アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

DD51重連「北斗星」の衝撃!

2020-06-24 20:00:00 | 鉄道写真(DL)

国鉄が分割民営化されてから生まれた列車は、多々存在しているが、アントンKにとって当時とてもショッキングな思い出の列車は、DD51が重連で走る「北斗星」だった。関東人であるアントンKは、凸型ディーゼル機関車といえば、入れ替えに従事している地味な機関車をイメージしてしまい、当時の八高の重連貨物列車でさえ驚愕には値しなかった。が、ヘッドマークを掲げ、全開で北海道の大地を揺るがすかのごとく突っ走る姿を初めて見た時、「これは凄い!」と心が熱くなったことを今でも思い出せる。それまで見たことが無かったブルーのDD51も、ひと際締って見えて重厚でカッコ良いのだ。

初めて撮影が叶ったのは1989年のことだから、すでに30年以上の時間が流れてしまったが、ファーストインプレッションの衝撃ははっきりと脳裏に刻まれている。この時の渡道は、メインがC62ニセコ号として渡道したのだが、あまりにもブルトレ「北斗星」が魅力的に思えてしまい、予定変更、毎月渡道して陸の王者C62とブルトレ「北斗星」を全力で追ってしまった。

確かにアントンKの経験上だが、鉄道写真の被写体の中で、「御召列車」と並んで「C62ニセコ号」は、最高の被写体だったといまだに思える。こんな列車とDD51重連のブルトレ「北斗星」とを両方狙えるなんて、とんでもなく贅沢な時間だったと今更ながら考えているのだ。

掲載写真は、初めて衝撃を受けた時のDD51重連の「北斗星」。もちろんデジタルカメラではなくカラーポジフィルムで撮影している。この時、今のようなデジカメがあれば、C62もデジタル撮影出来た訳で、そう思うと機材の進歩とともに、趣味の世界も広がりを見せるものだということが理解できる。噴火湾からの朝霧が濃く、とても暗い中、重低音を響かせながら突進してくる重連のDD51は、独特の雰囲気があり魅力的だった。

1989-06-03   5ㇾ  DD511054  北斗星5号  JR北海道/室蘭本線:豊浦付近