映画的・絵画的・音楽的

映画を見た後にネタバレOKで映画を、展覧会を見たら絵画を、など様々のことについて気楽に話しましょう。

ドンファン

2009年02月14日 | DVD
 フランシス・コッポラが製作した「ドンファン」(1995)のDVDを見ました。

 実は、新潮選書の『恋愛哲学者モーツァルト』(岡田暁生著、2008.3)を読んでいましたら、モーツァルト以降に作られたドン・ジョバンニ物語の一つとして同映画が取り上げられていて、それも「メルヘンのように透明な、心優しいドン・ジョバンニの物語」だと述べられていたので見てみたわけです。

 この映画では、主役のドンファンを演じるのが今をときめくジョニー・デップ(当時32歳)であり、さらにマーロン・ブランドやフェイ・ダナウエイといった錚々たる俳優が出演していますが、あまり日本では評判にならなかったのではと思われます。

 ドンファンが1500人以上の女性と恋仲になったという話が、彼の虚言癖に基づく妄想とされていて、精神病院でマーロン・ブランド扮する精神分析医の治療を受けるといった設定になっているからなのかもしれません。
 尤も、マーロン・ブランドの方は、実際にはジョニー・デップの話を信じて、彼が病院を退院する際に一緒に南のエロス島に奥さんのフェイ・ダナウエイと出かけてしまうというオチになるのですが。


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