おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

石狩川・愛別

2011-04-30 22:23:56 | つぶやき
 明治28(1895)年 和歌山・岐阜・愛知から179戸が「屯田兵」の募集に応じて、入植したのが、現在の愛別町の始まりという。そのうち、愛知県東春日井。そこからの入植者の子孫と知り合いになり、この間、旭川に出かけたときにその愛別まで車に乗せて貰った。 今でこそ、東旭川、永山、当麻は、見渡す限りの水田地帯が広がっている。さらにその奥に愛別がある。石狩川とその支流が流れる山間の土地。まだまだ周囲の山には雪が残り、庭先にはかき寄せられた雪がうずたかく積まれて残っていた。
 開墾当時の様子は、クマザサや立木の広がる人跡未踏の原野。そこを開墾していったという。近所のお寺には、当時の方々の墓石が残っていて、墓石には労苦の跡が記されていた。そのお寺は平成10(1998)年に創建100周年を迎えたという。入植してまもなく、その方々の願いによって、菩提寺が建立されたことになる。
 都会にあるようなお寺とは違って、田んぼの中に建っている。敷地を区切る塀もなく、墓地の仕切りは、畦道という感じ。周りを水田や畑に囲まれた広々とした敷地に立派な本堂があった。
 すぐそばを鉄道が通り、その向こうは石狩川。今は車の時代。当時はどれほど出かけるにも難儀しただろうかと思いやる。今でも買い物も街中までけっこうな距離。車でまとめ買いをしてくるしかない。キノコの栽培農家が多いとのこと。シメジ、なめたけ・・・。
 けれども、維持・経営はなかなか大変らしい。
 夕方の風も冷たくなってお家を辞した。帰りは石狩川沿いの国道。川筋を離れると、一気に西に向かって一直線の道路がどこまでも続く。そして、旭川の街に戻った。
 飛行機までの時間、町はずれの食事どころで、「男山」をしこたま飲んだ。そのおかげで、帰りの飛行機はぐっすり寝て、気がついたら羽田だった。
雪解けで流れが速い。川でおぼれると遺体が上がってこないという。
ここにもフキノトウ。
橋の左の方が、町の中心部。
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いったいいくらもらっているの?

2011-04-29 16:27:05 | つぶやき
東電の役員報酬半減「カット足りない」 経産相が批判(朝日新聞) - goo ニュース
 実際に貰っている金額はいくらなの?50%カットでいくらなのでしょうか?
仮に平均4,000万円貰っていて、その50%カットならそれでもまだ2,000万円
。まだまだけっこうな金額。誰もが金額を明らかにしない。東電は厳しい、というのみ。
 一般社員の20%減。労組は受け入れたとのこと。それでもなお皆さん、高給取りなのか、浮いたお金が500億円。
 ま、エリート中のエリート。天下りもたくさんいそうで・・・。
 損害賠償も「想定外の自然災害、不可抗力だから免責される」と主張しているらしい。どこまで企業としての事故への責任感があるのか、庶民は憤るしかない。まして、年金生活者は。おカネがなければ、電気を止められて万事休す。
 TVのCMでも、天下の東電殿、今回の事故の謝罪・迷惑への反省は一切せず、「節電を」のキャンペーンのみ。
 彼らに言わせれば、自分たちこそ、自民党政権(国)が押しすすめた原発政策の被害者だ、くらいに思っているのでしょうか。
 その意味では、それこそ、国会議員がまず歳費を半減すべきではないでしょうか。
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花巻、そして宮沢賢治

2011-04-28 22:03:21 | つぶやき
 このあいだの日曜日、お祝い事で久々に花巻へ。
 当初、東北新幹線が東京から花巻まで開通していなかったので、青森空港まで行って新青森から盛岡・新花巻、というルートを予定していました。JALが東京ー花巻間に、臨時便を運行するというので、急遽切り替えて行きました。ずいぶんと楽でした。
 ついでに、帰りの便まで時間があったので、宮沢賢治記念館に行きました。初めてでした。観光客もほとんどいなくて閑散としていて、かえってゆっくりと見て回れました。
 今回の大震災。出会った方々からその悲惨なようすを聞きました。宮沢賢治が生きていた時代も、度々大きな地震と津波に襲われていたことを知りました。疲弊しきった地にあって、宮沢賢治の生き様を垣間見ることが出来ました。推敲の跡が赤裸々に残された原稿にその奥にある彼の苦悩・叫び・問いかけ・希望・・・。そういう時代性をいうものも感じました。ロビーからは遙か眼の下に北上川が流れていました。
 記念館の道ばたの斜面にはカタクリの花、そしてフキノトウが雪解けの季節を告げていました。
カタクリの花。
フキノトウ。
ざしきわらし?
遠くに光る、北上川。雲間から光が。
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菅さん、明らかに宰相向きではなさそう

2011-04-16 08:59:31 | つぶやき
松本参与の更迭含め検討 枝野長官、「住めない」発言で(朝日新聞) - goo ニュース
 おそらくこの話の真相は、松本氏が「20年、30年住めなくなりますね・・・。」という発言を受けて、菅さんが「そうだね」くらいの相づちを打ったのでしょう。それを松本氏はわが意を得たとばかりに、「菅首相もそういった」と意気揚々と他者に語った。
菅さんもついつい相づちを打ってしまう、気の弱い方のようです。
 私にもそういう傾向があります。実は、私の知人にも松本タイプの人がいて、「○○さんは少し惚けてきていて困ってしまう」と私に語りかけてきたので、「そうですか。それは大変ですね。」と軽く同情気味に相づちを打った。ところが、その話を当人に「私が、○○さんが惚けてきて大変困っている、と言っている」と話をしたらしい(けっして悪意ではなく、軽いノリで)。そのせいで、○○さんと後日会ったときに、えらく不機嫌だった。「あんた、俺が惚けていると言ったのか」というような具合。その修復にはけっこう手間取りました。
 知人も私がそのように発言はしていないと一応は取りなしたが、後の祭りに近かったのです。一度ならず、その知人の発言に相づちを打ったために(彼にとってみると「同意して」)私がそう言っているとなってしまって、相手も自分も、迷惑を受けた。その後、その人の話にけっして相づちを打つことはしないようにしています。世間にはいますね、こういう方は。
 それがたわいない巷の衆同士ならいいが、一国の宰相となったらそうはいきません。
 菅さん、言動の軽さが目に付きます。人がいいのか、素直なのか、自分の感情に正直なのか、他人の言動に騙されやすいのか。まったく何もなくて、感情のおもむくまま。中身を吟味しないままに、ぺらぺらしゃべってしまうのか。
 おそらく脇が甘すぎるのでしょう(かつて女性問題で叩かれたときにも、こういう印象がありましたが)。世間なら、あの人は人がいいから(人がいいだけだから)、ちょっと気が弱いから・・・、で終わってしまう?
 去年の参院選でも、自民党の選挙公約の消費税UPを、わが意を得たりとばかり、そのまま自分の言葉として口に出し、惨敗。言い出しっぺの自民党は、頬被り。そういうときは、消費税UPよりもムダを省きます、とか。自民党の国民生活無視の消費税UPなどはナンセンスくらいの、相手を追い落とす先制パンチを繰り出せば、圧勝したかも知れません。そうしたら、国会対策でこれほど苦労することはなかったでしょう。
 今回の問題でも、「何年かかっても必ず地元の皆さんの生活を元のとおり再建する」、という前向きで「勇気」を与える発言が必要だった。でももう、後の祭り?
 
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まつりごと荒ければ、天怒りをなす

2011-04-15 22:52:23 | つぶやき
自民・谷垣総裁が首相に退陣要求 「国民にとって不幸」(朝日新聞) - goo ニュース
 国民にとっての最大の「不幸」は変わるべき人がいないということ。小沢さんもハトヤマさんも、谷垣さんも・・・。自民党政権時代に作り上げてきた原発政策。彼らが本気で今の原発被害を食い止めることができるのか、甚だ疑問。政治献金などで東電と癒着し、今の原発推進を図ってきた、その深刻な自己反省の上で、事態を打開しようとしているのか。 
 東電には、自ら加害者だという意識はまるでなし、自分たちも被害者のつもりなのだから。国の指針通りにやってきた(実は彼らの自民党政権時代の議会対策の成果でもあったのだが)のに・・・。
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いよいよ深刻な同士討ち

2011-04-13 22:51:37 | つぶやき
小沢・鳩山両氏、政権批判の声明準備 党内抗争が再燃(朝日新聞) - goo ニュース
 『立正安国論』。日蓮宗を開いた日蓮が文応元年7月16日鎌倉幕府の元執権・北条時頼に提出した文書。
 正嘉年間以来、地震・暴風雨・飢饉・疫病などの災害が相次いだ。日蓮は、『立正安国論』の中で、相次ぐ災害の原因は人々が正法である法華経を信じずに浄土宗などの邪法を信じていることにあるとして対立宗派を非難し、このまま浄土宗などを放置すれば国内では内乱が起こり外国からは侵略を受けると唱え、正法である法華経を中心とすれば(「立正」)国家も国民も安泰となる(「安国」)と主張した。
 この内容はたちまち内外に伝わり、その内容に激昂した浄土宗の宗徒による日蓮襲撃事件を招いた上に、禅宗を信じていた時頼からも「政治批判」と見なされて、翌年には日蓮が伊豆国に流罪となった。
 ところが、時頼没後の文永5年(1268年)にはモンゴル帝国から臣従を要求する国書が届けられて元寇に至り、国内では時頼の遺児である執権北条時宗が異母兄時輔を殺害し、朝廷では後深草上皇と亀山天皇が対立の様相を見せ始めるなど、内乱の兆しを思わせる事件が発生した。
 これを見た日蓮とその信者は『立正安国論』をこの事態の到来を予知した予言書であると考えるようになった。そして、生涯に3回の国家諫暁を行うことになる。
(以上、ウィキペディア参照)

 時代背景も異なるし、今の政治情勢に当てはめられるわけではありませんが、国家的災難の渦中に、いよいよ内乱・同士討ちが始まった感じです。それが政権党から起こってくるのですから、まさに「内乱」。
 東日本大震災、とりわけフクシマ原発への菅内閣(直接的には菅さんへの)対応への批判・非難が、不信感と不安感とともに根強く国民の間に浸透している。そこに乗じての菅追い落とし、さらに反小沢勢力への追撃と言うことなのでしょう。
 政治的判断としては正しい。今や、菅さんの言動はまったく不安定で信頼されるレベルではなくなっていますから。最近の表情を見ても、こういう非常時にはまったく向かないタイプのようです。緊張感や必死の思いが伝わってこない(ある意味、気の毒)。
 けれども、戦場にあって、味方であるはずの者たち(それもかつての民主党を支えていた同志)が、後ろからかつての同志である指揮官を一斉射撃しようというのですから、今や、民主党(政権)という組織(政治結社)の存在も、風前の灯火。
 「それでいい」という判断が、お二人にはあるのでしょう。菅さんも、こうなったらそろそろこういう修羅場には不向きだな、と出処進退をはっきりと示す時期がきているようです。
 いずれにせよ、他国からの侵略はともかく、国土も、人心も、いよいよ国家的規模でのガラガラポンが始まりそうです。
 ちょうどこの時、来年の親鸞聖人第750遠忌に向けて、浄土真宗各派では記念法要が始まっています。
 
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杞憂

2011-04-12 20:42:17 | つぶやき
 余震だか本震だか今は定かでないような強い地震があいついでいます。3月11日の大震災以来、日本の国土は不安定になっています。
 「杞憂」という言葉。極端な心配性や取り越し苦労のことを「杞憂」。そこで、「杞憂に終わる」という言い回しがあります。
 この話の出典は、『列子・天瑞』。
 杞国の人、天地崩墜(てんちほうつい)して身の寄るべき所亡きを憂へ、寝食を廃する者あり。又た彼の憂ふる所あるを憂ふる者あり。因って往きて之に諭して曰く、
天は積気のみ。所として気亡きは亡し。屈伸呼吸のごとき、終日天中に在りて行止(こうし)するなり。奈何(なん)ぞ崩墜を憂へんや、と。
その人曰く、
天果たして積気なりとも、日月星宿(せいしゅく)、当に墜つるべからざるか、と。
之を諭す者曰く、
日月星宿は、亦た積気の中の光耀(こうよう)有る者なり。これ墜ちしむるも、亦た中傷する所有る能はず、と。
その人曰く、
地の壊るは奈何(いかん)、と。
諭す者曰く、
地は積塊のみ。四虚(しきょ)に充塞し、所として塊亡きは亡し。躇歩跐蹈(ちょほしとう)の如き、終日地上に在って行止するなり。奈何ぞ其の壊るを憂へんや、と。
その人舎然(しゃくぜん)として大いに喜び、之を諭す者も亦た舎然として大いに喜べり。
 〔訳〕 
中国の杞の国に、天地が崩墜して自分の居場所がなくなったらどうしようかと、寝食をできない程に憂える者がいた。
そんな風に心配する男を心配したある人が、その男のもとへと出かけて行き、諭して云った。
天というものは大気の集まりだから、大気の無い場所は無い。
人間が身体を動かしたり呼吸することは、一日中、天の中で活動しているようなものだ。
大気である天が墜ちることを心配することはない、と。
すると憂える男が問う。
天が大気だとしても、太陽や月や星々といったものが墜ちてはこないだろうか、と。
諭す者が云う。
太陽や月や星々は、大気の中で光っているものに過ぎない。もしも墜ちたとしても、我々が傷つけられることにはならない、と。
憂える男が問う。
地が壊れるのはどうだろうか、と。
諭す者が云う。
地は、土の塊だ。あたり一面に充塞して、土の無い場所は無い。人間が歩いたりする行動は、一日中、大地の上で活動しているだけだ。その地上が壊れるなことを心配しても仕方がない、と。
これを聞いた憂える男は、すっかり安心して大変喜び、之を諭した者も安心して大変喜んだ。
 という話しです。実はこれには続きがあって、
長廬子(ちょうろし)聞きて之を笑ひて曰く、
虹蜺(こうげい)や、雲霧や、風雨や、四時や、此れ積気の天に成る者なり。
山岳や、河海や、金石や、水火や、此れ積形の地に成る者なり。
積気を知るや、積塊を知るや、奚(なん)ぞ壊れずと謂はん。
夫れ天地は、空中の一細物にて、有中の最も巨なる者なり。
終り難く窮め難く、此れ固より然り。
測り難く識り難く、此れ固より然り。
其の壊るを憂ふる者は、誠に大だ遠しと為す。
其の壊れざると言ふ者も、亦た未だ是ならずと為す。
天地は壊れざるを得ず、則ち会ふに壊るに帰す。
其の壊るに遇ふ時、奚為(なん)ぞ憂へざらんや。
子列子聞いて笑いて曰く、
天地は壊ると言ふ者も亦た誤りなり。
天地は壊れずと言ふ者も亦た誤りなり。
壊ると壊れざると、吾の知る能はざる所なり。
然りと雖も、彼も一なり、此も一なり。
故に生けるとき死を知らず、死するとき生を知らず、来るとき去るを知らず、去るとき来るを知らず。
壊ると壊れざると、吾れ何ぞ心を容れんや、と。

〔訳〕
この話を聞いた長廬子が笑って云った。
虹だの、雲霧だの、風雨だの、春夏秋冬といったものは、積気が天に集まりて成るものである。
山岳だの、河海だの、金石だの、水火といったものは、積塊が地に集まりて成るものである。
天が積気であり、地が積塊であることを知りながら、なぜ壊れぬと云うことができようか。
天地というものは、この宇宙においてはほんの小さな存在ではあるが、有形万物の中では最も巨大なものである。
故にこれを窮め尽し、測り識ることが出来ぬことなどは、本より当然のことである。
そう考えれば、天地が壊れることを心配している者など話にならぬし、また、天地は壊れぬとする者も是とすることはできない。
天地も有形のものである以上、その他の有形万物と同様に、いつかは壊れざるを得ないであろう。
その壊れる時に遇えば、どうして憂えずに居られようか、と。
これを聞いた列子が笑って云う。
天地が崩壊するというのも誤りであれば、天地は崩壊しないというのも誤りである。
崩壊するか否かは、どちらも一つの見解ではあるけれども、我々の知るところではない。
故に生死も去来も我々の知るところではない。
崩壊しようがしまいが、どうせ人は天地と共に有らざるを得ないのだから、そんなことに心を使ってもどうしようもないのである、と。
 最近の天地の激動を身を以て感じていると、不安とあきらめとが入り交じった感覚でしょうか。老荘のようには、なかなか達観できないようです。
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東京大空襲・錦糸公園

2011-04-11 21:36:00 | つぶやき
サッカー・野球場に仮埋葬 石巻市「やむを得ぬ」  (朝日新聞) - goo ニュース
 この記事を見て、ふと思い出しました。1945年3月10日・東京大空襲。米軍による絨毯爆撃による大惨事。
 当時の警視庁の調査での被害数は死亡:8万3793人。負傷者:4万918人。被災者:100万8005人。被災家屋:26万8358戸となっていますが、民間団体や新聞社の調査では死亡・行方不明者は10万人以上。一夜にしてこれだけの人が亡くなったわけです。 
 身元不明の犠牲者の遺骨は、現在、関東大震災の犠牲者を祀った「震災記念堂」に合わせて納められています。
 しかし当時は、引き取り手もない身元不明の遺体は、火葬しようにも埋葬しようにも、そうした施設も場所もなく、公園などの広場に仮埋葬されました。その一つが、JR錦糸町駅北口近くにある「錦糸公園」。中央にあった大きなグランドに、たくさんの遺体が埋葬されました。そして、戦後まもなくそれらの遺体は、改めて火葬に付されました。
 今、錦糸公園は整備され、桜も咲く区民の憩いの場所として、その不幸な歴史を感じさせません。
 慰霊堂では、毎年3月10日に追悼行事が行われ、東京都は、空襲犠牲者を追悼し平和を願うことを目的とし、この日を「東京都平和の日」とすることを条例で定めています。
 この石巻市のやむをえない措置。自然災害の犠牲と戦争犠牲とはまったく異なりますが、この悲劇的な出来事は、きちんと語り継いでいかなければならない、と思いました。 津波によって廃墟と化した街並み。道路だけが目に入り、見渡す限り建物は一つもなくて、所々、コンクリートの建物が点在する風景は、東京大空襲で廃墟と化した風景とオーバーラップしてきました。再興の困難さ、それを必死に克服してきた復興の歴史とも重なって・・・。 
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今日は、都知事選の投票日

2011-04-10 16:14:45 | つぶやき
 今日は都知事選の投票日。いつもはマスコミを賑わす都知事選ですが、東日本大震災のために今回はいたって低調。マスコミはもとより、巷でもほとんど話題にもなりませんでした。こういうときは現職有利なのか、はたまたどんでん返しがあるのか。
 こんな場合、棄権はしないぞ、と近所の小学校に行ってきました。ちらほらと投票に出向く人。久々にお会いした方も。若い方はあまり見かけなかったのが、残念。はたして投票率はどのくらいになるのか。
 こういう非常時、まったく収拾の付かない東北地方の大災害(原発も含めて。東京近郊でもまだまだ復興がままならない)に目を釘付けにされているうちに、これからの4年間の都民のいのちと暮らしを決定づける大事な都知事選挙が、規定方針通り実施されることに違和感をもちます。少し先延ばしにしてもよかったのではないか、と。
 校庭の桜の花も満開。少し散り始めています。お隣の公園では、桜の木の下にブルーシートが敷かれ、お花見の席取り。今日が今年の桜の見納めのようです。
穏やかな日差しのもと。
公園のしだれ桜。
おまけ。我が家のネコもカーペットに同化しています。
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花に嵐のたとえもあるぞさよならだけが人生だ

2011-04-09 14:36:59 | つぶやき
  勧 酒  干武陵
  勧 君 金 屈 巵
  満 酌 不 須 辞
  花 発 多 風 雨
  人 生 足 別 離
書き下し文
  君に勧む 金屈巵(きんくつし)
  満酌 辞するを須(もち)いず
  花発(ひら)いて風雨多し
  人生 別離足る

井伏鱒二の訳
  この盃を受けてくれ
  どうぞなみなみ注がしておくれ
  花に嵐のたとえもあるぞ
  さよならだけが人生だ
 東京地方は、お昼前から雨まじりの風が激しくなっています。雲の流れも速く、傘をさすのもやっかいなほどです。ガタガタ窓ガラスが音を立てる度に、また大きな地震がきたか!
 近所のお家。満開の桜も、あっというまに花びらが風に吹かれて散っていきます。自粛ムードの中で、今年の桜はもう見納めになりそうです。
 「花に嵐」は、「好事魔多し」ということでしょうが、漢詩の全体では、あるいは井伏の訳の方が分かりやすくて、むしろ「会うは別れの始め」とか、せっかくの逢瀬もいつかは必ず別れが訪れる。
 ま、いつか訪れる別れを見据えつつも、「人生意気に感ず」で、友人とのひとときを、その時々を精一杯楽しんでいくことが大切だ、くらいの意味合いでしょうか。
 「さよならだけが人生だから、この出会いのひとときを大いに楽しもう」
 今夕、近々結婚する若者とその嫁はんと、それに何人かで飲むことになっています。出会いと別れ・・・。出かけるまでに雨風がおさまってくれればいいのですが。 
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放射能の雨に濡れると頭が禿げる

2011-04-07 22:08:45 | つぶやき
「放射能雨」に不安、韓国で臨時休校相次ぐ(朝日新聞) - goo ニュース
 職場での昼休みの話題。
 僕らが小さい頃、放射能が大量に含まれた雨がたびたび降って、「濡れると頭が禿げるから濡れないように気をつけよう」ということがあったですねえ。
 そう言えばありましたね。何ですか、50年前くらいでしたか、小学校時分のころでしたね。たしか中国だかソ連の核実験の影響で。
 あの当時は大気圏内で核実験、それも水爆なんかの実験をやっていましてね、アメリカなんかでも。
 当時は、今みたいに数値が発表されていたような記憶がないんですが。今の値にするとどのくらいなのですかね。かなりひどかったんじゃないですか。
 何とかマイクロキュリーとかそんな言い方はあったような。それでも、子供心に「頭が禿げる」なんてちょっと恐かったですね、今はお互いに頭も薄いし、白髪ですが。
 その当時、中国に抗議すると貴方たちの同盟国のアメリカもやっているんだから、なんて反発されたりして・・・。
 いつ頃まで続いたんですかね、大気圏内の核実験というものは。アメリカでも核実験場は、今も高濃度の放射能が残留してして近づけないとか。
 中国でもそうなんですかね。今回の原発事故は、情報網の発達で瞬時に世界中に回っていて、世界中の不安に陥れて、ま、過剰反応な感じも・・・。
 韓国は、北朝鮮の核開発計画などでピリピリしていて、今回の放射能汚染を深刻に捉えるのは、分かる気がしますが。
 しかし、罪作りですね、今回の原発事故は。東電もまだまだ本当の恐ろしさを隠しているよう気もするし、日本のマスコミも東電情報の踊らされているような、「安全神話」に今もどっぷり浸かっていて、自分たちが逆に情報操作されている・・・漫画的ですね。
 何しろ今回の原発事故、ヒロシマに落とされた原爆の1000倍もの放射性物質がはき出される可能性もあるんですから。それも一基ごとで。4基ならば4000倍。恐ろしさもちょっと桁違いで、かえって想像もつかないくらい。
 いつまでも話は尽きませんでした。
 
 
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今は選挙で民主を追い落とす作戦

2011-04-05 22:09:47 | つぶやき
谷垣総裁「大連立あり得ない」入閣要請されても(読売新聞) - goo ニュース
 各マスコミの世論調査通りなら、都知事・イシハラさんの他、自民党推薦候補が全国で圧勝するにちがいない。都議選も含めて民主はぼろ負け。菅退陣論も吹き出す。その時を待つのみ、という作戦でしょう。
 公明党はもっと露骨。山口代表は5日の記者会見で、菅首相が提起した民主党と自民党との「大連立」について「健全なチェックが働かなくなる」と、慎重姿勢を示し、自民党内にある大連立に前向きな声にクギを刺した。
 
 山口氏は東日本大震災を巡り、政府に対策提言を続けてきた実績を挙げ、「さらに進んで連立政権を組むことが、どれほどの意味があるのか」と語った。一方で、「(大連立を)全く必要ないと言い切るつもりはない」とも述べた。統一地方選の最中に連立参加に前向きな姿勢を示せば「支持者を混乱させる」(党関係者)との考えもあり、当面は「閣外協力」で震災対策に臨む方針だ。民主と自民が連立を組めば、公明党がキャスチングボートを握って存在感を示すこともできなくなるとの見方もある。
 
 10日過ぎには、民主党内の反菅の小沢グループとの間で動きが出てきそうですが。いずれ、国民そっちのけの、被災者そっちのけの権謀術数。ますます政治的混乱・不信が高まること、間違いない。
 
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節電もいいけれど、蓄電ってできないの?

2011-04-04 19:33:22 | つぶやき
電力使用制限令、ピークを抑制 冷房集中の昼間狙う(朝日新聞) - goo ニュース
 まったくの素人考えですが、節電も必要ですが「蓄電」って無理ですかね?
 深夜など電力使用量が減っている時間帯に垂れ流している電気をため込んでおいて、昼間に使う。ソーラーなど家庭用にはあるようですが、発電所自体で蓄電するのは、出来ない相談? 
 電気ってものは、その日(瞬間)、その日(瞬間)を「+」と「-」を行き来しているだけ? 乾電池・蓄電池があるのですから、何とか出来ないものでしょうかね。
 そこで、朝日の次のような記事。
 
 石油危機の際には「用途制限」も発動。ネオンや広告灯の点灯を禁じ、繁華街が暗闇に包まれた。テレビ局は深夜放送を控え、百貨店やスーパーは開店時間を遅くするなど、電気使用の自粛も広がった。それらの当時の対策は火力発電所の燃料を節約するため使用電力量を減らすのが目的で、使う時間を考慮する必要はなかった。
 これに対し、今夏の課題は、冷房使用が集中する真夏の午後1~3時ごろの需要ピークの消費電力(キロワット)を抑え、需要が供給を一瞬でも上回ることで起こる、制御不能な「大規模停電」を避けることだ。例えば、需要ピークの時間帯でない深夜にコンビニエンスストアが営業をやめても効果はない。

 朝日のこの論法で言えば、今はむしろ、計画節電の時間帯となっている午後10時まで、店頭のネオンやムダな繁華街の外灯を消すなどの徹底が、最も有効な方法ということに。その後、深夜にわたっての電力消費は、まあ、かまわない!
 こうみると、イシハラさん、コンビニの深夜営業は止めろ、TVの深夜放送は止めろ! としきりに発言していますが、「精神的自粛論」にすぎないなのですかね。
 東電の言い分(朝日)にも、どうも納得できませんが、しかし、「計画節電」の意義・目的があいまいなまま、該当地域の住民・企業に対して説明し、納得させる努力を怠ってきたのではないか。そのため、むやみに節電ムードになってしまった、とも。
 それにしても、電気をためることが出来ないのですか。
 そうそう、「ポケモン」みたいに、丸い容器状のものに閉じこめておいて、必要なときに一気に吹き出すとかって、まさかね。
 何しろ孫が「ポケモン」にはまっているのものでして、次々と登場するポケモンを瞬時に見分け、進化系やら攻撃力やら何だか・・・、カタカナの名前を言う。やっと「ピカチュウ」しか知らない私には、まったくついて行けないのですが。
 あの少年達は学校には行ってないようだし、女の子との関係もよく分からないし、どうやって4人(男2人、女1人+ピカチュウ)が寝泊まりしているのか。いつも衣装は同じだし、画面に登場する街並みも、今の日常生活とは変わらないし・・・。
 それに「ロケット団」の3人(男女1人ずつ+ニャース)も不思議な存在(バイキンまんとドキンちゃんとの関係みたいな怪しさ)。
 後半は、余計なことでした。
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春たけなわも今ひとつ。冬の寒さが。それでも草花は

2011-04-03 23:30:22 | つぶやき
 東京地方。桜開花宣言は出たものの、通りすがりの隅田公園や隅田川沿いの桜が満開というまでには、まだまだいきそうもありません。お花見見物も自粛ムードで、静かな雰囲気。特に、今日は「寒の戻り」、というかまだまだ冬。西高東低の気圧配置。昨日とはぐっと気温も下がってきました。大災害にあった東北地方は、さぞかし厳しいお天気のよう。
 それでも、道沿いに並べた家々の草花も咲きそろって、春を感じさせます。「冬は必ず春となる」こういう言葉に、心から期待を込めたい今日この頃です。
 そこで、白っぽい花を中心に。
 写真は、アリッサム。細かい花を密に付け、カーペット状に広がる草花。英名のスイート・アリッサムという呼び名でも広く普及しています。道路沿いに、白、赤、紫、ピンクなどが咲いていました。這うように広がるので、吊り鉢や花壇の前景や縁取りなどにも使用される、といいますがなかなか素敵な雰囲気です。その奥にあるのが、シクラメン。バラとヒアシンスを合わせたような香気を持つ栽培用シクラメンが一般に流通しています。布施明の「シクラメンのかほり」で一躍有名になりました。
ビオラ。パンジーと同種。いろいろな色合いのものがあり、見た目が豪華なのがパンジー、かわいらしいのがビオラ。
ユキヤナギ。枝がしなるように細かな白い花が咲く。
オダマキ。オダマキ(苧環)は、機織りの際に麻糸をまいたもののこと。花の形からの連想だが、実は、全草が有毒。
シキミの花。モクレン科の常緑小高木。秋に星形の果実を結ぶ。果実は有毒。全体に香気があり、仏前に供え、葉・樹皮から線香・抹香を作り、材は数珠などに。
おまけ。富士山もまだまだ真っ白です。


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大惨事も政局化する今の政治家

2011-04-02 19:49:32 | つぶやき
菅首相退陣なら大連立…自民、指導力を疑問視(読売新聞) - goo ニュース
 おそらく、10日投票の都知事選がらみで、ことは動くでしょう。菅さんの指導力を疑問視する自民党。谷垣さんでも疑問符。そこで究極の保守派・イシハラさんの登場。といっても首相になるわけでなく、遠隔操作体制に。
 最近のイシハラさんの発言は、戦時中の国家総動員体制への賛美しきり。すなわち、「滅私奉公」の精神の復活を声高に叫んでいます。
 イシハラさんが都知事に4選されれば、いよいよ自民党は菅さん交代を条件に、大連立を叫ぶでしょう。どうもきな臭い様相が・・・。復興の利権がらみも臭ってきて。
 菅さん、岡田さん。そうした日本の保守政財界の思惑に乗らないよう、早々と方針を打ち出すべきです。かつての社会党のように没落してしまいます。 
コメント (1)
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