24)。
去年だかにフルモデルチェンジして出たばかりなのですが、
これがなんだかまあ、「いまいち」。



顔とドアのデザインのつながりがまったくないような...


なんだかもうアジアンデザインというか、
煩雑と言うか、奇をてらったら失敗しました、というか...。




ところが。

このアトラスF24、実はルノー日産アライアンスの一環で
ルノーブランドで販売されているのです!

その名も。
「ルノー・マクシティ(Maxity)」




ホイルやバンパーが違うからだけなのか、
色の問題なのか、それとも菱形マジックなのか、
ルノーブランドになるとこうなる!!!






アトラスは狭幅でマクシティは広いからかっこよく見える、だけではなさそうですな





(判官びいきまるだしで)
か、かっこいいじゃん(*^ ^*





>>さすがルノーデザイン???
ミラーのデザインもいい。ヘッドライトもギラギラしてないし、
窓下部をブラックアウトしたり荷台下も黒で統一したり、と
ちょっとした小技で「アジアン」さを打ち消していますねえ。
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【セダン蒐集癖】 Vol.139 クーペみたいなボルボセダン 先代ボルボS60

2008-08-01 | セダン蒐集癖。

このコーナーでもボルボはちょくちょく出てきていますが、
おしなべて印象は「昔の四角いほうがいい」といったものです。

正直言えば、確かにそう。


だけど、実は、3桁数字の車名を捨てたあとの路線も
さすがにこのごろ素直に「いいな」って思うようになってきました。
とくに、S60は、セダンとして不真面目なパッケージのような気もしますが、
単純に最近「いいな」と思う1台です。


いくらなんでもリアのヘッドルームは無さ杉に見えるんだが


S60は、系譜的に言うとFFで登場した850シリーズが進化した「V70/S70」の
フルチェンジ版です。
新しくなるにあたりセダンはS60、ワゴンはV70に名前がわかれた、というわけ。

その際、旧来の箱型だった850→S70に比べて驚くほどスタイリッシュなのですが、
メルセデスのCクラスやBMW3シリーズなどの強敵が存在する「Dセグメント」
に向けて開発されただけあって、性格的には「スポーティ」を押し出した。
デザインもクーペのようなデザインになったのでした。


基本的には850以来の直5横置きのFF、という萌えなスペックはそのままで、
それまでのボルボらしい実用性と安全性にこのルックス、
さらには素晴らしいハンドリングまで得ていて、しかも
決してキャラが尖らず、子供っぽくならず、北欧家具のような温かみと
人への優しさがある...となれば、このS60、なかなか狙い目なのでは、
なんて思うieなのでした。


>>ああ、やっぱり欧州車は黒モールだ!
新しいS60からはついに失われてしまいましたものね。

>>うーん、これでAWDだったらもう...言うことないな。
って調べたら、安い...100万以下があるじゃん。
はうあ、いいんじゃないか、これ!?
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