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日々の日記など

東京都美術館 『世紀の日本画』

2014-01-26 | 美術館・博物館
今日は、今年の新春『日本 美術の祭典』と称して
上野の東京国立博物館と東京都美術館で

  • クリーブランド美術館展@東京国立博物館
  • 人間国宝展@東京国立博物館
  • 世紀の日本画@東京都美術館

が、開催されます。
そのうち、クリーブランド美術館展と人間国宝展には既に行ったので、
今日は残る一つ、昨日(2014/01/25)、
東京都美術館で始まった『世紀の日本画』の
前期展示に行って来ました。
この『世紀の日本画』は、前期後期の二会期で構成され、
前期と後期で、全作品を入れ替えるそうですが、
いずれにしても、まず、前期をみないと、
後期だけ見ても、全部を見たことになりませんからね。
去年の8月に、1000円/枚(限定5000枚)で発売され、
東京国立博物館で開催中の『クリーブランド美術館展』と
『人間国宝展』で使った残りの3展共通特別先行前売り券でGOです。

ある意味、前期・後期の両方で、一つの展覧会なので、
前期だけを見ても、展覧会の半分しか見てないのですが、
この前期で興味深かったものを幾つか。

まずは、横山大観の《紅葉》ですかね。
群青の川面と、それに対比するような紅の紅葉が美しいです。
振り袖の柄とかにありそうです。

それと、安田靫彦の《飛鳥の春の額田王》は、
なんか、どこかで見たことが有る気がします。
教科書かなんかで、飛鳥を示す挿絵とかで見たような気が・・・?

同じく安田靫彦ですが、《風神雷神》と言う作品がありました。
普通『風神雷神』と言えば、同じ『日本 美術の祭典』シリーズの
『クリーブランド美術館展』にも出店されている、
「伊年」印の《雷神図屏風》とか、
あるいは、東京国立博物館に収蔵されている
尾形光琳の屏風画とかが、有名あるいはイメージに浮かびますが、
この安田靫彦の《風神雷神》は一風変わっていました。
なんか、可愛らしい風神と雷神です。
妙に、人間(って言うか、子供)っぽいし。
神様に、“子供っぽい”とは、甚だ失礼ですね。
ごめんなさい。

最後に、小林古径の《竹取物語》は、中々興味深かったです。
特に『昇天』の部分は、不思議な感じですね。
幻想的というか、何というか。
周囲に蓮が描かれているのは、どういう事なんでしょうね?

これが、有名海外美術館とか、海外アーティストの回顧展とかだと、
結構混むんでしょうけど、日本画は人気がないんですかね?
結構空いていて、見やすかったです。









名称日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画
http://www.nichibisai.jp/nihonga/about/
会期[前期] 1月25日(土)~2月25日(火)
[後期] 3月1日(土)~4月1日(火)
会場東京都美術館
当日観覧料一般1400円、学生1200円、高校生800円、65歳以上600円、中学生以下無料
開室時間9:30~17:30(入館は閉室の30分前まで)
夜間開室毎週金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
休室日毎週月曜日、2月26日(水)~28(金)(ただし2月24日(月)、3月31日(月)は開室)


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