孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

シリア  クルド人勢力の拡大、トルコの越境攻撃・・・「IS後」を睨んで動き出す各勢力・関係国

2016-08-25 22:50:54 | 中東情勢

(【4月22日 WSJ】のシリア勢力図 現時点では少し変化しているかも。 北部の緑がクルド人勢力 西部のピンクが政府軍 グレーがIS 黄色が「反体制派」 ハサカは北東部クルド人勢力エリアに、ジャラブルスはIS支配グレーと緑の境目あたりのトルコ国境沿いに位置しています。アレッポは黄色とピンクの境目です。)

シリアをめぐる新たな動き
ここ数日、シリア情勢がめまぐるしく動いています。
ひとつは、8月18日、シリア政府軍が北東部の都市ハサカのクルド人民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」に対する空爆を実施したこと、もうひとつは、トルコ軍が24日、「イスラム国」(IS)が支配する隣国シリア北部の町ジャラブルスに対し、空爆や戦車部隊による軍事作戦を開始したことです。

最近の主戦場でもあり、住民の安否が気遣われている、政府軍と反体制派が争う北部アレッポの状況がどうなったのかわからないぐらい、ハサカやジャラブルスでの動きが際立っています。

もともとシリア情勢は「プレイヤー」が多すぎる複雑な戦いでしたが、ここ数日もアサド政権、クルド人勢力、IS、反体制派などの国内各勢力に加え、各勢力と関係を持つロシア、トルコ、アメリカなども加わって、それぞれがそれぞれの思惑で動く非常に複雑な展開となっています。

どういうことになっているのか、よく理解できな部分が多々ありますが、全体的な印象としては、シリア混乱の中心にいたISの影が非常に薄い・・・ということが感じられます。

もちろん、ISは今回の動きのなかにいるのですが、各勢力・関係国は対ISというよりは、「IS後」の各自の勢力確保のために蠢いているといった印象です。

北東部ハサカの政府軍対クルド人勢力の衝突は、クルド人側の勝利
アサド政権とクルド人勢力の衝突は、クルド人勢力を対IS戦略の頼みとするアメリカを巻き込む形になりました。
(8月20日ブログ“シリア・イラク 「IS後」の焦点となるクルド人勢力の動き”http://blog.goo.ne.jp/azianokaze/d/20160820

****シリア軍がクルド人部隊を空爆、有志連合戦闘機が緊急発進*****
米国防総省のジェフ・デービス報道官は19日、シリア北東部の都市ハサカでシリア軍機がクルド人民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」に対する空爆を実施したため、YPGと行動を共にする米国人の軍事顧問を保護する目的で、米軍主導有志連合の戦闘機が緊急発進したと述べた。シリア軍に対するYPGへの攻撃で、シリアで続く内戦は新たな展開を見せたことになる。
 
デービス報道官によると、シリア政府は18日にSU24攻撃機2機を出動させ、米軍特殊部隊の軍事顧問と共に戦闘訓練を行うYPGが駐屯する同国北東部のハサカ付近の地域の空爆を行った。
 
シリア軍機を阻止するため米軍主導の有志連合に属する複数の戦闘機が緊急発進したが、到着した際には既にシリア軍機は現場を離れた後だったという。(中略)
 
しかし、シリアは米国防総省による警告を無視し、19日にはハサカで2日連続となる空爆を行ったという。
 
18日の空爆が開始された直後、地上にいたYPGは無線を使用して空爆を停止するよう連絡を試みたものの、シリア軍機に無視されたという。

米軍はその後、シリアのバッシャール・アサド大統領を支援するため同国内の一部地域で空爆を続行しているロシアに連絡したものの、ロシア軍当局者は、ハサカの空爆を行ったのはシリア軍機であると述べたという。(中略)
 
米政府はYPGを米軍の対イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」作戦における重要な同盟部隊とみなしており、YPGに武器や、軍事顧問として米軍特殊部隊を送っている。【8月20日 AFP】
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シリア政府軍の動きについては、“ハサカを県都とするハサカ県は大部分をYPGが実効支配している。政権側はハサカとカミシリの一部の支配権を維持し、共存してきた。YPGは米軍主導の有志国連合と連携して過激派組織「イスラム国」(IS)との戦闘に集中してきたが、ISの脅威が減退したことを受け、政権側支配地域の制圧に乗り出した可能性がある。”【8月22日 毎日】とも。

個人的には、8月20日ブログでも触れたように、国内反政府勢力PKKの関連組織でもあるクルド人勢力YPGをIS以上に警戒するトルコと、アサド政権を支援するロシアが、これまでの対立関係から急速に関係を改善させていることが関係しているのでは・・・という感じもしていました。

同様に、アサド政権のYPG攻撃の裏にロシア・トルコ関係の変化があることを指摘する向きもあります。

****トルコのクーデータ未遂事件後、「シリア内戦」の潮目が変わった****
シリア北東部のハサカ市で8月16日、シリア政府を支持する民兵組織「国防隊」と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)の治安警察「アサーイシュ」が交戦状態に入り、同地の緊張が一気に高まった。

アレッポ市をめぐるシリア軍と「反体制派」との攻防戦に欧米諸国や日本の関心が集まるなかで突如発生したこの新たな動きは、「シリア内戦」において何を意味するのか?(中略)

トルコのクーデータ未遂事件後、「シリア内戦」の潮目が変わった
だがここへ来て、「シリア内戦」の潮目が再び変わり始めた。きっかけは、7月のトルコでの軍事クーデタ未遂事件だ。

事件を機に、これまでにも増して強権的な支配を強めるようになったエルドアン政権に対し、欧米諸国からは批判的な反応が相次ぐようになった。その一方で、ロシア(そしてイラン)は、事件直後に同政権への支持を表明し、接近を図った。(中略)

この変化とは、トルコとロシアがそれぞれ推し進めてきた二つの「テロとの戦い」の擦り合わせをもたらそうとしているかのようである。より明確に言うと、(クルド人組織)ロジャヴァと「反体制派」への両国の関係見直しの兆しが現れているのだ。

ハサカ市での武力衝突とは、おそらくはその予兆を察したロジャヴァとシリア政府のリアクションの一環として起こったと解釈できる。

二つの「テロとの戦い」の擦り合わせの兆しは他にもある。ロシアは、ジュネーブでの和平協議へのPYDの参加に固執してきた従来の姿勢を軟化させるかのように、2月にモスクワに開設されていたはずのロジャヴァの代表部は存在しないと発表した。

また、シリア政府は「愛国的反体制派」と呼んでいたPYDを、トルコに倣ってPKKと名指しし、その行為を厳しく指弾するようになった。(後略)【8月25日 青山弘之氏 Newsweek】
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ハサカの戦闘は、クルド人勢力YPGがシリア政府軍を圧倒する形で推移し、23日、ロシアの仲介で停戦合意が成立しています。

****<シリア>クルドにハサカの支配地域割譲・・・・政権、停戦合意****
シリア北東部ハサカで軍事衝突を続けていたアサド政権と少数民族クルド人民兵組織「人民防衛隊」(YPG)は23日、停戦協定を締結した。

クルド系メディアによると、政権はハサカの支配地域を事実上YPGに割譲し、政府軍部隊や政権側民兵はハサカから撤退する。YPGは実効支配の拡大に成功。これまで内戦下でもシリア全土の支配権を主張してきたアサド政権にとっては大きな痛手となる。
 
在英民間組織シリア人権観測所によると、政権とYPGがハサカの支配権を二分していたが、今月16日に軍事衝突が始まった。政権側はクルド人実効支配地域に内戦下で初めて空爆を実施したが、ハサカの大半を実効支配するYPGが優勢で、23日までにハサカのほぼ全域を制圧した。
 
国営メディアによると、双方は23日午後2時に停戦入りした。戦闘員の遺体や捕虜を交換し、交通規制を撤廃することも決まった。ロシアなどによる仲介があったとみられる。
 
国営メディアは政権側の撤退を報じていないが、YPG側は「政府軍や政権側民兵は市外に撤退し、将来的にも市内に駐留しないことで合意した」と説明している。YPGが新たに制圧した地域もクルド側が支配権を握り、政権側は市中心部の一部に警察が残るだけとなる。
 
ただ、停戦協定の全容は公表されておらず、政権が協定について異なる解釈をしている場合、戦闘が再燃する恐れもある。【8月24日 毎日】
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拡大するクルド人勢力を警戒するトルコが越境攻撃
クルド人勢力YPGは今月、ISが支配していた要衝マンビジュもアメリカの空爆支援を受けて制圧しており、その勢力拡大はシリア内戦を特徴づけるひとつになっています。

クルド人勢力がトルコ国境に独自国家を建設するようなことは、トルコにとっては国内反政府勢力PKKを刺激するものとして絶対に受け入れられないことであり、マンビジュを制圧したYPGが更にトルコ国境へ向けて勢力拡大する動きを見せていたことへ、ISが実効支配するシリア北部ジャラブルスへの越境攻撃という形でトルコが反応しました。

直接の相手はISですが、国境に近い要衝ジャラブルスへのクルド人勢力YPGの勢力が拡大することを封じるためと見られています。

****<トルコ>シリア北部に越境攻撃 IS・クルド制圧図る****
トルコ軍は24日、シリア反体制派と連携し、過激派組織「イスラム国」(IS)が実効支配するシリア北部ジャラブルスへの越境攻撃を始めた。戦車部隊も投入しており、シリア内戦への最大規模の介入だとみられる。

一方、少数民族クルド人民兵組織「人民防衛隊」(YPG)は23日、シリア北東部ハサカのほぼ全域を掌握した。トルコの介入には勢力拡大を続けるYPGへのけん制の思惑もあり、国境地帯での支配権争いが活発化している。
 
ロイター通信によると、トルコ軍は24日未明、ジャラブルスへの空爆や砲撃を開始。1500人規模のシリア反体制派とトルコ軍の戦車部隊が一緒に、トルコ側から越境した。
 
エルドアン大統領は24日、アンカラで演説し「我が国を脅かしているISやPYD(YPGの政治組織)のようなテロ集団に対する軍事作戦をシリア北部で始めた」と宣言。IS駆逐だけでなく、南方からジャラブルスに迫っているYPG主体の「シリア民主軍」が国境地帯でさらに勢力を広げるのを阻止するのが目的とみられる。
 
トルコでは昨年以降、ISやクルド人による大規模テロが相次ぎ、国境付近ではISによるとみられる越境砲撃も頻発。

また、YPGはトルコで反政府運動を続ける武装組織「クルド労働者党」(PKK)の関連組織だ。YPGの実効支配地域はPKKへの後方支援拠点になる可能性が高いため、トルコはYPGの勢力拡大に神経をとがらせてきた。
 
だが、トルコによる国境侵犯に対して、敵対するアサド政権やYPGが反発するのは必至だ。YPG側の有力政治指導者サレハ・ムスリム氏は「シリアの泥沼に足を踏み入れたトルコは、ISのように打ち負かされる」と反撃を示唆した。
 
一方、YPGは既に、ユーフラテス川以東のトルコ国境沿いで実効支配を固めている。23日にはシリア北東部ハサカで今月16日から軍事衝突を続けてきたアサド政権と停戦協定を締結。クルド系メディアによると、双方の戦闘部隊はハサカから撤退するが、市内の警察権は中心部の一部を除いてYPG側が握り、実質的なYPGの勝利となった。
 
YPGはシリアを連邦化し、クルド人集住地域で自治国家を樹立することを目指しており、ハサカ制圧によって実効支配の既成事実化がさらに進んだ。政府軍の空爆を受けた際、米軍主導の有志国連合の航空機が緊急出動して政府軍をけん制するなど、対ISで連携する米軍とのパイプも誇示した。【8月24日 毎日】
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この「越境攻撃」はアメリカも了承したうえでのものだったようです。
“米軍主導の有志連合も空爆で作戦を支援した。空からの援護は、米政府がトルコの介入を事前に了承していたことを示す。戦闘は数時間で終わり、トルコ軍は大したダメージも受けずに勝利を宣言した。”【8月25日 Newsweek】

もともとこの地域がISに支配されたのは“2015年8月、トルコは米国との合意のもと、(クルド人組織)ロジャヴァが支配するユーフラテス川以東とアレッポ県北西部のアフリーン市の間に位置する一帯を「安全保障地帯」に設定し、この地域へのロジャヴァの進入が「レッドライン」にあたると主張、米国やロシアの介入を阻止しようとした。しかし、この結果、同地は緩衝地帯と化し、イスラーム国に侵食されてしまった。”【8月25日 青山弘之氏 Newsweek】というトルコの事情によるものでもあります。

“トルコ軍が同国側からシリアのISの拠点に越境砲撃を加えた後、トルコ軍の戦車や装甲車がシリアに侵攻。回廊を確保したところに、トルコから自由シリア軍の戦闘員が入った。”【8月25日 時事】とのことですが、「自由シリア軍」とは言っても、“ジャラーブルス市を攻略した「反体制派」は「シャーム軍団」、「スルターン・ムラード師団」、「ヌールッディーン・ザンキー運動」など、アレッポ市での攻防戦でアル=カーイダ系組織と共闘する組織ではある。”【8月25日 青山弘之氏 Newsweek】とのことです。

ただ、“トルコは「反体制派」によるアレッポ市東部の解囲前後から、アル=カーイダ系組織への支援を控えるようになっているとされ、また移行プロセスにおいてアサド政権の役割を認めるといった政府首脳の発言も顕著になっている。”【同上】とのことで、従来欧米が支援してきた「穏健派」なるものが存在するのか、トルコとイスラム過激派の関係は微妙なものがあります。

アレッポで政府軍と戦っていた組織メンバーがジャラブルスへ入ったということは、ロシアが週48時間停戦を表明していたアレッポの戦闘は小康状態に入ったということでしょうか。

アメリカは「同盟国」トルコの側に立つも・・・・
アメリカにとっては、同盟国トルコと支援組織YPGの対立ということになりますが、やはり「同盟国」を優先ということでしょうか。トルコが対ISで本腰を入れてくれれば、アメリカは助かります。

****緊迫トルコ】シリアへ戦車部隊を追加派遣、国境安定狙う バイデン氏「ギュレン師が他国にいてくれたら・・・」と本音も****
・・・・「ユーフラテスの楯」と名付けられた同作戦は外交面でも効果を上げている。
 
24日にエルドアン氏らと会談したバイデン米副大統領は、米国が対ISで支援するクルド勢力は、ジャラブルスに近いユーフラテス川以東に勢力を後退させるべきだと言明した。
 
バイデン氏からこの発言を引き出したことは、トルコで武装闘争を展開する非合法組織「クルド労働者党」(PKK)に近い「民主連合党」(PYD)などのクルド勢力が、対IS掃討作戦に乗じて伸長することを警戒するトルコにとっては大きな成果だといえる。
 
同作戦でトルコは、ISに打撃を与えるのみならず、支援する反体制派にジャラブルス一帯を支配させることでクルド勢力を封じ込める橋頭堡(きょうとうほ)を得た形だ。
 
他方、トルコ側は、7月のクーデター未遂の黒幕だとする在米イスラム指導者、ギュレン師の本国送還を重ねて米側に要求。米側は、引き渡しにはクーデター計画への関与を示す証拠が必要だと慎重姿勢を崩していないが、IS掃討で大きな役割が期待されるトルコに配慮を示さざるを得ないとのジレンマもある。
 
バイデン氏は24日、トルコ議会関係者との会談で、ギュレン師が「(米国以外の)他国にいてくれたら良かった」と発言。これは、対IS有志連合を主導する立場や、トルコ側の強硬姿勢、自国の法制度の間で苦しむ米国の本音ともいえそうだ。【8月25日 産経】
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クルド人勢力の立場で考えると、対IS作戦で便利に使われたあげく“ユーフラテス川以東に勢力を後退させるべき”と言われても収まらにものがあるのではないでしょうか。アメリカに協力したのもクルド人にとって見返りがあることが前提でしょうから、そうした大国の勝手な「線引き」に従うのかどうか・・・・。一応今回は「シリア民主軍は将来的なラッカ攻略作戦に備えるためにユーフラテス川東岸へ移動した」(有志国連合発表)とのことですが。

アサド政権、ロシアとの関係は・・・
トルコが越境攻撃したことはシリア政府にとっては当然ながら主権侵害ですが、対クルド警戒という点では両者は利害が一致し、今後の関係改善の可能性もあるようです。

****シリア政権への態度軟化も=クルド敵視で利害一致―トルコ****
・・・・IS掃討の一環として行われた今回の作戦の本当の狙いは、トルコ政府が敵視しているシリアのクルド民主連合党(PYD YPGはPYDの軍事部門)とみられる。

シリアのアサド大統領の退陣を最優先してきたトルコ政府が今後、同じくPYDと対峙(たいじ)するアサド政権への態度を軟化させるのではないかとの臆測も出ている。(中略)

PYDを主力とする部隊が今月中旬、IS支配下にあったシリア北部の要衝マンビジュを制圧。PYDは次にジャラブルスを狙っているとの情報をトルコの情報機関がつかんだことから、作戦を決行することになったようだ。(中略)

また、トルコはかねて、ジャラブルスの東側を流れるユーフラテス川を「レッドライン(越えてはならない一線)」と規定し、川を挟んで東側を支配するPYDに越えないよう警告していた。PYDがジャラブルスを掌握すれば、西側にあるPYDの支配地域と結合し、トルコ国境沿いに広大なクルド人自治区が形成される恐れがあったからだ。
 
トルコのユルドゥルム首相は先週、「アサド(大統領)はシリアの舞台の一プレーヤーだ」と発言し、アサド政権による暫定的な統治を認める考えを示した。

同政権はトルコの今回の作戦を強く非難したが、シリア国内でのクルド自治区形成を警戒する点ではトルコと利害が一致。このため、トルコのシリア政策が転換する可能性もあるとみられている。【8月25日 時事】 
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一方、トルコと関係改善が進んでいたロシアはクルド人勢力とも良好な関係にあり、これまでもシリア正常化へ向けた和平プロセスに「クルド人を含める」よう主張してきました。

そうしたこともあって、トルコの越境攻撃に懸念を示しており、今後の関係への影響も指摘されています。

****<ロシア>トルコ越境「懸念」・・・・シリア巡り関係悪化も****
トルコ軍がシリア北部に戦車部隊を投入して過激派組織「イスラム国」(IS)や少数民族クルド人の民兵組織を攻撃したことについて、ロシア外務省は24日、「(シリア)紛争の悪化を深く懸念する」との論評を発表した。

ロシアとトルコは今月9日の首脳会談で関係改善へ向け、大きくかじを切ったが、トルコのシリア内戦介入に伴うクルド人攻撃が再び両国関係に影響を与える可能性がある。(後略)【8月25日 毎日】
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もっとも、実際のところは・・・よくわかりません。
よくわかりませんが、「IS後」を睨んで、各勢力・各国が激しく動き出しているのは間違いないようです。
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