西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

空手の話・・・巻きワラ

2012-09-20 17:51:35 | 日記

巻きワラって知ってますか?これは空手の鍛錬具の一つで、一説によると薩摩示現流の立木打ちから考えられたと言われています。

一撃必殺をむねとする空手では一拳一足を必殺の武器にしようと言う鍛錬方法が今も残っています。貫手(そろえた指先で喉や腹部を狙う)を鍛えるため、壺に小石を入れて突く(勿論こんな事やった事無いです、ただでさえ短い指が無くなる)、また最近では砂袋をける(砂袋と言ったって、ほとんどセメント状態です)など色々とあります。

やっぱり空手と言えば巻きワラですね、サンドバックやミットなどが最近では使われていますが、何となく伝統的な感じがしていいです。

大学時代は道場から少し離れたところ(研修センターとプールの間)に巻きワラが常設していました。ただ通常は稽古時間がもったいないので水曜日以外(水曜日は野外稽古だったので突いていました)は自主的に突く事になっていました(で、toshiroは自主的に突いていたの?・・私は地味な稽古が嫌いでした・・・)。でも強制的に突かされる時があります、それは合宿の時です。

一日中空手以外やることがない合宿です、突かされる突かされる・・。あっという間に皮はむけ、拳頭がえぐれてきます(このあたりの事情は以前ブログに書いています)。真っ白な道着は、真っ赤かの血だらけになります。

一年生の合宿が終わり(春合宿が最初)、巻きワラを突くとどうなるかがわかります(ひたすらイタイ)、夏合宿は長野などスキー場のある(冬がメインなので夏は安い)ところです、宿に着くと最初に何をやらされるかというと、巻きワラのための穴掘りです。自分の墓をほっている気持ちになります。トホホな気持ちで掘っていたのを、思い出します。一撃必殺を得る稽古なんて思ったことがなかったです・・・。

さて年というのは、いやな記憶を忘れさせます。あれほどイタイ思い出しかない、巻きワラですが、突いてみたくなりました。巻きワラの代わりに自動車のタイヤを突いていたのですが、空手といえば巻きワラてな気持ちになったのです。

巻きワラ棒は以前作っていたので、今日穴を掘りました。約1メートルの深さです。

材料は

ビニールでくるんでいるのは、ぶれ止めのための添え木です。大きい方を下にします。

これが巻きワラです、約7尺5寸です、防腐のための塗料を塗り、さらに私はビニールをまきました。

で建てました、汗でびっしょりです。

建てた姿を見て、妻が一言「お墓みたい」

う~む・・・。

さーて気分直しの写真を載せますね、ヌードでないのだけど、とってもエロチックで、写真展で大人気です(もっぱら男性に、一部女性にも)

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1 コメント

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巻き藁 (神原)
2012-09-21 12:49:37
巻き藁の効用は突いた後の板のしなり戻りを受けることで体の使い方を覚えるものですが・・・・・・私が現役(2回生)当時、藁は自分たちで作って合宿に持って行く。板は宿泊先に製作を依頼していました。杉で依頼していたのに宿の主が気を利かして檜で作ったことがあります。しなりがありません・・・一発で「拳頭破裂」それでも1日に3回のノルマから逃げることは出来ませんでした・・・・以降、名古屋から板も運ぶようになりました~~~今となっては笑い話です。飛騨小坂の合宿(檜の名産地)で、以降、飛騨小坂ではやってません。
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