アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

新たな門出を感じて・・

2022-12-31 08:00:00 | 日記
2022年もカウントダウンに入った。いつもながら月日の経つのは早いものだが、アントンKにとって特に今年はあっという間に過ぎてしまった感覚になっている。公私共に多忙だったこともあるが、今までの事、そしてこれからのことを見つめ直す良い機会になったと今では思える。人生一度切り。脇道に逸れている時間など無いのかもしれない。今の自分にとって何が一番大切なのか考えさせられている日々を送っている。
趣味の世界。これはアントンKにとっては生きている証のようなもの。これからも可能な限り、そんな充実した時間を固持していきたいものだ。さてこれから身の周りを整え、久しぶりに総譜を持って第九を鑑賞しよう。誰の演奏を選ぶか?これも楽しみの一つなのだ。

掲載写真は、今年とうとう博物館に入ってしまったEF5861号機の急行をけん引している日常の姿。確かに生まれつきの御召機であり、他の機関車とは別扱いだったのかもしれないが、普段は他のゴハチ機と同様に、黙々と客車を牽いている姿が日常だった。煌々と一灯を照らし、遠くに茶色が見えた時の興奮は、今でも忘れない。
1981-03-28       8116     EF58 61    急行 銀河52号  湯河原付近


究極の離合!?最果ての地で悪夢を見た~DD51

2022-12-27 19:00:00 | 鉄道写真(DL)
最後に掲載するのは、離合写真の中でも忘れることの出来ない1枚を出してしまおう。
寝台列車の撮影を中心に据えていた時代、東海道線から九州ブルトレが撤退してしまうと、自然と北側へと足が向いてしまうのは自然な成り行きだった。それまでのけん引機関車が、EF81から新鋭のEF510 500番台へとスイッチしたり、海峡線でのED79や、道内のDD51重連けん引は、アントンKにとっては被写体として申し分ないものに感じていたからだ。本州内は青森を、道内は函館を起点に据えて、何度となく通った時代がとても懐かしく感じてしまうが、有名撮影地と言われるポイントだけでは物足りず、回を重ねるうちにロケハンも進み、好みのポイントの発見にも心躍った物だった。ここはそんな無名なポイントでの出来事だった。付近には人工物が見当たらず、ただ真っすぐ直線が複線で伸びていて、何とも北海道を感じた場所だったのだ。ベストのコンディションで列車を待ち、DD51のヘッドライトが見えてきたその時、背後から忍び寄る単行キハ。ダイヤ上、ここでバッテン(すれ違う)だったことは、後から解ったことだった。撮影直後は、後味の悪い気分に落ち込んだが、次への闘志が煮えたぎってしまったこともまた事実。急遽スケジュールを変更し再度この線路端に立ったことは、ここだけの話として欲しい。
あれから8年以上の歳月が経ち、当時の心の葛藤も消えてしまったが、今振り返れば、北海道を代表する国鉄車両たちの並びとして受け入れられる気持ちに変わっている。
2014-08-02     8002ㇾ   函館本線:北豊津付近


東海道の離合を狙う②~251系 & E231系

2022-12-23 19:00:00 | 鉄道写真(EC)
前出の画像より更に10年くらい経った2009年春の画像を続けてみたい。
この時代、すでに東海道線には113系電車はなく、現代に繋がるE231電車が一大勢力を振るっていた。この日は、離合を狙うには格好の撮影ポイント戸塚に出向き、撮影を楽しんでいたようである。現代のお若い鉄チャンには、目的の被写体以外の車両がファインダーの中に入ることを拒む傾向にあるようだが、アントンKは全く正反対。いつも何か別の第二の獲物を期待してしまうのだ。もちろん別物に目的列車を邪魔され、撮影出来ずで涙を何度も飲んできた経験も人一倍多い訳だが、だからこそ、偶然に綺麗に収まった時の感動も一入だと言える。
今回は、引退して久しい251系による「スーパービュー踊り子」と現代のJR東日本ネットワークの象徴列車とでも言うべき「湘南新宿ライン」との離合。正確には、離合ではなく、ここでは並走と呼ぶべきだろう。東海道線と横須賀線が同一方向に進む戸塚ならではの楽しさだ。
2009-04-11      E231系 & 251系  東海道本線:戸塚付近


東海道の離合を狙う~113系&373系

2022-12-20 18:00:00 | 鉄道写真(EC)
最近気づいたことだが、長年撮り溜めてきたカラーポジフィルムの劣化が進行している。デジタル完全移行から16年が経ち、それ以前の約30年間のフィルムは、今後ますます劣化が進んでしまうのだろう。
この拙ブログを始めた2011年頃から、徐々にデータ化を進めて、ようやく一巡したところだが、実は別の手段でさらにデータ化を開始しようと画策している。何しろ、今までのものは見様見真似の未熟な作業の末のデータで、最近のPCで見返すと不満な画像が多々見受けられるのだ。これからは、フィルムの褪色進行とデータ化との戦いになりそうだが、思い入れの深い画像だけでも急いで実行したいと決心しているところだ。
掲載画像は、東海道線で数々の離合を狙った時の1コマ。当時東海道線といったら、湘南電車の代名詞113系を思い浮かべ、セミクロスシートに身を置いた日々が浮かんでくる。アントンKにはやはり211系でもE231系でもなく、純粋な鋼体車である113系電車なのだ。この時代、急行「東海」は、それまでの165系から新しいJR東海の新鋭373系へ置き換わり、特急列車に格上げされていた。今ではどちらも見られず懐かしの画像となっている。
1998-07-18     373系 113系離合  東海道本線:横浜-鶴見

「第九」の季節に・・

2022-12-19 19:00:00 | 日記
今年も残すところ10日あまりとなり、いつもながら時の流れの無情さを感じてしまう今日この頃である。
この年末は、いつもの第九演奏会には行かなかった。いつもとは違う年末を迎え、今までとは少し異なった時間を過ごしている状況で、もう少し自分の立ち位置を確固たるものにしたく日々を送っている感覚だからだ。鉄道撮影にも今年は、数えるほどしか出ていないで、このまま暮れていきそうで何だか情けない思いがする。演奏会もしかりであり、アントンKにとって今年2022年は、やはり節目の年、特別な年になりそうだ。
来る年、2023年は、年明け早々から色々と予定が入りつつあるので、趣味活動にも新たな動きがとれそうだ。精進して日々送っていきたいものだ。
暮に向けて、少しでも時間が取れれば朝比奈の音楽を聴いている。普段は中々勿体ない思いがして聴かず仕舞いだが、今年だけは特別なのだ。足取りがどっしりとしたベートーヴェンのエロイカの崇高さといったら、他に例えようがない。哀しみの行進の中から溢れ出す光の輪を感じ心が浄化される想いになる。そして大本命のブルックナーは、今の心境に合わせれば第7だろうか。ザンクトフローリアンの第7は、半世紀経っても未だにアントンKにとって至福の1枚に変わりはない。