杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

僕とロボと不思議な惑星

2020年12月18日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)

2019年製作 フランス 90分

300日間、ひとりぼっちのサバイバル。
無人の惑星に不時着した少年が生き抜く感動アドベンチャー!
少年ウィリー(ランデン・ビーティー 、吹替:松本梨香)とその両親(ローラ・ポスト、キース・シルヴァースタイン)を乗せた惑星調査船は、突然、小惑星に衝突し爆発してしまう。
ウィリーは両親の助けで運よく脱出出来たが、カプセルには彼ひとり、両親とは離ればなれに。
やがて、ウィリーを乗せたカプセルは、人類未踏の惑星に不時着、宇宙の遥かかなたで、ウィリーはひとりぼっちになってしまう。
カプセルに搭載されていたサバイバル・ロボット、バック(ジェイソン・アンソニー :吹替:鶴岡聡)の助けもあって、ウィリーは救助隊の到着を待つことに。
岩石モンスター、猛毒植物など、多くの危険に遭遇しながらもなんとか生き抜くウィリー。
さらに彼はサバイバルをしながらも父からの教えを守り、未開の地で新種生物の写真を集め始める。
すると、ウィリーの前に可愛らしい謎の生物が現れた。ウィリーは彼をフラッシュと名付けるのだが…。(アマゾン作品紹介より)

 

未知の惑星に不時着した少年が、サバイバル・ロボットや惑星で出会った謎の生物と冒険を繰り広げるSFアドベンチャー・アニメですが、映像がとにかくカラフル・ポップで綺麗でした。

巨大な岩のモンスターや、植物や昆虫と融合したような生物など、創造性に富んだ惑星の生物たちも生き生きと描かれていて、大人が観ても十分楽しめました。

10歳のウィリー(ウィリアム)は、惑星調査に出かけた両親と宇宙船で生活しています。ゲームに夢中になったり、ママが注意するより先に危険生物に手を出してしまったりと、いかにもやんちゃな男の子。ところが宇宙船が小惑星に遭遇してバリアが破れ、両親と離れ離れになってしまうんですね。(宇宙船が爆破したように見えたけど、両親は無事

ウィリーが乗ったポッドにはサバイバルロボットが搭載されていて、彼を助けてくれます。その様子はさながら執事のよう学習機能があるようで、ウィリーと一緒にバックも成長していくのが興味深い

不時着した場所が岩石モンスターの真っただ中なんですが、最初は何も起こらないのに、突然襲い掛かってくるあたりはちょっと微妙でしたが、この時予備のバッテリーを落としてしまったのが伏線になっていました。

何とか逃げ出して、見つけた安全な地では、様々な不思議生物たちがいます。パパのお手伝いで未知の生物をカメラに収める役目をしていたウィリーは、張り切って彼らを撮影していきます。その中で、人懐こいフラッシュ(行動はわんこそっくり)と出会うんですね

初めは警戒するバックに止められますが、毒草に触ってしまったウィリーに解毒の実を持ってきてくれたフラッシュを見て、バックもフラッシュが一緒にいることを許します。

家を作ったり、食料を集めたり、フラッシュと遊んだり・・・このまま順調にいくかと見えましたが、バックのバッテリーが少なくなり、休眠モードに。落とした予備のバッテリーを捜しに行くものの、岩石モンスターに阻まれてしまいます。

それから10か月。フラッシュと逞しく生き延びたウィリーは、ある日探索機がやってきたことに気付き、バックの元へ向かいます。ところがバックは完全にバッテリーが切れていて、このままでは探索機に信号を送ることもできません。意を決し、フラッシュやサイに似た生き物(以前助け助けられ友達になった)の力を借りて、岩石モンスターの群れからバッテリーを取り戻すんですね。長く伸びた髪や少し逞しくなった身体にキリっとした目つきがウィリーの成長を表していました。

バックが復活し、救命艇がやってきます。ウィリーはフラッシュも一緒に連れて行くつもりでしたが、フラッシュは断ります。

無事パパとママに再会し、地球に戻ったウィリーは、何故フラッシュが一緒に来なかったのだろうと考えます。うん、誰だって故郷が一番だものね 本当はウィリーにもわかってたんだよね

少年の成長だけではなく、ロボットのバックやフラッシュも成長がみられるのが良かったかな


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