アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

夜行列車の王道を往く~EF65PF「あさかぜ」

2020-12-23 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

クモユニ繋がりで、やはり東海道線から懐かしい画像を掲載。

当時は、まだEF58が最後の活躍をしていて、沿線に撮影に出ると、嫌が上でも上り夜行列車の撮影は出来る。ゴハチが荷物列車にしろ、団臨にしろ、線路端に立った時、どうせなら続けて上ってくるブルトレを撮らない手は考えられない。今回はそんな合間にやってきた「あさかぜ」の画像。現代では、線路端に立つ前に、どんな機関車が来るのか把握して行動を決めていくのが当たり前になっているが、当時はその逆で、一か所にこそを落ち着けて、ダイヤ片手に来る列車を端っこから撮影していたもの。何番の機関車が来るなんて知る由もなかったのだ。だから、ダイヤが乱れてしまうと手に負えず、諦めて帰ったこともしばしばあったように思う。また思いもよらぬ列車がやってきて、撮影出来た時の何とも言えぬ特別な想いも今では消えてしまった。

今にしてみると、まだ真新しいEF65PFの牽く「あさかぜ4号」。暖地型の65PFは、当時から今一つ馴染めなかったが、誇らしげにヘッドマークを掲げて向かってくるブルトレは好きだった。1103号機と言えば、いまだに現役の電気機関車。元気な姿を拝めるなんて何て素晴らしい事だろう。

1981-03-28   10ㇾ  EF651103 あさかぜ4号  東海道本線:真鶴付近