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バビル3世ブログ(将棋、書籍他) 

最近では、将棋ネタが多く特に詰将棋ネタが多いですね。
まあいろいろ書きたいんですけどね。

山本民雄さんの▲9九飛

2012-02-16 21:40:35 | 将棋

昨晩は、四百人一局集を寝る前に読みました。

作品と同時にアンケートに興味を持ってみていました。 私と同じ苗字の人(詰将棋作家)が、山本民雄さんの作品は、素晴らしい特に 初手▲9九飛から始まる11手詰みは、古今東西 宇宙一素晴らしいと絶賛していました。

そうなると気になるので、山本さんの作品を調べて見ました。 初手▲9九飛からの11手詰みはありませんでしたが3手目に▲9九飛の遠打ちの名手の作品がありました。 たぶんこれでしょう。

実は、この作品はあまりにも有名な作品で、私も昔見たことがあります。

あらためて鑑賞してみましょう。

▲2七角△同馬▲9九飛(次図)

▲2七角に△同とは、▲5九飛△3八王▲3九銀△2九王▲2八銀△1八王▲1九銀という銀を右側に動かして詰みますので▲2七角には△同馬の一手。

そこで名手 ▲9九飛がでます。(上図)

 

このあと△3八王▲5七銀△3七王▲4八銀△3八王▲3七銀△同王▲9七飛・・・まで次図

なぜ▲9九飛でないといけないとかというと例えば▲7九飛だと▲5七銀と王手を掛けたときに△7八歩と中合いされて▲同飛寄だと最後の飛車浮が自分の飛車が邪魔になって詰まない。(▲6九でも同様に△6八歩の中合い)

▲9九飛に8九の地点に中合いしたいが歩、香車、桂馬は、いき所ない駒のため禁じ手なので角、金、銀の合いになるのでこれは取って簡単に詰み。

11手ながらすごく構想の決まった詰将棋ですね。 これは、詰将棋探検隊という書籍で最初にみました。宇宙一かはどうか知りませんが名局ですね。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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衝撃の遠打 (ゆうゆう)
2012-02-19 13:47:11
20年位前にこの作品を見ました。
いきなり9九飛から始めるのは面白くないと見て、一発2七角の導入を入れたのでしょう。
9九飛は一度見ると忘れられないほどの衝撃です。
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RE (バビル3世)
2012-02-19 17:47:39
11手でこの構想は、すごいと思います。記憶にのこりますねえ。 
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