ニャニャン ニャ ニャ ニャニャニャ ♪
ニャ ニャニャン ♪ ニャ ニャ ニャニャニャ ♪
ニャ ニャニャン ♪
ニャニャン ニャ~ ニャ~ ♪
ニャ~~ ン ニャン ニャニャンニャン ♪
ピ ョ ョョョ ♪
ニャン ニャン ニャニャ ニャニャン ニャン ♪
ニャニャン ニャン ニャニャン ニャン ♪
ニャン ニャン ニャニャニャ~~ン ニャンニャン ♪
ニャニャ~~ン ニャン ニャニャンニャン ♪
ピョ~~ ♪
ピ~ョ ョョ ~~ ♪
ピ~ョ~ョョ ♪
ニャァニャァン ♪
ニャ~ン ニャン ニャニャニャン ニャン ニャ ニャニャニャン ♪
コケ ♪
クゥ ♪
ニワトリが羽を膨らませてる――
コ コ
ネコソングで感動したみたいである。
「・・・」
パサ
レトリバーのシッポが動く。
コンクリートの通路でくつろいでいたから、背中をステージに借りたのである。
「ニャ~」
小鳥もよかったのだ。
「ピョ♪」
これなら、ごはんの時にでも町の人たちに披露できそうである。
「クゥ」
ト
ニワトリの羽がもとに戻って、歩き出した。
人間たちは、今日も部屋の多い建物の掃除をしている。
僕はニワトリと一緒にいるから、手伝うことができないのだ。
ゴロロ
港ネコたちも、ゴロゴロしてる。
ヒュルル ―――
つめたい風。
空には朝よりも雲がいる。
また、雨が降りそうな感じ。
「ニャ~」
屋根の外に行くのだ。
「コケ」
ニワトリを呼ぶ。
小さな雨粒が落ちてきても、屋根の下では気づかないのである。
ソョョ
通路から出れば、草がいる。
少し行けば、森。
右には3階まである建物。
トン ト ト
ニワトリは、あまり速く移動しない。
飛ばない。
ポッ
ニャ
――
もう、少しだけ雨が落ちてきていたのだ。
「コケ」
ト ト
ニワトリも気づいたみたいで、スピードが少し上がった。
ト
僕も追う。
ポタ
空を見ると、雲が速い。
黒雲がくるのかな。
タ
前を見ると、ニワトリが木の側にいる。
大きな葉っぱの草がいて、その下で雨宿りするみたい。
ポタタ ――
「♪」
あの葉っぱが傘の代わりになっているのである。
スル
僕も横で座る。
――
チワワも通路から出ているけど、ウロウロして空を見てる。
レトリバーもこっちに来る。
「コケ」
あの大きな体でここに来られたら、僕らは葉っぱ傘からはみ出てしまいそう。
「ニャ~」
鳴く・・・・
ヒュルル ―――
ポタ
ソョョ