マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第110話 エリア.アスタロス 2

2017-04-22 15:43:32 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
エリア.アスタロスに出向する事になりラウラと大樹はパイロットスーツに着替えさせられた。
目的地は自機である。
バルキリーに乗ってニューエドワーズ基地から南に200km離れているエリア.アスタロスでは休憩の飛行場に立ち寄る前提で数時間かけてここから飛び立つ。

『ニューエドワーズ管制塔からダック2及びダック16へ第1滑走路に進入し離陸する事を許可します。』

吉野大樹「こちらダック2了解、離陸離陸します。』

              コォォォォォォォォォン

ラウラと大樹のバルキリーは誘導の元ニューエドワーズ基地の滑走路から離陸した。
1分後には高度1000mに到達した。

吉野大樹「ダック2(大樹)よりダック16(ラウラ)、若干近いから離れる。機体横間隔300m。フォーメーションランディング。」

ラウラ「ダック16了解。」

              キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン


フォーメーションランディングで編隊を組みある程度横間隔を取る。
そして編隊は更に高度を上げ、離陸から20分には高度4509mを飛んでいた。
ニューエドワーズ基地の管制塔からのオペレートが定期的に行われるようになり、離陸時よりも静かになる。

ラウラ「高度4590mにか・・・・・・・・」

吉野大樹「結構高い位置にいるな、富士山よりも高い所を飛んでいるな・・・・」

ラウラ「富士山って日本と言う国で一番高い山ですよね?」

吉野大樹「よく知っているな、あの山は日本の象徴だからな。」

富士山は日本の象徴であり大樹が幼いころに家族と一緒に登った事のある山である。
第1次星間大戦後、奇跡的に砲撃が逸れた山であり。
日本の山々で唯一、原形をとどめている。
大樹の親戚である吉野和弘(現陸軍中尉)も家族と一緒に山を登っていて奇跡的に砲撃から難を逃れた逸話がある。

そんな富士山よりも高い位置をラウラと大樹は飛んでいる。
しかし富士山より高い位置を飛んでいるとしても山らしい物はない。

そんな状況が続く中・・・・・・・・・

吉野大樹「さてそろそろニューエルメンドルフ基地に到達するな。」

ラウラ「最初の休憩地点ね・・・・」

最初の基地であるニューエルメンドルフ基地付近に到達する。
エデンのサンディエル洋のエルフィック島にあり、陸軍基地や海軍基地が備わっている。
それだけではなく軍隊運営の農場があり、自給自足が十分可能な軍隊の島である。

基地とコンタクトが可能になり基地管制塔の誘導の元、ニューエルメンドルフ基地の滑走路に着陸する。

            【ニューエルメンドルフ基地 滑走路】

ラウラ「結構いいところねここ、海は綺麗だしまるでリゾートの島のようね。」

基地の滑走路に着陸したラウラはニューエルメンドルフ基地の周りの様子を見て呟く。
この島は軍隊の島だがリゾート島と言ってもふさわしい程美しい島である。
リゾート島に実際に行った事のないラウラはまるで宝石を見る女性のように目を輝かしく見ていた。

張少尉「君達が古賀大佐から連絡のあった人達ですよね?」

ラウラ「はいそうです。」

張少尉「私はニューエルメンドルフ基地であなた方をサポートします、張成武少尉であります。本日はようこそ、兵舎はあちらになりますのでどうぞついて来てください。」

ラウラ「ありがとうございます。」

ラウラ達は張少尉の誘導の元兵舎まで案内される。
出発したのがお昼3時ぐらいであり、明日の正午までに到着する予定である。
兵舎の姿が見えてきたが案外おしゃれな作りになっている。
二人は当初別々の部屋に入ると思っていたが・・・・・・・・

◆4日後であるが、命令と出発当日は含まない。
(本日入れない)⇒(到着)⇒(仕事)⇒(⇒朝帰還)⇒(演習)

ラウラ「えっ同部屋!?」

張少尉「はぁ実は・・・・・・・・エリア.アスタロスに補充されるパイロットで一杯で・・・・・すいません。」

吉野大樹「男女で二人ね・・・・・・・・」

ラウラと大樹は同じ部屋に入って泊まる事になっていた。
最初は信じられないと言わんばかりだが、焦ってもどうにでもならないので受け入れた。

だが一つ気がかりなのは・・・・・・・・

ラウラ「(確か男女と二人の部屋の場合は文化を・・・・・・・・)」

といかがわしい行為する事に発展しないかである。
ラウラ(メルトラン)と大樹(地球人男)は二人部屋であるが、男と女の混じり合いに発展する場合はある。
文化する事には興味があるが・・・・・なんかこのパターンは・・・・・

それに恋人関係じゃないただの相棒関係である。
いきなり恋人じゃないのに文化すると言うのは・・・・・・・
と顔を赤くしながら恥ずかしがっていたが・・・・・

吉野大樹「ラウラどうした?」

ラウラ「言え・・・・・・なんでもありません・・・・・」

吉野大樹「変な奴だな。」

となんでもないと恥ずかしがって言う。
ラウラはいろいろと文化に発展しないか心配していたが・・・・・・

吉野大樹「まぁいいか。」

と大樹は軽く扱う。
そして普通に食事し、それぞれの風呂に入って普通に就寝した。
あっけないパターンにラウラは唖然とした。

ラウラ「案外大樹って私には興味ないのか!!」

とラウラは大樹に怒りの目線を向ける。
少しは私にも興味をと・・・・・・・・そのような感じをしたが・・・・
もう知らないっと言わんばかりに寝てしまった。

実は・・・・・・・

吉野大樹「まぁ男女二人共言うのも気まずいが・・・・・もっと気まずいのはラウラに手を出す事だが・・・・文化的行為に及んだら殺されそう・・・・」

とラウラには興味あるが手を出したら殺られると思い手を出さないだけである。
ラウラは魅力的で優れている体つきの持ち主である。
興味を出さない方がおかしい、だけど恐ろしい。

と大樹は感じておりラウラに手を出していなかったのである。
それが原因で・・・・・・・・


吉野大樹「さぁて早めにエリア.アスタロスに到達するぞ、実質的に1日と半日だが頑張るぞ!」

ラウラ「そうですね。」

吉野大樹「なんで不満そうに言う?」

ラウラ「なんででしょうね?」

翌日の日没前に出発する時にラウラの顔が不満な顔をする。
大樹はなぜラウラが不満そうな顔をしていたのかが分からなかった。
二人が隠している感情はお互いにはまだ伝わる事はない模様のようである。
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