西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

芸術の秋 partⅡ

2011-10-27 20:35:08 | 日記
何度もブログで紹介している、宮崎市のギャラリー「Artspace色空」で写真展をやっています。
10/14から10/30(日)までで、私のスケジュールを確認すると空いているのは今日の午前中しかありません。

で、妻と一緒に行きました。
場所は若草通を過ぎてNTTの建物の前ぐらいです。

さて、今回の写真展は「富永 晋写真展 静寂の街」です。
新聞の切り抜きがありますので、貼りますね。


大震災の写真展は今まで何度か見ましたが、それは状況の説明でした。
勿論、あの災害を知らせるという点では、それはそれで価値のあることでしょうが、私は写真家として物足りなさを感じていたのも事実です。

どういう事かというと、写っているものを見せるというだけで、写っている物(写真)をいかに丁寧にプリントするとか、プリントそのものに敬意を払っていない気がしました。また、写真に作家性(こういう写真にそれが必要だろうか?という声は当然あると思いますが・・、私には必要なのです、匿名のそこにいたカメラを持っていた人が撮った写真でなく、写真家として意識を持った人が撮った写真が)

つまり今まで見た写真は「そこにはこういう事がありました」という説明にすぎなかったのです。
私の敬愛する写真家、ユージン・スミスまたはキャパ、最近ではサルガドなどはこのようなドキュメントでも、作家の美意識を感じることができます。
それは、時の流れにうち負けない、ただ衝撃だけ(そのうち飽きてしまう)でない、時間と共に輝く普遍性といったものを身につけている写真です。

さて前置きが長くなりましたが、今回の富永さんの写真は写真家として「すっくと立っていこう」という、気持ちが写真から感じました。
プリントの美しさ(色が良かった、モノトーンに近いカラーで美しい)、額装のノーブルでシンプルな美しさ、展示の仕方の良さ、そして何より彼の写真を撮る目の確かさを感じました。


宮崎県の小林出身だそうです、花の都東京で「頑張れと」エールを送ります。


写真ファンの皆さん、是非見に行ってください。

今日のモノクロームphotoは我が家の近所、都万神社の道です。
雨上がりは特に美しいです。

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