アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EF58定番撮影地~新子安

2018-05-27 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

現在も東海道線の撮影地として未だに現役の新子安。学生時代、この駅は上下線ともホームより撮影が可能だと当時の先輩に助言され、それまで大井町や大森界隈が多かった撮影場所が、一気に神奈川県下へと移り、それ以後アントンKの定番となった場所である。ゴハチの時代は、番号がはっきり写るような構図で撮影した記録写真がほとんどだったから、この新子安はその点都合が良かった。中望遠レンズぐらいからの長めのレンズで構えると、中線1本おいて左頭の理想的な構図が得られ、大変記録には重宝したのだ。PENTAX67導入後は、この構図のために300mmがどうしても欲しくなり、バイトに明け暮れた日々が懐かしい。

一番頻繁に通っていたのは、やはりEF58の消滅が囁かれ出した1983年~84年の頃。仕事でほぼ毎日この駅を使う幸運にも恵まれ、ちょうど昼休みに通過する荷33列車は、お昼のプレゼントとばかりよく撮影したもの。従来の浜松区のゴハチ運用から、ゴハチ自体下関に集結した時代だったから、色々なカマが登場し目が離せなかった。現在このポイントは、ホーム先端にある陸橋の足場の位置が移動し、また線路端にロープが張られているようで、同じような角度では撮影出来なくなってしまったことが残念。

掲載写真は、ゴハチ晩年の頃ではなく、番号を意識し始めた頃の荷33列車。編成だけ見ても、貨車のようなスニ系は少なく、シルヘッダーの付いた旧型客車が並んでいて時代を感じてしまう。浜松区には、ゴハチのトップナンバーを含んだ初期車が連番で配置されていたので、気が抜けなかった思い出が甦る。

1978-10-18  荷33ㇾ  EF585      東海道本線:新子安にて