アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

南武を走っていた貨物列車の変遷~EF15

2020-06-02 15:00:00 | 国鉄時代(カラー)

貨物時刻表によれば、現在南武線内での貨物列車の運転は夜間帯に限られているようだ。もっとも、武蔵野線が直結する府中本町-立川までの区間には、中央線へと抜ける列車の設定があるが、ここでは、登戸や尻手を通る南武線の南側を思い出してみよう。

最近まで、拝島まで米軍基地用燃料輸送列車(通称米タン)が不定期ではあるものの、この南武線を通っていたことが記憶には新しい。しかしそれも今や武蔵野線経由となり、現状のダイヤへと落ち着いている。アントンKの鉄道撮影を顧みてみると、EF57と時同じくしてED16という電機もお気に入りだったため、よく南武線沿線にはお邪魔していた時期があった。しかしED16を撮影する場合、圧倒的に風光明媚な青梅線沿線へと出向くことが多かったため、南武線内はその比ではなかった。それこそ青梅には、春夏秋冬の景色を求めED16を追ったが、南武線は、時たま運転されていたED16の重連運転にターゲットを絞っていたため、振り返っても大した写真は残されていない。

ここでは、ED16とともに細々と活躍していた立川機関区のEF15けん引の石灰列車を掲載しておく。列車本数では、ED16の運用が圧倒していたが、EF15とは決して共通運用にはならず、特定の列車のみ出会える機関車だった記憶が残っている。当時はED16より近代的に見えたEF15だったが、今こうして眺めるとデッキ付きの美しいスタイルが好ましく思えてしまう。撮影した稲城長沼も、梨畑が広がり、まだまだ近代化からは無縁だった土地。誰が現代のような宅地化を想像出来ようか・・

1978-07-31  5178ㇾ  EF1578          南武線:稲城長沼付近