ふくらむ

2020年10月12日 10時14分39秒 | 黒猫のひとりごと

    ニャニャン   ニャ ニャ  ニャニャニャ ♪

         ニャ ニャニャン ♪  ニャ ニャ  ニャニャニャ ♪

   ニャ ニャニャン ♪

                ニャニャン ニャ~ ニャ~ ♪

            ニャ~~ ン ニャン ニャニャンニャン ♪

                               ピ ョ ョョョ ♪

    ニャン ニャン ニャニャ ニャニャン ニャン ♪

                ニャニャン ニャン ニャニャン ニャン ♪

    ニャン ニャン  ニャニャニャ~~ン  ニャンニャン  ♪

                  ニャニャ~~ン ニャン  ニャニャンニャン ♪

      ピョ~~  ♪

             ピ~ョ ョョ ~~  ♪

                         ピ~ョ~ョョ ♪

       ニャァニャァン ♪

           ニャ~ン ニャン ニャニャニャン ニャン ニャ ニャニャニャン ♪

      コケ ♪

     クゥ ♪

ニワトリが羽を膨らませてる――

       コ コ

ネコソングで感動したみたいである。

「・・・」

            パサ

レトリバーのシッポが動く。

コンクリートの通路でくつろいでいたから、背中をステージに借りたのである。

「ニャ~」

小鳥もよかったのだ。

「ピョ♪」

これなら、ごはんの時にでも町の人たちに披露できそうである。

「クゥ」

     

ニワトリの羽がもとに戻って、歩き出した。

人間たちは、今日も部屋の多い建物の掃除をしている。

僕はニワトリと一緒にいるから、手伝うことができないのだ。

                    ゴロロ

港ネコたちも、ゴロゴロしてる。

                                 ヒュルル  ―――

つめたい風。

空には朝よりも雲がいる。

また、雨が降りそうな感じ。

「ニャ~」

屋根の外に行くのだ。

「コケ」

ニワトリを呼ぶ。

小さな雨粒が落ちてきても、屋根の下では気づかないのである。

            ソョョ

通路から出れば、草がいる。

少し行けば、森。

右には3階まである建物。

        トン   ト  ト

ニワトリは、あまり速く移動しない。

飛ばない。

              ポッ

ニャ

                      ――

もう、少しだけ雨が落ちてきていたのだ。

「コケ」

             ト  ト

ニワトリも気づいたみたいで、スピードが少し上がった。

        

僕も追う。

                   ポタ

空を見ると、雲が速い。

黒雲がくるのかな。

             

前を見ると、ニワトリが木の側にいる。

大きな葉っぱの草がいて、その下で雨宿りするみたい。

                         ポタタ  ――

「♪」

あの葉っぱが傘の代わりになっているのである。

       スル

僕も横で座る。

                 ――

チワワも通路から出ているけど、ウロウロして空を見てる。

レトリバーもこっちに来る。

「コケ」

あの大きな体でここに来られたら、僕らは葉っぱ傘からはみ出てしまいそう。

「ニャ~」

鳴く・・・・

                                 ヒュルル  ―――

                 ポタ

     ソョョ


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