画は 歌川 廣重 (安藤 廣重)
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「東海道五拾三次之内 水口」です。
☆晴れ。
毎度ながらいい分析です、
◆https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/4901
長周新聞 2017年9月29日
◎二刀流で改憲めざす 詐欺のような選挙
民進党解体でリベラル殲滅
☆支配の安定求め小池新党を演出する背後勢力
衆議院が解散し、10月10日公示、22日投開票の解散総選挙に向けて
政局がめまぐるしく動いている。
今回の解散はモリ&カケ隠しといわれるように、
目に余る私物化政治が暴露されて身動きがとれなくなった安倍政府が、
その自己都合から突破をはかって仕掛けたものだ。
ところが、目下、安倍晋三の意図やコントロールを離れたところで
「安倍政府VS小池新党」であるかのような装いで
批判世論や争点をそらした劇場型選挙が動き始め、
何が何だか分からないうちに野党を解体し、
選挙後はより右傾化した総翼賛体制にもっていく動きがあらわれている。
米日支配層にとって、総理大臣が安倍晋三であるか否かなどどうでもよい問題で、
支配の枠組みを維持し安定させるために、
自民党とガス抜き装置としての小池新党その他を両天秤にかけながら、
彼らを転がして総選挙後はいかようにも体制を確保していく狙いを暴露している。
記者座談会をもって情勢を論議した。
A 今回の解散劇は、第一に安倍政府がにっちもさっちもいかなくなった
ことを暴露している。国会の3分の2の議席を持っていながら
解散せざるを得ないほど、世論から総スカンをくらって追い込まれている。
モリ&カケで はぐらかしや誤魔化しを続ければ続けるほど
無様な状態に追い込まれ、安倍自民の「一強」では
政治を安定化させることができない。これは単純に国会の頭数の問題ではない。
あまりにも程度が悪すぎるというか ポンコツ過ぎて、
世論を欺瞞することができなくなったという支配側の判断が動いている。
腐敗堕落が知れ渡ってしまった政治構造に対して、
国民的な憤激が盛り上がればどうなるものかわかったものではない。
忖度官僚やメディアをもってしても守り切れず、保たないわけだ。
だから、安倍自民の議席数が減ったとしても、政策的にはさほど違いのない
別の勢力を作り出して、無難に着地していくことを求めている。
小池百合子をことのほか持ち上げ、ジャンヌダルクのような扱いをして
有権者をたぶらかしているが、要するに二刀流で切り抜けようとしている。
これを察知した民進党の右派をはじめとした勘のいい与党願望勢力が、
我先にと「希望の党」の門戸を叩いている。
自民党がダメになった時は、第2自民、第3自民という形で
新党結成に発展する動きはこれまでにもあったが、
その二番煎じ、三番煎じを まるで一番煎じのように作り上げている。
安倍晋三の脳味噌の力量をはるかに超えた力が動いていると見るのが妥当だ。
というか、解散を仕掛けた安倍本人を置き去りにして 一気に事が動いている。
B 何が何だか分からないうちに総選挙にもつれ込もうとしている。
既存の野党や与党の枠組みをいっきに破壊して、大胆な政界再編をしている
一種のショック・ドクトリンだし、有権者の頭を引っかき回している。
いったい何が動いているのかを凝視しないといけない。
目下、目立っているのは野党解体が急速に進んでいることだ。
自民党が空中分解するならまだしも、「小池新党」を一つの軸にして、
もっぱら手を突っ込まれているのは野党の側で、
この解体が進んでいることに特徴がある。
民進党は党首の前原がみずから解党を牽引し、
小池百合子率いる「希望の党」に合流する動きを見せている。
この間の離党ドミノは泥船からネズミが逃げ出すような光景でもあったが、
そうして先行して離党した長島昭久とか細野豪志などと同じさやにおさまる。
連合もその選挙応援をする勢力として糾合されるという。
これは党内議論を経た解党ではなく、党員の頭越しに進んでいることだ。
民主主義的な意思形成によってそうなったのではなく、
上から大きな力が加わっている。
そして、党首の前原自身が無所属で出馬するし、民進党のカネや組織力を
「希望の党」に注ぎ込み、候補者公認まで委ねるという不可解さだ。
野田が安倍自民に大政奉還して自爆解散したが、
これも嬉嬉として自爆解党を仕掛けている。
なぜか? だ。
C 民進党の中では旧社会党出身とかリベラル派といわれる部分が
踏み絵を迫られている。「希望の党」に参加するには安保関連法や憲法改定、
小池百合子と同じ歴史認識に同意しなければ認めない という形で、
これらの「左」がかった残存物を一挙に路頭に放り出す戦略だ。
そして、前原をはじめとした根っからの民主党右派が
「希望の党」に合流していくというものだ。
これらの新自由主義政治の申し子といってもいい政治家たちは、
民主党時代から憲法改定であるとか、消費税増税、法人税減税、
日米同盟等等で自民党と大して変わらないことを主張して
支配層の代弁者を務めていた。
アメリカやネオコンとの関係も切り結んできた部分といっていい。
バカなことばかりくり返している安倍晋三や自民党に変わって、
「それなら私たちが!」と番頭争いに名乗りを上げている。
有権者に見限られて日の目を見ることがないだろう民進党を投げ捨て、
新しい投機先を見つけて野党解体に乗り出したわけだ。
躊躇がなく嬉嬉としているのはそのためだ。
むしろ、今がチャンスと見なして政治生命をかけた大立ち回りをやっている。
その「希望の党」に、長年冷遇されてきた小沢一郎も加わるような報道だ。
D 選挙に勝てば主導権を握れると見込んだ離合集散だ。
しかし、離党ドミノを見ていて節操のなさを感じている人人も多い。
通常、いかなる政党であっても、党員ならば党内で
侃侃諤諤(かんかんがくがく)の争いをして、みずからの結集した党を建設し、
政治理念を実現するために尽くすものだろう。
それが古巣を簡単に見限ってプイッと出て行く。
ヤドカリみたいに新しい宿探しをしている。つまり、
政治家でありながら政治理念などまるでないわけだ。
選挙に当選してバッチをつけることが最大の目標で、
そのためには政策も所属政党もどうでもよいという性根を暴露している。
小池新党がどのような政策や綱領を掲げるのかすらあやふやな段階で
「小池新党との合流」「極秘裏に接触」等等がニュースを賑わせていた。
小池百合子にどのような背後勢力がついているのか、
奥の院の政界再編も含めたプログラムがどう動いていくのかを
敏感に捉えて投機している。その意味で嗅覚だけは発達しているといえる。
☆右派二大政党制の企み
A 支配層は明らかに二刀流で乗り切ろうとしている。
それが安倍自民と小池新党だ。
小池新党は無党派層をとり込むために反原発を掲げたり、
安倍自民との違いを出そうと苦心もしている。
しかし小池百合子は自身の公式サイトでも
「日本も核武装の選択肢は充分ある」と明記していたくらいで、
原発再稼働や原発輸出にも賛成していた。
小泉政府の時期に防衛大臣をしていたが、日米安保とか安保関連法案についても
自民党員として賛成してきたし、その政治スタンスは安倍自民と何ら変わりがない。
それがいかにも救世主であるかのような持ち上げられ方をして、
無党派層をとり込んでいくシンボルに祭り上げられている。
D 都知事選や都議会選挙で都民ファーストが大勝したが、
自民党をなぎ倒していく痛快さに有権者が雪崩を打ち、
その反自民票を自民党と何ら変わりない者がきっちり回収していく構造だ。
小泉の郵政選挙と似ている。
一種の詐欺みたいなものだが、他に受け皿がない状況のもとで
目くらましをしつつ、すべてをとり込んでいく装置になっている。
都知事選では石原慎太郎と喧嘩するようなポーズを見せていたが、
選挙が終わればノーサイドで責任追及などしていない。
B 支配層からすれば自民党がダメになった後のリリーフ役は
維新の橋下でも良かったかも知れない。
しかし所属議員はデタラメなのばかりで、維新が賞味期限切れになって
芽がなくなった。既に化けの皮が剥がれて、
「自民党の補完勢力じゃないか」という見方が浸透してしまっている。
そこで小池百合子に白羽の矢が立ったような印象だ。
小池は日本新党→新進党→自由党→保守党→保守クラブ→自民党→
都民ファーストの会→希望の党と政党を渡り歩いてきた。
小泉政府の時期に防衛大臣も務めていたが、散散政界渡り鳥をした挙げ句に
今の地位まで登り詰めた。都知事選以後のうなぎ登りは、
本人の実力というよりはメディアや背後勢力の力によるところが大きい。
政治が腐敗堕落している状況との対比で、
女性リーダーという斬新さを売りにして人為的に「期待」をつくり出している。
今回の解散でも、テレビやメディアが「小池劇場」をお膳立てしている。
あまりにもあからさまだ。電波を惜しげもなく使って、
「希望の党」をプロモーションしているし、空気をつくり出して
瞬間風速で持っていく戦法だ。
D 2月には特許庁に「希望の党」の商標を出願し、9月1日に登録されていた
こともわかっている。相当に早い段階から準備している。
「小池新党」に政界を再編していく構想が早くからあったことをあらわしている。
安倍自民党が倒れた後のバトンリレーみたいなものだ。
このプログラムを察知している人間がいなかったというものではない。
自民党のなかでも民進党のなかでも「安倍がボロボロになった後」を
先回りしている人間はいたわけだ。
C 「希望の党」には「日本のこころ」の中山恭子・成彬とか、
日本会議の現会長である田久保忠衛なども加わっている。
安倍自民とどちらが右かを張り合うようなメンバー構成だ。
これらはみんな改憲勢力だ。
選挙がどっちに転んでも改憲に持っていく布陣といっていい。
右派政党が二大政党制を敷くための選挙が仕組まれている。
A 安倍晋三は過半数が目標なのだといっている。
自民党の議席が3分の2から2分の1に減っても構わないと見なしている。
結果如何によってはボロ負けの責任をとって退陣すべき状況に
追い込まれるわけだが、それで安倍晋三が袋叩きにされようが
支配層には関係のないことだ。安倍が持ち堪えるもよし、自爆するもよし。
選挙がどっちに転んでも 右派二大政党制という保険をかけて、
安倍が仮に退場に追い込まれたとしても、これで改憲と増税、戦争の道へと
突き進んでいく仕組みだ。
民進党解党を通じて残存していたリベラルとか左派といった勢力が
壊滅に追い込まれて、「野党共闘」も崩壊させた。
選挙後に安倍自民と小池新党のどちらが主導権を握ろうが、
背後勢力にとっては都合よくコントロールでき、
野党としては「日本共産党」がガス抜き担当という配置だ。
世論を欺瞞しつつ民主党に任せてみた2009年段階とも様相は異なる。
B ただ、選挙は始まったわけでも終わったわけでもない。
最終的に判断するのは有権者だ。
とはいえ、いまのところ支配側の願望が選挙構図として投げ与えられ、
それに対して下から候補者を押し立てたり、
有権者の受け皿となり得るような政党が台頭したりする時間的余裕などない。
そうした条件のもとで、どのように有権者が判断を下すかにかかっている。
反自民を小池新党が吸い上げて、どちらに転んでも同じ政治を実行していく
というふざけた構造のなかで、どう民意を表現していくかが問われている。
A 低投票率によって自民党の「一強」は担保されてきたが、
そもそも政党政治が有権者から浮き上がって今に至っている。
国会という小さなコップのなかでの「一強」は現実を反映していない。
それなのに調子に乗るから安倍晋三は浅薄なのだ。
今回の解散にともなう政界再編もいわば「コップのなかの大騒ぎ」であって、
1億2000万人の国民の意思とは別世界でくり広げられているものだ。
仮に自民と小池新党の右派二大政党制を敷いたとして、
一時しのぎにしかなり得ないのは目に見えている。
しかし、支配の側はこれで改憲と増税、戦争の道に踏み込もうとしている。
アメリカなり独占企業からすれば、対米従属構造のもとで引き続き
安定した支配を求めているし、
その統治を司るトップが誰であるかなど二の次なのだ。
国民の憤激が過剰に高まらない程度に政治を安定させ、
支配側の意図を代弁する限りにおいては誰でも良い関係だ。
D 「反安倍」のなかに安倍憎しで「小池新党」に希望を抱く流れもある。
安倍自民を懲らしめろ! という思いを否定するものではない。
しかし、考えなければならない。
「あれ」がダメだから「これ」が良いというような代物ではない。
現実にはどうにもならないほど政党政治が腐敗堕落し、
有権者としては票の持って行き場がない。
それは如何ともし難いものがある。
民主主義的に下からボトムアップする形で政党政治が機能しているわけではなく、
現状では上からコントロールされて政党が解体したり離合集散し、
有権者としては選択肢が限られてしまう。
B 資本の剥き出しの支配が貫かれている社会にあって、
労働者なり民衆の願いを束ねて立ち向かう政党など見当たらない。
スペインでポデモスが台頭したり、アメリカ大統領選で社会主義者を標榜する
サンダースが旋風を巻き起こしたが、
「まともな政治家(政党)が出てこないものか」という思いは鬱積している。
しかし、悲しいかな受け皿として台頭するまでに至っていない。
個人的には山本太郎あたりが何かやらかさないものかと期待もしているのだが…。
野党殲滅といっても、小池新党に振るいにかけられて
泣きべそをかいているようでは政治家失格だ。
むしろこの選挙を裏返すと 野党こそが目立つチャンスなのに、
何を湿気ているのかと思わせる。
反対のための反対というか、支配の枠内に安住して、
飯の種にしているから だらしがないのだ。
野党がなぜ足腰立たないまでになったのかという問題についても、
歴史的に振り返ってみる必要がある。
なぜ大衆から相手にされなくなったのか、遊離したのかだ。
自民党が強いというより、野党が弱すぎる。
だから、1人であっても山本太郎の方が目立つ。
国会の質問でも面白いから毎回チェックしているんだが、
当たり前のことを言っているだけで、突飛なことを主張しているわけでもない。
C 過渡期でもある。政党政治が腐敗堕落してどうしようもなくなっているが、
ある意味で弱体化していることの反映でもある。
人人を率いて、その支持を基盤にして社会を運営していくというものではなく、
如何に低投票率にして自公が勝ち抜けるかという選挙をくり返してきた。
この低俗極まる政治が最終的に行き着いた先が安倍政治といえる。
ここからどう次の安定につなげていくか、支配の側も四苦八苦だ。
A 日本社会にとって議会制民主主義といっても、明治維新から150年
しかたっていない。しかも維新後は絶対主義天皇制のもとで
戦争に次ぐ戦争をくり返し、第2次大戦後は対米従属構造につながれて
「アメリカ民主主義」の真似事をしてきただけだ。
その歴史だけ見ても僅か72年に過ぎない。
「民主主義の歴史が浅い」というが、いつ民主主義を経験したといえるのか
も疑問だ。しかし、戦後長らく続いた自民党でも、
全有権者のうちの支持率17%で 公明党に支えてもらわなければ選挙に勝てない
というような低レベルではなかった。
一定の基盤をもって成り立っていた。
何度もいうように、安倍自民などというものは小選挙区のテクニックで
国会の議席は占めているが、国民のなかでの基盤は乏しいわけだ。
まさに弱体化だ。そこで、劇場型のテクニックによって切り抜ける戦法が
はびこり始めた。いまさら「小池新党」というが、
「みんなの党」「維新の党」と大差ない。
B 民主党が政権与党になっても自民党と同じことを始めるし、
その昔は社会党も村山が首相になったら自民党と同じことをやって自爆した。
対米従属構造を犯しさえしなければ、支配の側にとって
誰が首相であるかなどどうでもよいし、そんなものなのだ。
狡い争点のすり替えがやられているが、総選挙という目先だけでなく、
その先の展望を持って大衆的な動きを作り出さなければならない。
それこそ、アメリカ大統領選すらエスタブリッシュ(既存の権威)が震撼する
ような大衆行動が盛り上がったが、日本でも社会の根底に蓄積された
大衆の怒りは半端ではないものがある。
真に国民の受け皿となり得る新しい政治勢力を登場させることが
避けがたい課題になっていることを痛感させる。
すぐに幻滅したり絶望するのではなく、
総選挙後の政局の変化も含めて過渡期を客観的に見据え、
よりよい日本社会にしていくための努力をしなければならない。
どの党に投票したら良くなるか、ましかというだけでなく、
視野を広げて考えることが重要ではないか。
小手先ではどうにもならないほど政治が行き詰まっているのだ。
C とはいえ、安倍自民を叩き潰すことが第一だ。
その力をもって次に主導権を握る連中も縛り上げることが重要だ。
国民を舐めきっている者を退場に追い込み、
泣くような目にあわせなければ痛みにならない。
前回選挙の自民党の支持率が17%なら、10%以下くらいまで
叩き落として 二度と起き上がれない状態に追い込んだ方がよい。
泡沫政党になった途端、「一強」は崩壊する。
その後のことはその後のことだ。
きりがないかもしれないが、一つずつ物事に落とし前をつけていく作業も必要だ。
国民と政党との力関係を思い知らせるような選挙にしなければならない。
廣重、二枚目、
「六十余州名所圖會」 「紀伊 和歌之浦」です。
口先狐と緑の狸の化かし合いw
◆https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20170929_190995/
東洋経済オンライン / 2017年9月29日
◎前原誠司の本心は 「小池百合子の丸呑み」だ
「考えた考えた挙句の秘策」 の裏にあるもの
「日本国憲法第7条により、衆議院を解散する」ーー。
9月28日正午に開催された衆議院本会議で、大島理森議長は解散詔書を読み上げた。
公示日は10月10日、投開票日は10月22日。
この選挙から10議席減となったため、465議席をかけた熱い闘いの火蓋が切られた。
■「考えた考えた挙句の末の提案」
希望の党への合流が話題になっている民進党では、
午後1時半から開かれた両院議員総会で前原誠司代表はこう述べている。
「民進党の今の現状を考えた時に、どうすればもう一度政権交代を起こせるか。
それを考えた考えた挙句に末に、私はみなさんに提案させていただいている」
「もう一度理想社会をつくる。そのために名を捨てて実を取る、
その決断を御理解いただきたい」
前原氏が「考えた考えた挙句の末の提案」は以下の3点だ。
① 今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。
② 民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、
「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。
③ 民進党は今回の総選挙に候補を擁立せず「希望の党」を全力で支援する。
すなわち党所属の衆議院議員は全員が離党して「希望の党」に公認申請するが、
参議院はそのままにするということ。
「民進党」の党名は残ることになった。
これはかつて新進党が結成された際に、公明党が用いた手段と同じである。
公明党は1994年12月の新進党結党に参加したが、
1992年の参院選当選組と地方議員で「公明」を結成。
参議院では新進党と統一会派を組む戦法をとった。
この「公明」は1997年12月に新進党が崩壊した時、
旧公明党の議員の受け皿となったが、
これが1992年当選組の改選期である1998年よりも前だったことは、偶然にはみえない。
そもそもが「新進党はその程度の寿命」と公明党内で判断されていたのではないか。
■希望の党は選挙のための政党?
参議院の「民進党」も衆院選の後に希望の党へ合流すると言われているが、
その実情はどうなのか。
解散の後、自分の選挙区に急ぐ議員たちにその本音を聞いてみたところ、
「希望の党への合流は選挙のための便法。
そもそも同じ政党でずっとやるというほどの気概は持っていない」
という返事が返ってきた。
羽田空港に向かう車中のその議員は、こう続けた。
「もっとも受ける側(希望の党)も、党利党略があってのことだ」。
別の議員もこう言った。
「どうせ4〜5カ月後には、(希望の党と)別れている」。
このような同床異夢状態であれば、
たとえ当選しても衆院選後の混乱は目に見えている。
また「希望の党は入党希望者全員を受け入れるわけではなく、
約30人は拒否される」との話も出ている。
希望の党の小池百合子代表が「ひとりひとりを見て、(入党させるかどうか)
自分が決める」と述べたことが原因だが、
小池代表が決める前にすでに民進党から希望の党へ移動した人たちが
「希望の党に入れない面々」について口にしているのだ。
具体的に拒否される人として、菅直人元首相、辻元清美衆議院議員、
赤松広隆元農水相などの名前が出ている。
いずれもリベラル的な傾向が強い。
これには希望の党への衆議院民進党の合流を支援している連合が反対しているという。
民進党からまるごと希望の党への移動ならともかく、
議員の考えによって分けられてしまったならば、
それぞれの議員を支持する労組が分断されてしまいかねないからだ。
この度の合流に最も腹をたてているのは、
野党共闘を進めようとしていた日本共産党だ。
共産党の志位和夫委員長は28日、「重大な背信行為だ」と批判し、
希望の党の公認候補が立つ選挙区には対抗馬を立てる方針を示している。
ただ、希望の党に入れてもらえず無所属で立候補したからといって、
全ての選挙区で必ず不利になるわけではない。
希望の党からはじかれたリベラルな元民進党議員に対しては、
共産党が応援する可能性は残っている。
たとえば大阪10区の辻元氏は、2014年の衆院選では小選挙区で勝っているが、
民主党入りした以降の2012年の衆院選では
日本維新の会の松浪健太衆議院議員に5706票差で負けている。
ここに共産党の1万4706票を加えれば逆転するのだ。
また埼玉5区の枝野幸男元官房長官や東京7区の長妻昭元厚労相などは、
もともと選挙に強い。
希望の党の支援を仰がなくても独力で当選できると踏んでいる。
野党共闘に意欲的だった彼らには、共産党の支援が加わる可能性さえある。
■参議院には「民進党」が残っている
さらに希望の党がリベラルな議員の参加を拒否するのなら、
衆院選挙の後で予定されている参議院の合流にも混乱が予想される。
というのも、参議院民進党にはリベラルな議員がけっこういる。
実際に27日夜9時から参議院内で開かれた議員総会では、
10名ほどの議員が希望の党への合流に疑問を投げかけたという。
ただし大きな混乱はなく、参議院民進党は衆議院の動向に従っている。
しかし、そもそも希望の党には、参議院議員がいない。
衆院選の後で参議院民進党が合流すると、同党の参議院は民進党カラー一色となる。
それが小池代表の意図のままに動くのだろうか。
仮に衆院選で希望の党が大勝して政権を獲ったとしても、
参議院の構成が現状のままでは、
まず参議院で過半数を維持する自民党の壁に直面する。
それだけでなく、その後ろに民進党の壁も控えているということになる。
前原氏がこうした意図を持って参議院の新党入りを衆院選後に延ばしたのならば、
なかなかの策士といえるだろう。
その背後には小沢一郎自由党党首が控え、知恵者で知られる平野貞夫元参議院議員が
付いている可能性が高い。
衆院選後を睨んだ攻防は、すでに始まっている。
廣重、三枚目、
「名所江戸百景」 「目黒爺々が茶屋」です。
小池婆ぁは衆院出馬すると思うが、
◆https://twitter.com/yabekoji
矢部宏治 より抜粋、
#矢部宏治 @yabekoji
いま起きていることは「2012年・野田自爆解散」の再演。
野田が前原、日本維新が希望へと役者が変わっただけ。
2度の自爆選挙で、共産党以外の反自民勢力は壊滅し、
対米(軍)従属を競い合う極右二大政党制が完成する。
次の目的は核の地上配備による
中国・北朝鮮との撃ち合い体制の確立=米軍の安全
#矢部宏治 @yabekoji 11時間前
矢部宏治さんが田中龍作をリツイートしました
山本太郎氏「(小池新党の)踏み絵は踏めない」と きっぱり 。
「憲法、安保法制、沖縄の踏み絵は踏めない」。さすが太郎さん。
でも本当は踏める方がおかしい。
そのことに、早く他の議員も気づいてほしい。
太郎さんとデニーさんを中心に社共と連携する新党を作れば、
有権者は必ずその党を支持する。
◆http://健康法.jp/archives/34455
健康になるためのブログ 2017/09/29
◎【いいね!】 共産・志位委員長が野党共闘継続を宣言!
希望の党から立候補しない民進党議員と 連携を模索
☆http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/
k10011161711000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
NHK 9月29日
◎共産 志位委員長 安保法廃止求める民進出身者と連携も
#志位和夫✔@shiikazuo
「希望」の側は、露骨な選別に出てきた。
勇気をもって、共闘の立場に立つ政党、議員、候補者とは、
連携をしっかりしていきたい。
こんな共闘つぶしの動きに、決して負けるわけにはいかない。
安保法制廃止、立憲主義回復という共闘の原点、初心にたって、
力をあわせよう!
2017年9月29日
◆http://健康法.jp/archives/34439
健康になるためのブログ 2017/09/29
◎【野党は共闘♪】民進・逢坂氏(北海道8区)が無所属出馬の意向を表明!
北海道で民進からドミノ離党が起こるか!?
☆https://digital.hakoshin.jp/news/elect/26216
函館新聞 2017年9月29日
◎【速報】逢坂氏、無所属出馬の意向表明
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2017年 09月 28日
#しかし、冷静に考えてもらいたいが、あのハシストの例を出すまでもなく、
「小池ブーム」なんて、いつまでも続くワケがない。
確かに、今回は便乗できるだろう。でも、こんなもん、未来永劫続かんからな。
それと、小池新党の影響力だが、センキョ戦においては、
東京を中心に、首都圏だろう。
具体的に言えば、比例における東京と南関東ブロックだ。
だから、この2つの比例ブロックに属する民進候補者は、積極的に
希望に入りゃエエだろうし、実際、入りたいってのは、
特に東京ブロック管内で多いだろうし、恐らく、小池もそれを望んでおると思う。
ただ、北海道とか、東北のブロックで、「小池新党効果」がどこまで波及するかは
ワシは未知数だと思う。
っていうか、前回16年の参院センキョでは、
ココらは「民進回復」の基調が出てきておるんだから、敢えて、
そういうところまで希望に合流させる必要があるのか、甚だギモンだ。
ワシは、民進で残すところは残すべきだと思う。
小池が都チジを辞職し、退路を絶って、自らも出るんであれば、ハナシは別で、
民進も「地獄の底まで、小池と心中」ってことで、
持参金を全部渡して一緒になるってのも、やぶさかではい。
しかし、何度も言うが、小池は「半身」だからな。
#さらに続きで、ワシの意見では、今回の民進と希望の合流劇は、
「首都圏限定」にすべきだと思う。
だから、具体的には、東京と南関東ブロックで、ココの民進所属で、
希望に行きたい候補者は、引き止める必要はないし、
小池もそこで選別すりゃ、エエと思う。
そこで、例えば、代表代行の枝野は埼玉5区で、その対象になるが、
枝野は党内左派っていうか、かなり赤色に染まっておるんで、
小池は拒否すると思うし、枝野も内心、希望には入りたくはねえ
と思っておるのではないか。
それはそれで、希望に移籍する必要はなく、それこそ、「完全無所属」で出馬して、
共産&社民からのセンキョ協力を貰えばいい。
枝野は代表センキョで「野党共闘の継続」を訴え、それなりの支持を得て、
代表代行として執行ブ入りしておるんだから、「党内世論」というものを尊重して、
そのように動く責任と義務がある。
だから、イケダモン大先生んところの創価ガッカイが新進党時代にヤッた、
「『参』と『地方』は残す」っていう「信濃町方式」だわな。
小池が都チジを辞職して、出馬しない以上、民進も保険をかけておかんとだ。
#それで、今日(=9・29)、都チジの定例カイケンがあったんだな、
「リベラル派を『大量虐殺』するのか」と、また、
コイツは物騒なシツモンをしたのがおって、たぶん、産経あたりだろうが、
それに小池百合子が答えて曰く、
「(リベラル派が)排除されないということはない。排除する」と明言したのか。
であれば、民進党では、枝野幸男に菅直人は、当然、弾かれるわな。
小池のホンネでは、民進の候補者全員ってのは、200人超だわなあ。
そんなのが一気にドサッと入ってこられても困るし、収拾がつかんわな。
だったら、リベラル派は民進党に残ってだな、「そのまま」、
総センキョに立候補すりゃエエぢゃないか。
枝野は今、代表代行ってことは、「代表が欠けた場合は、代表に就く」んだろ。
前原誠司は「無所属で出る」と明言したんだから、
その時点で「代表辞任」とみなされるわな。
ヨミが最初に「民進分裂」と打っておったように、「民進消滅」でのうて、
「民進分裂」だろうな。
だから、民進党内の右寄りや、あと、首都圏、特に東京がセンキョ区の候補者は、
「希望」に入りたくてウズウズしとるんだろうから、
それはもう、引き止める必要はないと思う。
しかし、全部が全部、そうではないんだから、小池が都チジを辞任して、
立候補しない以上、民進の看板は残すべきだ。
っていうか、むしろ、民進公認で出るべきだ。
今回、そもそも、民進と小池新党の「センキョ協力」なんて、考えられんかったが、
その流れが出てきただけでも、十分だ。
↑
まだまだ流動的で、一寸先は闇ですなぁ、
いづれにしても、「自・公・維新」を叩き潰すこと、これに尽きます。
後の始末はじっくりやる、ということで、
寛政9年(1797年) ~ 安政5年(1858年)
号は 一立齋(いちりゅうさい) 作
「東海道五拾三次之内 水口」です。
☆晴れ。
毎度ながらいい分析です、
◆https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/4901
長周新聞 2017年9月29日
◎二刀流で改憲めざす 詐欺のような選挙
民進党解体でリベラル殲滅
☆支配の安定求め小池新党を演出する背後勢力
衆議院が解散し、10月10日公示、22日投開票の解散総選挙に向けて
政局がめまぐるしく動いている。
今回の解散はモリ&カケ隠しといわれるように、
目に余る私物化政治が暴露されて身動きがとれなくなった安倍政府が、
その自己都合から突破をはかって仕掛けたものだ。
ところが、目下、安倍晋三の意図やコントロールを離れたところで
「安倍政府VS小池新党」であるかのような装いで
批判世論や争点をそらした劇場型選挙が動き始め、
何が何だか分からないうちに野党を解体し、
選挙後はより右傾化した総翼賛体制にもっていく動きがあらわれている。
米日支配層にとって、総理大臣が安倍晋三であるか否かなどどうでもよい問題で、
支配の枠組みを維持し安定させるために、
自民党とガス抜き装置としての小池新党その他を両天秤にかけながら、
彼らを転がして総選挙後はいかようにも体制を確保していく狙いを暴露している。
記者座談会をもって情勢を論議した。
A 今回の解散劇は、第一に安倍政府がにっちもさっちもいかなくなった
ことを暴露している。国会の3分の2の議席を持っていながら
解散せざるを得ないほど、世論から総スカンをくらって追い込まれている。
モリ&カケで はぐらかしや誤魔化しを続ければ続けるほど
無様な状態に追い込まれ、安倍自民の「一強」では
政治を安定化させることができない。これは単純に国会の頭数の問題ではない。
あまりにも程度が悪すぎるというか ポンコツ過ぎて、
世論を欺瞞することができなくなったという支配側の判断が動いている。
腐敗堕落が知れ渡ってしまった政治構造に対して、
国民的な憤激が盛り上がればどうなるものかわかったものではない。
忖度官僚やメディアをもってしても守り切れず、保たないわけだ。
だから、安倍自民の議席数が減ったとしても、政策的にはさほど違いのない
別の勢力を作り出して、無難に着地していくことを求めている。
小池百合子をことのほか持ち上げ、ジャンヌダルクのような扱いをして
有権者をたぶらかしているが、要するに二刀流で切り抜けようとしている。
これを察知した民進党の右派をはじめとした勘のいい与党願望勢力が、
我先にと「希望の党」の門戸を叩いている。
自民党がダメになった時は、第2自民、第3自民という形で
新党結成に発展する動きはこれまでにもあったが、
その二番煎じ、三番煎じを まるで一番煎じのように作り上げている。
安倍晋三の脳味噌の力量をはるかに超えた力が動いていると見るのが妥当だ。
というか、解散を仕掛けた安倍本人を置き去りにして 一気に事が動いている。
B 何が何だか分からないうちに総選挙にもつれ込もうとしている。
既存の野党や与党の枠組みをいっきに破壊して、大胆な政界再編をしている
一種のショック・ドクトリンだし、有権者の頭を引っかき回している。
いったい何が動いているのかを凝視しないといけない。
目下、目立っているのは野党解体が急速に進んでいることだ。
自民党が空中分解するならまだしも、「小池新党」を一つの軸にして、
もっぱら手を突っ込まれているのは野党の側で、
この解体が進んでいることに特徴がある。
民進党は党首の前原がみずから解党を牽引し、
小池百合子率いる「希望の党」に合流する動きを見せている。
この間の離党ドミノは泥船からネズミが逃げ出すような光景でもあったが、
そうして先行して離党した長島昭久とか細野豪志などと同じさやにおさまる。
連合もその選挙応援をする勢力として糾合されるという。
これは党内議論を経た解党ではなく、党員の頭越しに進んでいることだ。
民主主義的な意思形成によってそうなったのではなく、
上から大きな力が加わっている。
そして、党首の前原自身が無所属で出馬するし、民進党のカネや組織力を
「希望の党」に注ぎ込み、候補者公認まで委ねるという不可解さだ。
野田が安倍自民に大政奉還して自爆解散したが、
これも嬉嬉として自爆解党を仕掛けている。
なぜか? だ。
C 民進党の中では旧社会党出身とかリベラル派といわれる部分が
踏み絵を迫られている。「希望の党」に参加するには安保関連法や憲法改定、
小池百合子と同じ歴史認識に同意しなければ認めない という形で、
これらの「左」がかった残存物を一挙に路頭に放り出す戦略だ。
そして、前原をはじめとした根っからの民主党右派が
「希望の党」に合流していくというものだ。
これらの新自由主義政治の申し子といってもいい政治家たちは、
民主党時代から憲法改定であるとか、消費税増税、法人税減税、
日米同盟等等で自民党と大して変わらないことを主張して
支配層の代弁者を務めていた。
アメリカやネオコンとの関係も切り結んできた部分といっていい。
バカなことばかりくり返している安倍晋三や自民党に変わって、
「それなら私たちが!」と番頭争いに名乗りを上げている。
有権者に見限られて日の目を見ることがないだろう民進党を投げ捨て、
新しい投機先を見つけて野党解体に乗り出したわけだ。
躊躇がなく嬉嬉としているのはそのためだ。
むしろ、今がチャンスと見なして政治生命をかけた大立ち回りをやっている。
その「希望の党」に、長年冷遇されてきた小沢一郎も加わるような報道だ。
D 選挙に勝てば主導権を握れると見込んだ離合集散だ。
しかし、離党ドミノを見ていて節操のなさを感じている人人も多い。
通常、いかなる政党であっても、党員ならば党内で
侃侃諤諤(かんかんがくがく)の争いをして、みずからの結集した党を建設し、
政治理念を実現するために尽くすものだろう。
それが古巣を簡単に見限ってプイッと出て行く。
ヤドカリみたいに新しい宿探しをしている。つまり、
政治家でありながら政治理念などまるでないわけだ。
選挙に当選してバッチをつけることが最大の目標で、
そのためには政策も所属政党もどうでもよいという性根を暴露している。
小池新党がどのような政策や綱領を掲げるのかすらあやふやな段階で
「小池新党との合流」「極秘裏に接触」等等がニュースを賑わせていた。
小池百合子にどのような背後勢力がついているのか、
奥の院の政界再編も含めたプログラムがどう動いていくのかを
敏感に捉えて投機している。その意味で嗅覚だけは発達しているといえる。
☆右派二大政党制の企み
A 支配層は明らかに二刀流で乗り切ろうとしている。
それが安倍自民と小池新党だ。
小池新党は無党派層をとり込むために反原発を掲げたり、
安倍自民との違いを出そうと苦心もしている。
しかし小池百合子は自身の公式サイトでも
「日本も核武装の選択肢は充分ある」と明記していたくらいで、
原発再稼働や原発輸出にも賛成していた。
小泉政府の時期に防衛大臣をしていたが、日米安保とか安保関連法案についても
自民党員として賛成してきたし、その政治スタンスは安倍自民と何ら変わりがない。
それがいかにも救世主であるかのような持ち上げられ方をして、
無党派層をとり込んでいくシンボルに祭り上げられている。
D 都知事選や都議会選挙で都民ファーストが大勝したが、
自民党をなぎ倒していく痛快さに有権者が雪崩を打ち、
その反自民票を自民党と何ら変わりない者がきっちり回収していく構造だ。
小泉の郵政選挙と似ている。
一種の詐欺みたいなものだが、他に受け皿がない状況のもとで
目くらましをしつつ、すべてをとり込んでいく装置になっている。
都知事選では石原慎太郎と喧嘩するようなポーズを見せていたが、
選挙が終わればノーサイドで責任追及などしていない。
B 支配層からすれば自民党がダメになった後のリリーフ役は
維新の橋下でも良かったかも知れない。
しかし所属議員はデタラメなのばかりで、維新が賞味期限切れになって
芽がなくなった。既に化けの皮が剥がれて、
「自民党の補完勢力じゃないか」という見方が浸透してしまっている。
そこで小池百合子に白羽の矢が立ったような印象だ。
小池は日本新党→新進党→自由党→保守党→保守クラブ→自民党→
都民ファーストの会→希望の党と政党を渡り歩いてきた。
小泉政府の時期に防衛大臣も務めていたが、散散政界渡り鳥をした挙げ句に
今の地位まで登り詰めた。都知事選以後のうなぎ登りは、
本人の実力というよりはメディアや背後勢力の力によるところが大きい。
政治が腐敗堕落している状況との対比で、
女性リーダーという斬新さを売りにして人為的に「期待」をつくり出している。
今回の解散でも、テレビやメディアが「小池劇場」をお膳立てしている。
あまりにもあからさまだ。電波を惜しげもなく使って、
「希望の党」をプロモーションしているし、空気をつくり出して
瞬間風速で持っていく戦法だ。
D 2月には特許庁に「希望の党」の商標を出願し、9月1日に登録されていた
こともわかっている。相当に早い段階から準備している。
「小池新党」に政界を再編していく構想が早くからあったことをあらわしている。
安倍自民党が倒れた後のバトンリレーみたいなものだ。
このプログラムを察知している人間がいなかったというものではない。
自民党のなかでも民進党のなかでも「安倍がボロボロになった後」を
先回りしている人間はいたわけだ。
C 「希望の党」には「日本のこころ」の中山恭子・成彬とか、
日本会議の現会長である田久保忠衛なども加わっている。
安倍自民とどちらが右かを張り合うようなメンバー構成だ。
これらはみんな改憲勢力だ。
選挙がどっちに転んでも改憲に持っていく布陣といっていい。
右派政党が二大政党制を敷くための選挙が仕組まれている。
A 安倍晋三は過半数が目標なのだといっている。
自民党の議席が3分の2から2分の1に減っても構わないと見なしている。
結果如何によってはボロ負けの責任をとって退陣すべき状況に
追い込まれるわけだが、それで安倍晋三が袋叩きにされようが
支配層には関係のないことだ。安倍が持ち堪えるもよし、自爆するもよし。
選挙がどっちに転んでも 右派二大政党制という保険をかけて、
安倍が仮に退場に追い込まれたとしても、これで改憲と増税、戦争の道へと
突き進んでいく仕組みだ。
民進党解党を通じて残存していたリベラルとか左派といった勢力が
壊滅に追い込まれて、「野党共闘」も崩壊させた。
選挙後に安倍自民と小池新党のどちらが主導権を握ろうが、
背後勢力にとっては都合よくコントロールでき、
野党としては「日本共産党」がガス抜き担当という配置だ。
世論を欺瞞しつつ民主党に任せてみた2009年段階とも様相は異なる。
B ただ、選挙は始まったわけでも終わったわけでもない。
最終的に判断するのは有権者だ。
とはいえ、いまのところ支配側の願望が選挙構図として投げ与えられ、
それに対して下から候補者を押し立てたり、
有権者の受け皿となり得るような政党が台頭したりする時間的余裕などない。
そうした条件のもとで、どのように有権者が判断を下すかにかかっている。
反自民を小池新党が吸い上げて、どちらに転んでも同じ政治を実行していく
というふざけた構造のなかで、どう民意を表現していくかが問われている。
A 低投票率によって自民党の「一強」は担保されてきたが、
そもそも政党政治が有権者から浮き上がって今に至っている。
国会という小さなコップのなかでの「一強」は現実を反映していない。
それなのに調子に乗るから安倍晋三は浅薄なのだ。
今回の解散にともなう政界再編もいわば「コップのなかの大騒ぎ」であって、
1億2000万人の国民の意思とは別世界でくり広げられているものだ。
仮に自民と小池新党の右派二大政党制を敷いたとして、
一時しのぎにしかなり得ないのは目に見えている。
しかし、支配の側はこれで改憲と増税、戦争の道に踏み込もうとしている。
アメリカなり独占企業からすれば、対米従属構造のもとで引き続き
安定した支配を求めているし、
その統治を司るトップが誰であるかなど二の次なのだ。
国民の憤激が過剰に高まらない程度に政治を安定させ、
支配側の意図を代弁する限りにおいては誰でも良い関係だ。
D 「反安倍」のなかに安倍憎しで「小池新党」に希望を抱く流れもある。
安倍自民を懲らしめろ! という思いを否定するものではない。
しかし、考えなければならない。
「あれ」がダメだから「これ」が良いというような代物ではない。
現実にはどうにもならないほど政党政治が腐敗堕落し、
有権者としては票の持って行き場がない。
それは如何ともし難いものがある。
民主主義的に下からボトムアップする形で政党政治が機能しているわけではなく、
現状では上からコントロールされて政党が解体したり離合集散し、
有権者としては選択肢が限られてしまう。
B 資本の剥き出しの支配が貫かれている社会にあって、
労働者なり民衆の願いを束ねて立ち向かう政党など見当たらない。
スペインでポデモスが台頭したり、アメリカ大統領選で社会主義者を標榜する
サンダースが旋風を巻き起こしたが、
「まともな政治家(政党)が出てこないものか」という思いは鬱積している。
しかし、悲しいかな受け皿として台頭するまでに至っていない。
個人的には山本太郎あたりが何かやらかさないものかと期待もしているのだが…。
野党殲滅といっても、小池新党に振るいにかけられて
泣きべそをかいているようでは政治家失格だ。
むしろこの選挙を裏返すと 野党こそが目立つチャンスなのに、
何を湿気ているのかと思わせる。
反対のための反対というか、支配の枠内に安住して、
飯の種にしているから だらしがないのだ。
野党がなぜ足腰立たないまでになったのかという問題についても、
歴史的に振り返ってみる必要がある。
なぜ大衆から相手にされなくなったのか、遊離したのかだ。
自民党が強いというより、野党が弱すぎる。
だから、1人であっても山本太郎の方が目立つ。
国会の質問でも面白いから毎回チェックしているんだが、
当たり前のことを言っているだけで、突飛なことを主張しているわけでもない。
C 過渡期でもある。政党政治が腐敗堕落してどうしようもなくなっているが、
ある意味で弱体化していることの反映でもある。
人人を率いて、その支持を基盤にして社会を運営していくというものではなく、
如何に低投票率にして自公が勝ち抜けるかという選挙をくり返してきた。
この低俗極まる政治が最終的に行き着いた先が安倍政治といえる。
ここからどう次の安定につなげていくか、支配の側も四苦八苦だ。
A 日本社会にとって議会制民主主義といっても、明治維新から150年
しかたっていない。しかも維新後は絶対主義天皇制のもとで
戦争に次ぐ戦争をくり返し、第2次大戦後は対米従属構造につながれて
「アメリカ民主主義」の真似事をしてきただけだ。
その歴史だけ見ても僅か72年に過ぎない。
「民主主義の歴史が浅い」というが、いつ民主主義を経験したといえるのか
も疑問だ。しかし、戦後長らく続いた自民党でも、
全有権者のうちの支持率17%で 公明党に支えてもらわなければ選挙に勝てない
というような低レベルではなかった。
一定の基盤をもって成り立っていた。
何度もいうように、安倍自民などというものは小選挙区のテクニックで
国会の議席は占めているが、国民のなかでの基盤は乏しいわけだ。
まさに弱体化だ。そこで、劇場型のテクニックによって切り抜ける戦法が
はびこり始めた。いまさら「小池新党」というが、
「みんなの党」「維新の党」と大差ない。
B 民主党が政権与党になっても自民党と同じことを始めるし、
その昔は社会党も村山が首相になったら自民党と同じことをやって自爆した。
対米従属構造を犯しさえしなければ、支配の側にとって
誰が首相であるかなどどうでもよいし、そんなものなのだ。
狡い争点のすり替えがやられているが、総選挙という目先だけでなく、
その先の展望を持って大衆的な動きを作り出さなければならない。
それこそ、アメリカ大統領選すらエスタブリッシュ(既存の権威)が震撼する
ような大衆行動が盛り上がったが、日本でも社会の根底に蓄積された
大衆の怒りは半端ではないものがある。
真に国民の受け皿となり得る新しい政治勢力を登場させることが
避けがたい課題になっていることを痛感させる。
すぐに幻滅したり絶望するのではなく、
総選挙後の政局の変化も含めて過渡期を客観的に見据え、
よりよい日本社会にしていくための努力をしなければならない。
どの党に投票したら良くなるか、ましかというだけでなく、
視野を広げて考えることが重要ではないか。
小手先ではどうにもならないほど政治が行き詰まっているのだ。
C とはいえ、安倍自民を叩き潰すことが第一だ。
その力をもって次に主導権を握る連中も縛り上げることが重要だ。
国民を舐めきっている者を退場に追い込み、
泣くような目にあわせなければ痛みにならない。
前回選挙の自民党の支持率が17%なら、10%以下くらいまで
叩き落として 二度と起き上がれない状態に追い込んだ方がよい。
泡沫政党になった途端、「一強」は崩壊する。
その後のことはその後のことだ。
きりがないかもしれないが、一つずつ物事に落とし前をつけていく作業も必要だ。
国民と政党との力関係を思い知らせるような選挙にしなければならない。
廣重、二枚目、
「六十余州名所圖會」 「紀伊 和歌之浦」です。
口先狐と緑の狸の化かし合いw
◆https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20170929_190995/
東洋経済オンライン / 2017年9月29日
◎前原誠司の本心は 「小池百合子の丸呑み」だ
「考えた考えた挙句の秘策」 の裏にあるもの
「日本国憲法第7条により、衆議院を解散する」ーー。
9月28日正午に開催された衆議院本会議で、大島理森議長は解散詔書を読み上げた。
公示日は10月10日、投開票日は10月22日。
この選挙から10議席減となったため、465議席をかけた熱い闘いの火蓋が切られた。
■「考えた考えた挙句の末の提案」
希望の党への合流が話題になっている民進党では、
午後1時半から開かれた両院議員総会で前原誠司代表はこう述べている。
「民進党の今の現状を考えた時に、どうすればもう一度政権交代を起こせるか。
それを考えた考えた挙句に末に、私はみなさんに提案させていただいている」
「もう一度理想社会をつくる。そのために名を捨てて実を取る、
その決断を御理解いただきたい」
前原氏が「考えた考えた挙句の末の提案」は以下の3点だ。
① 今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。
② 民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、
「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。
③ 民進党は今回の総選挙に候補を擁立せず「希望の党」を全力で支援する。
すなわち党所属の衆議院議員は全員が離党して「希望の党」に公認申請するが、
参議院はそのままにするということ。
「民進党」の党名は残ることになった。
これはかつて新進党が結成された際に、公明党が用いた手段と同じである。
公明党は1994年12月の新進党結党に参加したが、
1992年の参院選当選組と地方議員で「公明」を結成。
参議院では新進党と統一会派を組む戦法をとった。
この「公明」は1997年12月に新進党が崩壊した時、
旧公明党の議員の受け皿となったが、
これが1992年当選組の改選期である1998年よりも前だったことは、偶然にはみえない。
そもそもが「新進党はその程度の寿命」と公明党内で判断されていたのではないか。
■希望の党は選挙のための政党?
参議院の「民進党」も衆院選の後に希望の党へ合流すると言われているが、
その実情はどうなのか。
解散の後、自分の選挙区に急ぐ議員たちにその本音を聞いてみたところ、
「希望の党への合流は選挙のための便法。
そもそも同じ政党でずっとやるというほどの気概は持っていない」
という返事が返ってきた。
羽田空港に向かう車中のその議員は、こう続けた。
「もっとも受ける側(希望の党)も、党利党略があってのことだ」。
別の議員もこう言った。
「どうせ4〜5カ月後には、(希望の党と)別れている」。
このような同床異夢状態であれば、
たとえ当選しても衆院選後の混乱は目に見えている。
また「希望の党は入党希望者全員を受け入れるわけではなく、
約30人は拒否される」との話も出ている。
希望の党の小池百合子代表が「ひとりひとりを見て、(入党させるかどうか)
自分が決める」と述べたことが原因だが、
小池代表が決める前にすでに民進党から希望の党へ移動した人たちが
「希望の党に入れない面々」について口にしているのだ。
具体的に拒否される人として、菅直人元首相、辻元清美衆議院議員、
赤松広隆元農水相などの名前が出ている。
いずれもリベラル的な傾向が強い。
これには希望の党への衆議院民進党の合流を支援している連合が反対しているという。
民進党からまるごと希望の党への移動ならともかく、
議員の考えによって分けられてしまったならば、
それぞれの議員を支持する労組が分断されてしまいかねないからだ。
この度の合流に最も腹をたてているのは、
野党共闘を進めようとしていた日本共産党だ。
共産党の志位和夫委員長は28日、「重大な背信行為だ」と批判し、
希望の党の公認候補が立つ選挙区には対抗馬を立てる方針を示している。
ただ、希望の党に入れてもらえず無所属で立候補したからといって、
全ての選挙区で必ず不利になるわけではない。
希望の党からはじかれたリベラルな元民進党議員に対しては、
共産党が応援する可能性は残っている。
たとえば大阪10区の辻元氏は、2014年の衆院選では小選挙区で勝っているが、
民主党入りした以降の2012年の衆院選では
日本維新の会の松浪健太衆議院議員に5706票差で負けている。
ここに共産党の1万4706票を加えれば逆転するのだ。
また埼玉5区の枝野幸男元官房長官や東京7区の長妻昭元厚労相などは、
もともと選挙に強い。
希望の党の支援を仰がなくても独力で当選できると踏んでいる。
野党共闘に意欲的だった彼らには、共産党の支援が加わる可能性さえある。
■参議院には「民進党」が残っている
さらに希望の党がリベラルな議員の参加を拒否するのなら、
衆院選挙の後で予定されている参議院の合流にも混乱が予想される。
というのも、参議院民進党にはリベラルな議員がけっこういる。
実際に27日夜9時から参議院内で開かれた議員総会では、
10名ほどの議員が希望の党への合流に疑問を投げかけたという。
ただし大きな混乱はなく、参議院民進党は衆議院の動向に従っている。
しかし、そもそも希望の党には、参議院議員がいない。
衆院選の後で参議院民進党が合流すると、同党の参議院は民進党カラー一色となる。
それが小池代表の意図のままに動くのだろうか。
仮に衆院選で希望の党が大勝して政権を獲ったとしても、
参議院の構成が現状のままでは、
まず参議院で過半数を維持する自民党の壁に直面する。
それだけでなく、その後ろに民進党の壁も控えているということになる。
前原氏がこうした意図を持って参議院の新党入りを衆院選後に延ばしたのならば、
なかなかの策士といえるだろう。
その背後には小沢一郎自由党党首が控え、知恵者で知られる平野貞夫元参議院議員が
付いている可能性が高い。
衆院選後を睨んだ攻防は、すでに始まっている。
廣重、三枚目、
「名所江戸百景」 「目黒爺々が茶屋」です。
小池婆ぁは衆院出馬すると思うが、
◆https://twitter.com/yabekoji
矢部宏治 より抜粋、
#矢部宏治 @yabekoji
いま起きていることは「2012年・野田自爆解散」の再演。
野田が前原、日本維新が希望へと役者が変わっただけ。
2度の自爆選挙で、共産党以外の反自民勢力は壊滅し、
対米(軍)従属を競い合う極右二大政党制が完成する。
次の目的は核の地上配備による
中国・北朝鮮との撃ち合い体制の確立=米軍の安全
#矢部宏治 @yabekoji 11時間前
矢部宏治さんが田中龍作をリツイートしました
山本太郎氏「(小池新党の)踏み絵は踏めない」と きっぱり 。
「憲法、安保法制、沖縄の踏み絵は踏めない」。さすが太郎さん。
でも本当は踏める方がおかしい。
そのことに、早く他の議員も気づいてほしい。
太郎さんとデニーさんを中心に社共と連携する新党を作れば、
有権者は必ずその党を支持する。
◆http://健康法.jp/archives/34455
健康になるためのブログ 2017/09/29
◎【いいね!】 共産・志位委員長が野党共闘継続を宣言!
希望の党から立候補しない民進党議員と 連携を模索
☆http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170929/
k10011161711000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
NHK 9月29日
◎共産 志位委員長 安保法廃止求める民進出身者と連携も
#志位和夫✔@shiikazuo
「希望」の側は、露骨な選別に出てきた。
勇気をもって、共闘の立場に立つ政党、議員、候補者とは、
連携をしっかりしていきたい。
こんな共闘つぶしの動きに、決して負けるわけにはいかない。
安保法制廃止、立憲主義回復という共闘の原点、初心にたって、
力をあわせよう!
2017年9月29日
◆http://健康法.jp/archives/34439
健康になるためのブログ 2017/09/29
◎【野党は共闘♪】民進・逢坂氏(北海道8区)が無所属出馬の意向を表明!
北海道で民進からドミノ離党が起こるか!?
☆https://digital.hakoshin.jp/news/elect/26216
函館新聞 2017年9月29日
◎【速報】逢坂氏、無所属出馬の意向表明
◆http://toshiaki.exblog.jp/
古川利明の同時代ウォッチング
◎2017年 09月 28日
#しかし、冷静に考えてもらいたいが、あのハシストの例を出すまでもなく、
「小池ブーム」なんて、いつまでも続くワケがない。
確かに、今回は便乗できるだろう。でも、こんなもん、未来永劫続かんからな。
それと、小池新党の影響力だが、センキョ戦においては、
東京を中心に、首都圏だろう。
具体的に言えば、比例における東京と南関東ブロックだ。
だから、この2つの比例ブロックに属する民進候補者は、積極的に
希望に入りゃエエだろうし、実際、入りたいってのは、
特に東京ブロック管内で多いだろうし、恐らく、小池もそれを望んでおると思う。
ただ、北海道とか、東北のブロックで、「小池新党効果」がどこまで波及するかは
ワシは未知数だと思う。
っていうか、前回16年の参院センキョでは、
ココらは「民進回復」の基調が出てきておるんだから、敢えて、
そういうところまで希望に合流させる必要があるのか、甚だギモンだ。
ワシは、民進で残すところは残すべきだと思う。
小池が都チジを辞職し、退路を絶って、自らも出るんであれば、ハナシは別で、
民進も「地獄の底まで、小池と心中」ってことで、
持参金を全部渡して一緒になるってのも、やぶさかではい。
しかし、何度も言うが、小池は「半身」だからな。
#さらに続きで、ワシの意見では、今回の民進と希望の合流劇は、
「首都圏限定」にすべきだと思う。
だから、具体的には、東京と南関東ブロックで、ココの民進所属で、
希望に行きたい候補者は、引き止める必要はないし、
小池もそこで選別すりゃ、エエと思う。
そこで、例えば、代表代行の枝野は埼玉5区で、その対象になるが、
枝野は党内左派っていうか、かなり赤色に染まっておるんで、
小池は拒否すると思うし、枝野も内心、希望には入りたくはねえ
と思っておるのではないか。
それはそれで、希望に移籍する必要はなく、それこそ、「完全無所属」で出馬して、
共産&社民からのセンキョ協力を貰えばいい。
枝野は代表センキョで「野党共闘の継続」を訴え、それなりの支持を得て、
代表代行として執行ブ入りしておるんだから、「党内世論」というものを尊重して、
そのように動く責任と義務がある。
だから、イケダモン大先生んところの創価ガッカイが新進党時代にヤッた、
「『参』と『地方』は残す」っていう「信濃町方式」だわな。
小池が都チジを辞職して、出馬しない以上、民進も保険をかけておかんとだ。
#それで、今日(=9・29)、都チジの定例カイケンがあったんだな、
「リベラル派を『大量虐殺』するのか」と、また、
コイツは物騒なシツモンをしたのがおって、たぶん、産経あたりだろうが、
それに小池百合子が答えて曰く、
「(リベラル派が)排除されないということはない。排除する」と明言したのか。
であれば、民進党では、枝野幸男に菅直人は、当然、弾かれるわな。
小池のホンネでは、民進の候補者全員ってのは、200人超だわなあ。
そんなのが一気にドサッと入ってこられても困るし、収拾がつかんわな。
だったら、リベラル派は民進党に残ってだな、「そのまま」、
総センキョに立候補すりゃエエぢゃないか。
枝野は今、代表代行ってことは、「代表が欠けた場合は、代表に就く」んだろ。
前原誠司は「無所属で出る」と明言したんだから、
その時点で「代表辞任」とみなされるわな。
ヨミが最初に「民進分裂」と打っておったように、「民進消滅」でのうて、
「民進分裂」だろうな。
だから、民進党内の右寄りや、あと、首都圏、特に東京がセンキョ区の候補者は、
「希望」に入りたくてウズウズしとるんだろうから、
それはもう、引き止める必要はないと思う。
しかし、全部が全部、そうではないんだから、小池が都チジを辞任して、
立候補しない以上、民進の看板は残すべきだ。
っていうか、むしろ、民進公認で出るべきだ。
今回、そもそも、民進と小池新党の「センキョ協力」なんて、考えられんかったが、
その流れが出てきただけでも、十分だ。
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まだまだ流動的で、一寸先は闇ですなぁ、
いづれにしても、「自・公・維新」を叩き潰すこと、これに尽きます。
後の始末はじっくりやる、ということで、