日曜日 近隣の田辺市で小学生名人戦の和歌山予選があったので、午後からのぞきに行ってきました。 まあ予想通り 5年生(新6年)楠本君が圧勝で優勝しました。全国大会が楽しみですね。
いままで小学生の大会は、見たことがなかったのですが、じっくりみていろいろな発見がありました。優勝者の楠本君は、別格として他の選手を見ていても鋭い手とえっという手が混在します。そのえっという手がだんだん少なくなってくるのでしょうね急速に。
とくに準優勝者の近藤君3年生(新4年生)も楽しみな逸材です。和歌山県も小学生や中学生、高校生のレベルが上がってきているので、県予選が楽しみ。特に高校生の坂本君はトップクラスだし。
今日は、昔のサンスポの詰将棋から芹沢9段の作を何作かご紹介。芹沢9段と言えば筋のいい将棋、天才肌といったイメージと比較的あっさりとした棋風。詰将棋に関してはあまり知りませんでしたが、新聞将棋には手ごろな作を多数残されています。
まずは、これから
新聞将棋らしく 好形 (最初 44歩がない状態で掲載しましたがこちらの誤植です、訂正しました。44歩がないと23銀成、同王、45角からの余詰みあり)
佐原さんご指摘ありがとうございます。
▲31銀不成△12王▲13歩△同王▲22銀不成以下詰み
この▲22銀不成に変化手順として△24王と逃げる手に対して▲13角が絶好ですね。ちょっとアレンジしてみました。
こうアレンジするとマニア一目の手筋詰将棋になります。誰だって14香~13歩とするわな。本当は、もっときれいにアレンジせんとあかんのかも。
次の図 これは13手詰め 試しに挑戦あれほんの少し骨があって、狙いの手は9手目あたりか
その狙いの手でアレンジ作 といよりか改悪作 44歩がないと24銀成から詰むのでしかたない。上が詰まない人はこれを詰ませば狙いがわかるので詰ませやすいも
--風太郎さんからコメント有 上図を見事にすっきり改作した図を送ってくれましたので掲載します。
これは、見事で 22銀成、13王、22成銀、23王で24歩と打つということで、実にすっきりしています。
なるほどこうやって創るのかと感心した次第。
芹沢作 もう一作
これはお遊びといった感じで邪魔駒消去の典型
いっそなら下図のようにもう一枚 邪魔駒を配置してもいいのかも
まあどちらも角の非限定があるのですがそれに対して駒を置く気にもなれない。
攻め方 3二飛、3三銀、4二馬
玉方 1四銀、1五角、2三玉
持ち駒 歩
文中に掲載させていただきました。
ありがとうございました。
この図は詰パラ1983.1の読者サロンに余詰ありと指摘されたものですが, 誤図に対する指摘でした.
本図はサンスポのほかにも日本農業新聞や, 山形新聞, 福島民報などにも出題されています.
いやー 44歩ありました。なくても詰むのでうっかりしてましたが、ご指摘の通りです。
訂正させていただきました。
いつもながら的確なご指摘ありがとうございます。