以前の記事「弁護士は単なる客商売じゃない!」のコメント欄で、先生と呼ぶ習慣をやめるべきだというコメントがありましたが、この点について一言。
たしかに、弁護士同士で懇談会などやっているとき、お互いに「○○先生」「○○先生」などと呼び合っているのには黒猫も違和感を覚えるときがあるのですが、裁判所や法律事務所など実務の現場では、「先生」という名称を使う実務上の必要性があるんですよね。
というのは、法務や裁判の現場では、実際に相手をしている人が法律事務を取り扱う権限のある人(弁護士)であるかどうかを明確にする必要がありますが、ダイレクトに「弁護士さんですか」「弁護士さんいらっしゃいますか」と聞くのもぶしつけな感じがあるので、弁護士を意味する言葉として「先生」という言葉が使われ、弁護士会や裁判所では「先生でいらっしゃいますか」などと聞かれたりすることがたまにあります。ちゃんとバッジをつけていればそんなことをする必要はないのですが、弁護士といえども常にバッジをつけているわけではないので。
したがって、裁判所で「先生」というのは単に弁護士を指す隠語のようなものに過ぎず、そこに尊敬の念などは一切ありません。黒猫も修習中、裁判官や書記官が「弁護士をいちいち人間扱いしていたら仕事やってられない」と平然と言っていたのを聞いたことがあります。
ところで、司法修習をやっているとき、司法研修所の教官の名前を呼ぶときは「○○教官」、実務修習の指導担当弁護士の名前を呼ぶときは「○○先生」と呼べば問題ないでしょうが、指導担当の検察官や裁判官の名前を呼ぶときには、何と呼んだらよいか困ったことがあります。「○○検事」「○○判事」と呼ぶのも何か堅苦しい気がするし・・・。黒猫の場合、実際には「○○さん」で済ましてしまったことが多いですが。
たしかに、弁護士同士で懇談会などやっているとき、お互いに「○○先生」「○○先生」などと呼び合っているのには黒猫も違和感を覚えるときがあるのですが、裁判所や法律事務所など実務の現場では、「先生」という名称を使う実務上の必要性があるんですよね。
というのは、法務や裁判の現場では、実際に相手をしている人が法律事務を取り扱う権限のある人(弁護士)であるかどうかを明確にする必要がありますが、ダイレクトに「弁護士さんですか」「弁護士さんいらっしゃいますか」と聞くのもぶしつけな感じがあるので、弁護士を意味する言葉として「先生」という言葉が使われ、弁護士会や裁判所では「先生でいらっしゃいますか」などと聞かれたりすることがたまにあります。ちゃんとバッジをつけていればそんなことをする必要はないのですが、弁護士といえども常にバッジをつけているわけではないので。
したがって、裁判所で「先生」というのは単に弁護士を指す隠語のようなものに過ぎず、そこに尊敬の念などは一切ありません。黒猫も修習中、裁判官や書記官が「弁護士をいちいち人間扱いしていたら仕事やってられない」と平然と言っていたのを聞いたことがあります。
ところで、司法修習をやっているとき、司法研修所の教官の名前を呼ぶときは「○○教官」、実務修習の指導担当弁護士の名前を呼ぶときは「○○先生」と呼べば問題ないでしょうが、指導担当の検察官や裁判官の名前を呼ぶときには、何と呼んだらよいか困ったことがあります。「○○検事」「○○判事」と呼ぶのも何か堅苦しい気がするし・・・。黒猫の場合、実際には「○○さん」で済ましてしまったことが多いですが。
私が年配の「先生」から伺ったのは、なんでも
弁護士さんは法廷に立てば、大先輩でも若手でも平等であり、
お互い遠慮なくやりあえる(笑)ように一律に先生と呼んで、
敬意を表すんだと聞いたことがあります。
ちなみに、私としては、弁護士に先生とつけるより、
代議士に先生と付ける方がはるかに理解に苦しむのですが(笑)