アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

好きだったワイパーカバー付きゴハチ

2018-05-10 19:00:00 | 国鉄時代(カラー)

晴れていないとカラーポジでは撮影しなかった当時のアントンK。先輩や友人たちに従って、ゴハチの写真も大部分がモノクロ写真を優先し、カラーはよほどのことがないと撮影しなかった。30年以上も前の当時は、カラーフィルムは経年劣化が進み、将来写真を楽しむのなら、まずモノクロ写真だというのが僕等の常識だった。月刊誌「鉄道ファン」のモノクロ写真に憧れていたアントンKは、こんな周囲の意見もあり、進んでTRI-XやT-MAXという当時の定番フィルムをカメラに装てんし撮影を楽しんでいた訳である。

掲載写真は、ゴハチの記録写真、いわゆる番号つぶしに躍起になっていた時代のもの。米原区の受け持つ荷物列車で、美しいゴハチの多い米原区はいつも注視していたが、この時は、冬の光を受けて現れた美しいゴハチを見て感動したことを思い出す。特に小窓ワイパーカバー付きの機体は、控え目な個性があり好みだったのだ。

自分の中でのルールは、日照条件はともかく、きっちり機番が読みとれる綺麗な画像を目指して撮影していたが、結果として全機撮影は叶わなかった。思い立った時にはすでに休車のゴハチが発生していたし、ゴーナナ時代には夢にも思わなかったチャレンジなので、こればかりは致し方ない。

1981-12-03  荷36ㇾ   EF58112   東海道本線:三島-函南