羽迫博己さんの町屋あれこれ・・・~奈半利町の町並み~奈半利町の歴史
奈半利の歴史
奈半利町は高知県の東部地域、
奈半利川の東岸にある町です。
古くから野根山街道の起点として、また紀貫之の
「土佐日記」に那波の泊として登場するように、
陸・海の重要拠点でした。
山内一豊が土佐入国の際にも野根山街道を経て、
奈半利町で宿泊しました。
産業としては、上流の木材を奈半利川から搬出し
集散地となっていましたが、奈半利貯木場と
森林鉄道奈半利川線が完成してから、
更なる発展を遂げました。
さらに樟脳等の林産物や捕鯨・製糸業が起こり
栄えました。
特に明治以降に人材を輩出し高知県の
産業近代化に貢献しました。
今ある奈半利町の伝統的建造物の多くは、
この時期に建てられたものです。
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