Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【消えていった商用車】番外編 新しいタウンエースに激萌え

2008-06-20 | 消えていった商用車
シリーズものを企画して途中でやめてしまう悪癖のあるieですが、
長らく止めてしまっている【消えていった商用車】シリーズ、
実はもちろん書きたくて仕方がありません...(涙

で、今日はとりあえず「番外編」と称して、最近の「激しく萌えた」商用車をぜひ紹介させてくらさい。


それが、今年の初頭に新型になった「タウンエース・ライトエース」。

タウンエース(ノア)、ライトエース(ノア)が先代より
FF化し、さらに名称もペットネームの「ノア」になってしまいました。

そんな中、商用としてのみその名を旧世代ボディで残していた両車のモデルチェンジは、
ノアとその兄弟車であるボクシーとは何の関係も無く、
いやその前のタウンエース・ライトエースとも
何の血縁もない設計で登場しました。


それが、これ...




おいおい、やばいぞ、これはかっこいいぞ(涙
アジアのにおいがするぞ(号泣


サイズは、もとから小ぶりだったこれまでのタウンエース・ライトエースよりも
さらに小さくなって、長さはなんと4mちょっとしかない(バン)!


なぜ、こんなサイズに?


答えは、これ。



ダイハツ グランマックス(って、誰も知らないか)。

インドネシアのダイハツ生産拠点、アストラ・ダイハツ・モーターで生産される
ハイゼットの後継車、「グランマックス」の日本向けモデルなんです。

実質ダイハツの設計開発(トヨタもかかわっているとは思うが)なので、
トヨタ車でありながら形式は「S202」と、完全にダイハツ流なのもそのためです。
ちなみにエンジンもダイハツ開発の3SZ型。
まあ、これはトヨタのほかのクルマにも多く搭載されていますが。


え?何が<萌え>なのかわからない?

うーん、それはですね、このサイズなんです。
それまでのタウンエースバンなどは4.5m程度で、それなりに大きかった。
でも、これは前述の通りこのご時勢になんともはや、コンパクト。


で、ieはこのクルマを見た瞬間に、これは「現代のミニエースだ!」って思いました。


ミニエースは3.6mしかないけんど

ミニエースはライトエースの前身モデルで、
パブリカのフラットツインを搭載していた商用車です。
実際にも、ライトエースはミニエースの後継車的な存在でしたし。

なんというか、この小ささがあの当時の商用車をすごく彷彿とさせるんですよね...。
萌えるおれは異常なんだろうか(汗



>>本来タウンエースとライトエースの関係は、
ライトエースはパブリカバンでもあるミニエースの後継で、
そのタウンエースはその上級版といった位置づけでした。
ですので、しばらくはライトエースは明らかにボディが小ぶりで
明らかに差別化がされていたのですが、ノアのときから同じ車種になったのでした。

>>あの当時の商用車、というのは
ミニエース、日産ならキャブライト、キャブスター、チェリーキャブ/サニーキャブ
マツダならボンゴ、などといった4m未満くらいの商用車...どれも懐かしいなあ。

>>そうそう、ちなみに新しいタウンエース・ライトエースは、むろんFRですぜ...
これも萌え萌えなんだなあ。
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消えていった商用車~第8回~トヨタ編

2006-11-03 | 消えていった商用車
すっかり間があいてしまいました...。
このコーナー忘れていたわけではないので、まだ続きます。宜しくお願いいたします(^^


で、いよいよ今回は日本の巨人・「トヨタ」です。


●マスターライン


相変わらず何にでも商用車が設定されていた(笑)時代。
クラウンの商用仕様、マスターラインにはなんとトラックまで
用意されてました。エンジンはなんと直6!そう、あのM型です。豪華です。

続いてトラックを。

●スタウト


見事なクラシックスタイル。ちなみに、このスタウトという名前、
1980年代にもハイラックスの兄弟車として見ることが出来ました。


●トヨエース


すんごい懐かしい。それにしてもなかなかのグッド・デザイン。
どうでもいいことなのですが、なぜか僕は子供の頃このクルマを
「高島忠夫」って呼んでました。イェ~♪


ちょっと年代が新しくなります。

●ライトバン・1975年



パブリカ、それとあまりサイズの変わらない20系カローラ、
それとなぜか併売の当時の現役・30系カローラ、コロナ、コロナ・マーク2、
クラウン...
って、車種多すぎですから(爆
それにしても2ドアのバン、懐かしいですね。
ちなみにコロナとマーク2のエンジンは16Rです。
1BOXバンも、懐かしい!
さすがに最近絶滅しちゃったライトエース。
そして、トミカの印象が強いハイエース。
そして、ダイナ。このトラック版は、なんでかバキュームカーに多かったように思う
んですが(爆




●ハイラックス2態。



下のハイラックス(写真はスタウト)は良く覚えているんですが、
上のカタチはあんまり記憶に無いんですよね。なんでだろ。



●ライトバン・1980


写真小さくてゴメンナサイ。
この頃も相変わらず車種が多いですね^^;
初代スターレットのバンは今見てもなかなかいい!
このサイズ感、魅力的です。
いまでいうヴィッツにバンやワゴンがあるような感じですね。
70系カローラ、そしてコロナ・カリーナ、マーク2,クラウン。
バンもフ、フルライン(爆
それと、いくら販売社仕向けとはいえ、コロナとカリーナの作り分けしてるのは
面白いですね。



>>ちなみにトヨタは現在トラックを製造してないんですが、
かつては、自社で製造してました。

これもトミカの印象大。なおこの写真のものはボンネットですが、
キャブオーバーもちゃんとありました。ただ、このクラス(4~6t)以上は
作っていませんでした。

>>ついでにトヨタは、バスも自製で出してました。
ですが昭和40年代中盤には撤退してしまったようです。

コメント (9)
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消えていった商用車~第8回~日産編

2006-06-14 | 消えていった商用車
お待たせしました^^;
だんだん間隔が開いてきていますね...すみません。


今回はいよいよビッグネーム、日産でいってみましょ。
ごひいき...というわけではないのですが、
ちょっと今回は67年・75年・80年のガイドからひっぱってきたので
写真多めです^^


まずは1967年のガイドブックから。
●ダットサン キャブライト1150

これまた今でも通用しそうなセミボンネットタイプ。かっこいいですね。
しかし...ウルトラQに出てきたチルソニア星人(セミ人間)にそっくりだ...
なお、このクルマが日本で最初にスライド式サイドドアを採用したことは
あまり知られていません。


●キャブオール

トミカですねえ...このカタチで思い出すのは。
随分古い年式なのですが、古さを余り感じませんね。


●ダットサントラック1300

ダットサンといえばブルーバード。
むかしのダッツントラックは、ブルーバードのまんまだったんですね。
ピニンファリーナデザインのトラックですね(ただし前半分w


続いて1975年のガイドブックから!
●210サニーバン1200/710バイオレットバン1400

なじみが出てくるクルマ達です...
バイオレットバンはあまり売れなかっただろうなあ...
なおサニーのエンジンは勿論名機A12(OHV)ですが、
バイオレットはL14(OHC)です。


●F10チェリーFII バン/C20チェリーキャブ ライトバン

なんでまたチェリーにまでバンが...もうほんと、バンのオールレンジ攻撃ですw
先ほどのバイオレットがOHCなのに、
当時の先進・FFであるチェリーはなぜかOHVでした。変なの。
そして、ああ、このチェリーキャブ懐かしいですね。
弱々しいデザインが大好きでした。ボディも4m未満なら、エンジンも1000cc!ちっこい!


●610ブルーバードU バン1600/E20キャラバン ライトバン

それにしても車格が違うとはいえ、バンをここまで作り分ける必要があるのかどうか...(^^;
現代ならバイオレットバンと併合してるでしょう、
ブルーバードUって名前が懐かしいですね...
そしてキャラバン。キャラバンって言ったらこれ!って感じします。
グッドデザイン。リアランプの形状が好きでした。


●スカイライン バン1600

ええ、わかっているんです。スカイラインにバンがあったことも。
でも、何度でも言わせて下さい、なんでこんなにバンの車種が多いんでしょう(爆
それはさておき、すごくかっこいいと思いませんか、このケンメリバン。
欲しいくらいです。


●620ダットサン ピックアップ1500

ダッツンでも思い出深い620。というのも、なぜか一時期トラックが家にあったから...
このピックアップ懐かしいですね。あのころはよく見かけた記憶あります。
これも今見てもすんごくかっこいい。


で、1980年。
●N11パルサーバン/C121チェリーバネット/310サニーバン

写真、もうまとめ撮りです...すみません^^;
ああ、あったあったパルサーバン!自分でも忘れてました。ちょっと長いハッチバック的で
なかなかいいですねえ。310サニーはもうコメント付けるまでもないでしょう。名車です。
メッキバリバリのバンパーがクールです。いいなあ。
このバネットは、まだたまに走っていますね。


●A11バイオレットバン・オースターバン/910ブルーバードバン

くどいようですが、販売店の都合とはいえ、オースターとバイオレットを用意してるあたり、
律儀な時代ですねえ...910ブルといえば沢田研二ですね(古


●キャブオール/キャブスター

うあー懐かしい。とくにキャブスター、これはもうほとんど見かけませんね...
なんか当時から陰が薄かったような。
ちなみに律儀に兄弟車がそれぞれ用意されていて、それぞれクリッパー、ホーマー
という名前でした。
もう、ほんと車種多すぎだヨ!



>>ふう、疲れた。あ、スカイライン・ジャパンのバンとか、セドグロのバンも
載せたかったなあ。

>>あ、キャブオールの兄弟車、まだありますねえ。
その名も「バイソン」、すごい名前ですw




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消えていった商用車~第7回~スバル編

2006-04-27 | 消えていった商用車
すっかりツキイチになってしまいましたが、
書いている本人が楽しんでいるのでまだまだ続きますよ(^^


で、今回はスバル。
個人的にも大好きなメーカーです。
昔から、やってることがひと味違う!


スバルと言えば僕はまずこれを思い出します。

●サンバー


まずご登場願うのは、
先日買ったミニカー・トミカリミテッドヴィンテージの「猪木サンバー」こと
初代サンバーの実車。1961年登場。
スバル360のコンポーネンツを用いたこのクルマは、
すなわちリアエンジン・リアドライブ。
空冷2スト、360cc。


このへんになると記憶に残ってくる、2代目サンバー。
後期型は「すろとんぐサンバー」なんてキャッチコピーだったっけ...。
R2の後期みたいな派手なダミーグリルでねえこれがまた(泣


まだまだ見られる、550ccになった時代のサンバー。
こう見ると、VWタイプ2ばりの荷室のフラットさに萌え萌えっす。
さすがリアエンジンなのだ。


でも個人的にはこのサンバーがいちばん思い出深い。
最後の2気筒モデル。でも、遅かった!空調は貧相で、
なんと2CVばりに「ファン」自体が無いモデルがあった記憶が(笑



●レックス


なーつかしぃ~。このちっこいタイヤを見よ!
ちなみに、このモデルはちゃんと!?リアエンジンでした。



●スバル1000バン


アルファスッドの原型にもなったスバルらしいセダン、ff-1シリーズの
発展型、1000シリーズのバンです。魅力的。
このフルフラットな床!まるで昔のフランス車です。
ハッチの開き方がいいですね。これでキャンプに行きたいなあ。
で、キャンプファイヤーしたい(汗


●スバル360カスタム


お尻が丸くないスバル360。もはやてんとう虫にあらず???
個人的にはこのユーティリティ感がスキ。
不格好さも...またいいねえ。



●初代レオーネバン


先日、レオーネの記事書きましたが、この初代レオーネバンも捨てがたいですね。
やたらめったら腰高。東欧のクルマみたいな感じ...ウットリ。



>>サンバーはいまでも「伝統の」リアエンジンですが、
バンがまた、乗るとオモシロイ。
リアから聞こえる、不釣り合いなほどのスポーティなエンジンサウンドが
ハコの中に共鳴して、なかなかいい音出すんですねえ(笑

>>そうそう、レオーネバンは最後は、日産のOEMでADバンの名前変えただけ
になっっちゃったんですよね...哀しかったなあ。
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消えていった商用車~第6回~いすゞ編

2006-02-23 | 消えていった商用車
久しぶりになってしまいました。
でもまだまだ日産、トヨタにはいきませんよ~(w

で、今回は「いすゞ」です。


まずはビッグネームから。

●エルフ


いすゞといえばエルフ、の大ご先祖さまはこんな姿でした。
とはいえ、あいにく僕の世代だとあんまりこの形は覚えていない...


やっぱりこれがエルフ、というイメージです。
色はポリバケツ色で決まり(^^

つづいて中型サイズ。

●TYシリーズ


ボンネットとキャブオーバーの中庸みたいなスタイル。
これ、グッドデザインだと思います。


これも中型。
●ボンネット型(TXD)


この形はボンネットバスで有名ですね。しかし...かっこいいなあ、無骨で!
ちなみにこの写真のTXD50は6リッター125馬力、最高時速88キロ...遅い!


そしてここからがスゴイ...

●ワスプ


ワスプ...英語で蜂の類の総称、でも基本的にはあまりいいコトバではないし、
ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントの略でもあったりしますが
すごい車名ですね^^
で、ご覧のとおり、要するに「ベレット・トラック」なのです、これ。
でもドアは専用っぽい。
エンジンはベレット1300のものと、さすがいすゞというべきか
すでにディーゼルをこのクラスに用意しているのが興味深いです。
ちなみにこのワスプはパネルトラックなのだけど、
ちゃんと荷台部分も造形してあるのがスゴイです。
コストかかってそう...合理化が徹底していない、いい時代。


これもかなりのキワモノ?

●ベレット エキスプレス


これまたマイナー、ベレットのバン。しかも2ドア。いいなあ。
それにしてもなんでもかんでもバンがあった、これまたイイ時代^^
エンジンはこれもベレット1300と同じ、58馬力のユニットのようです。


そして最後はやっぱりコレ!

●ファーゴ


なんとジウジアーロデザイン!たしかに今見てもクリーンで、
素晴らしいデザインでした。
残念ながらもう10年以上前に日産キャラバンのOEM車になってしまい、
このデザインも見られません。
というか、減りましたね、さすがにこのファーゴも。



>>ちなみに昭和42年当時、
ボンネット型トラックだけでも3種類の形状がありました。
ほんとにまあ、おおらかな時代ですね。
それと、ボンネットトラックは1980年の時点でもまだ販売していたようです。

>>そしていすゞボンネットトラックといえば消防車
いいですね~
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消えていった商用車~第5回 ホンダ編

2006-01-15 | 消えていった商用車
ちょっと前回から時間が空いてしまいました。すみません。
第五回は、ホンダ編です。

といいつつもホンダの商用車は車種が少ないんですけれども。
だけど、内容が濃い連中が多いのもホンダの特徴ですね!


まずは昭和40年代のホンダ商用車といえば...の

●T360


ぐひひ、なんとこれが
日本で最初のDOHCエンジン搭載車で、しかもホンダ初の4輪自動車!

そのエンジン。前期型(AK型)に至っては水冷4気筒DOHCエンジンに
4連キャブレターを採用。
馬力30PS/8500rpm(爆)、トルク2.7mkg/6500rpmという高回転型!
360ccで30馬力ってスゲェ...のだけど、低速トルクスカスカで
商用にはさぞつらかったのではないかと(^^;


ちなみにホンダ最初のスポーツカー、「S500」のエンジンを
これまた積んじゃった「T500」なるトラックもあります。
外観上は荷台が長いだけです。
余談ですがS500はたった3ヶ月でS600にステップアップしてしまったので
500台程度が製造されたのみの稀少車でした。

つづいて...これまたこれまたホンダツインカムを積んでしまったシリーズ。



●L800/P800




SシリーズのDOHCエンジンを流用した商用車です。
791ccで58ps/8000rpmというスペックは、これまたレーシーです。
デビュー当初はL700/P700でした。
なぜ商用車?
というのも小型4輪に初進出したホンダにすれば、
とりあえずは当時まだクルマの主力であった商用車で販売してみよう、
という事だったからだと思います。
最初の4輪車がT360だったのも同じ理由かと。

なおT360、T500、L/P700・800は
商業的には失敗作でした。


さてさて時代は過ぎて、ホンダ商用で思い出すのがコレ


●シティ プロ


おおー懐かしや、初代シティ。
このシティに商用仕様があったこと、忘れられてしまっているかも^^;
この「プロ」、2シーターのT、4人乗りのFがありました。





>>いいですね~さすが昔のホンダ、なんとも一癖もふた癖もあって...。

>>T360に関してはこちらのサイトが面白いです。いろいろ参考になりました。
その中で面白かったのが
「金属材料は採算を度外視した最高級材質を使用している。
販売価格34万円でエンジンだけでも34万以上したらしい?」
「クルマの基礎とも言うべきエンジンブロックは通常10年単位で変更されるが、
T360の場合、4年の発売期間中9回の変更、クランクシャフトは6回変更されている」
などなど...これこそホンダだなあというエピソードがいっぱいです^^;

>>T360にもいくつか派生車がありましたが、極めつけがクローラ
リアタイヤを無限軌道にしてしまえば悪路もへっちゃらという発想、
これもホンダならではですね!


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消えていった商用車~第4回 ダイハツ編

2005-12-06 | 消えていった商用車
一部の方に絶大なる支持をいただくこのシリーズも4回目を迎えますが、
とりあえず、まだまだトヨタ・日産ではなく
小さめのメーカーでいきます(^^

今回はダイハツ編。

結論から言うと、昭和42年当時、商用の車種多すぎ(笑
むかしはどこのメーカーも商用の車種は多かったのだけど、
ダイハツは規模から考えても、やっぱり多い。

ということで早速見てみましょう。

●ミゼット

言わずもがなの、ダイハツの名車。
このころにはすでに2灯、丸ハンドルの時代ですね。
でも305cc、12馬力しかないのね...(^^;


●ハイゼット

いまでもダイハツの軽バンに名を残すハイゼット。
昔は、なんとボンネットトラックもあった!こりゃ驚いた。


●ニューライン

ちなみにキャブオーバー型ハイゼットもちゃんとあって、
このニューラインはその800cc版。今で言うハイゼットの1300みたいな感じ?


●ハイライン

すみません、これは知らなかったです。いったい何のためにこんなに車種を(笑
ほんとに「商用車の時代」だったのですね。
コンパーノですら1000ccだったのに、このハイラインは1500。


●コンパーノ

ダイハツが作ったイタ車、
とまで言われる?名車コンパーノにも、こんなトラックがありました。
バンはとってもスマートでかっこいいのだけど、
トラックは、これまた何のために(笑


●V100

1.25t積みはV100、2t積みは
V200と呼ばれていたようです。結構カッコイイ。
ちょっとミニバン風のノーズですねえ...そう思うと
いまのくるまは先祖帰りした感じですね。


●CO10T

2t積みの巨大3輪トラック。
同じクラスを担うV200と併売していたのは、
3輪は小回りが効いたからでしょうか。
そういえば材木屋といえば3輪トラックというイメージありませんか?

で、最後は...




●ライトバス

各社こぞってマイクロバスを出していた時代...ダイハツも出していたのは驚きです。
エンジンは専用っぽい...マイクロバス専用って(泣


>>いやー面白い。ほんと、この時代は。
合理化とかいうコトバが縁遠い感じがして(^^;
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消えていった商用車~第3回 プリンス編

2005-11-16 | 消えていった商用車
紀宮さまご成婚記念!
好評?商用車シリーズ、第3弾は皇族に関わりの深い「プリンス自動車」編を
お送りします。

1965年に日産に吸収合併されて消えてしまったプリンス。
スカイライン、グロリアなどが有名なこのメーカーにも
ちゃんと商用車があったのですねえ。


まずは

●プリンス マイラー


相変わらずこんなものから(w
かつては日本も乗用車よりも商用車のほうが種類が多いような時期があり、
乗用車メーカーなら、ほぼどこの会社でもこのタイプのトラックを用意していました。
エンジンは初代スカイライン・グロリアに積まれた名機・G型、1500/1900。
ちなみに、当時プリンスはさかんに「ノンスリップデフ」をうたい文句にしていたようですね。
しかし子供の頃見た記憶に残っていない...これは(笑


●プリンス クリッパー

おお、これは見たことある!って方も多いかと。
独特の十文字グリルが懐かしいですね。
日産クリッパー、の印象が強くて、
まさかプリンス由来のクルマだとは最近まで知らなかった。
それにしても、愛嬌のあるデザインですね。

ちなみにこのカタチの前モデルはこれ。やっぱり穴あきグリル


そのバス版。ほ、欲しい(^^


続いて。
●プリンス ホーマー

......これも懐かしい!良く走っていました。これも日産ホーマーの印象が強くて、
プリンス出身?だなんて、知らなかった。
見る目が変わりますね、って、もう走ってねー!(爆
写真はダブルキャブ。それにしても窓が小さい~

さらに続いて
●プリンス ライトコーチ

......えープリンスもマイクロバスを!?って感じですよね。
ところが昔は、なんとほぼ何処のメーカーも出していた!
ダイハツ、マツダ(のちのち紹介します)すらも...。
なかなか精悍なスタイリングですね。いま、残っているのかなあ。
ちなみにこの画像は1967年式です。エンジンは1900、91馬力...
って満員(26人)乗ったら、走らないだろうなあ(^^;


>>なお、最近トミカビンテージからクリッパーが発売中...選択が渋すぎます!
青いボデーも、「クリッパー」といえば紺!って感じで、感涙...。

>>今日のアニス

なんだか、胴が伸びたし手足も伸びたです。
来たときは2.5等身だったのになあ(笑
で、相変わらずサークルの外ではトイレが出来ません。うひー
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消えていった商用車~第2回 くろがね編

2005-11-08 | 消えていった商用車
さてさて、意外に反響が大きかったのに気を大きくして(汗)、行きましょう第2回。えへへ。


第2回は、くろがね。
これまたマイナーなメーカーでございます。

くろがね自動車は、戦前から自動車を生産していた「日本自動車」に端を発し、
昭和20年に「日本内燃機製造」と改称、
さらに昭和32年にオオタ自動車と合併して「日本自動車工業」へ。
のち昭和34年6月に社名を「東急くろがね工業」と変更、
軽四輪から2トン車まで生産していました。
そして昭和36年に倒産してしまいました。

くろがね、の名前は古く、日本自動車時代の「ニューエラー」が
1937年に「くろがね号」と改称されたのが始まりです。
当時の陸軍が満州で使った四輪駆動車「くろがね四起」は有名です。



では。進みましょう。


1.くろがね三輪トラックKY10型

当時、三輪トラックは大小さまざまあって、このくろがね三輪トラックもそのひとつです。
このKY型は、三輪トラック最強(^^)の直4・1488cc 62PSエンジンを搭載。
なお、これ2トン積みです。走らなそうだなあ(^^;
ちなみに、くろがねはマツダやダイハツよりも約10年早く姿を消したため、
現存車両は極めて少ないようです(福山時計自動車博物館にあるらしい!)。


2.くろがねベビー

前述の通り、くろがねは軽4輪からありました。
このベビー、なんと軽4ワンボックスとしてはスバル・サンバーよりも早く、
日本で最初だったのです。しかもすでに4サイクル。すごい。
現存車両は...あーさすが日本自動車博物館にはあるのね...サスガだわ(驚

リアエンジンなのはサンバーと同じ。でも、ご覧のように

エンジン搭載部分はカバーになっていてまるまる荷物が積めない...
というかこの「キャンバスワゴン」、凄まじくカッコいいですね。
欲しいかも。
ちなみにこんな使用イメージ...




ピクニックというコトバがぴったり。
か、かっこいい......(汗



さて。最後は...。
3.くろがねノーバ

ああ...ここまで来るともう詳細がわかりません(涙


>>2回目でこんなマニアックなことやって、これから先も
みなさん読んでくれるのかしら(号泣
まだまだあるんですよ...先が(汗

>>今日のアニス...
画像無いですが。
サークル(ケージ)から10日間は出せないのですけど、
その中が25度前後無いといけない。
でも、そうすると部屋が暖まりすぎて人間がたいへん。
なので昨日、ヒーター(ホットカーペット)を調達しました。
でもそこで寝てくれないのね君は(笑
まあこれから寒くなるんで、役に立つはずです。
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消えていった商用車~第1回 日野編

2005-11-01 | 消えていった商用車
僕は、どちらかというと黙々と働く実用車や、商用車が好きです。

そして、たいていにおいて、これらは後世に残りません。

というのも。
例えば。同じ車種でも、「ハコスカ」のC10型スカイラインにしたって、
残るのはGT、GT-R、GT-Xといったハイエンドモデルばかりで、
4気筒の1500などは、まず現在見ることが出来ません。

そんな感じですから、実用に具され、こき使われて役目を全うする商用車に至っては、
好事家でも無い限りまずそれを残そうとはしないでしょう。


ですが、常に街の物流を支え、視界に入らないことのない商用車たちは
時代のカガミだったりすると思います。
古い映画やドラマの画面の片隅に写る彼らは、確かにその時、
その時を支えていたのですから。

そんな思いを込めて、「消えゆく運命にある商用車」にスポットをあてて、
いにしえの商用車を集めてみることにしました。


第1回は、日野編。

言うまでもない、日本でも有数のトラックメーカーです。
ですから、もちろん昔から商用車を得意としていました。
では、早速スタート!


●日野 ブリスカ


いきなり難易度の高い車種からですみません(汗
昭和36年にデビュー。
なお、この写真は昭和40年に登場した2代目です。
まんまコンテッサ風デザインなのですが、
どうもコンテッサとの共通部品は前ドアだけのようです。
ちなみにトヨタブリスカとしても売られていた時代がありました。
つまり、ハイラックスの始祖ともいえるクルマです。



●日野 コンマース


これまたマイナー車種ですみません(大汗
ワンボックスタイプバンの嚆矢ともいえるクルマです。昭和35年にデビュー。
なんと、FFですよ、奥さま!FF!
しかも、4輪独立懸架ですよ、この当時で!ええ~!
だけども時代を先取りしすぎたのか売れ行きは良くなく、
その数は2500台前後だったそうです。
まさか日野ルノーをベースにした、コンテッサ900のリア搭載エンジンを
ひっくり返した...のかも^^

そういえばなんとなくフランス車風ですよね...これ。


>>こんな名も無きクルマ達への思いは尽きません。
ということで次回をお楽しみに!?

コメント (24)
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