山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

フジッコワイナリーのクラノオト

2014-01-28 13:27:14 | ワイン四方山話

山梨県甲州市勝沼にあるフジッコワイナリー。

佃煮や昆布で有名のフジッコのワイナリーです。

大手ワイナリーなのに、原料は国産葡萄100%を達成しています。

ここのワインの売りは、品質が高いのに、安価の価格設定です。

本格派ワインが多い中で、異色なのが、「クラノオト」シリーズ。

クラノオトは蔵の音のことで、発酵途中のプチプチ感が楽しめるワインです。

ワイナリーを訪問すると、発酵途中のアルコールが低く、果実風味豊かな、ジュース感覚のワインが試飲できます。

それをイメージしたのがこのワイン。

全部で5種類発売されています。

写真の左から、甲州辛口、巨峰、桃、デラウェアです。写真にないのは、ナイアガラです。

え、桃?

桃のワインは珍しい。

世の中、色々なフルーツのワインが出ています。

全国各地、特産のフルーツをワインにして販売してますよね。

果汁があれば、なんでもワインになります。フルーツ以外の原料のワインもあります。

だから、桃ワイン(葡萄以外の原料のものにワインと付けるのは、けしからんという意見も承知していますが、ここではご勘弁を)があっても不思議ではありません。

まして、山梨は日本一の桃の産地。

もっと、各ワイナリーが競って桃ワインを発売しそうですが、どうも桃をワインにするのはムズカシイらしい。

私が知る限り、桃ワインはこのワインと、蒼龍葡萄酒だけ。

さすが、一流の技術をもつフジッコワイナリーです(フジッコさんにはキウイフルーツのスパークリングワインもあります)。

さてこの桃ワイン。無ろ過なので、果実が瓶内に残っています。アルコールは5度。もうジュース感覚です。


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奥野田葡萄酒の一升瓶ワイン、残りわずか。

2014-01-25 11:10:36 | ワイン四方山話

山梨県甲州市塩山の奥野田葡萄酒の一升瓶ワインが残りわずかです。

え、奥野田ワインに一升瓶があるの?

あるのです。

奥野田ドルチェの一升瓶ワイン。

ドルチェは、デラウェア100%の極甘口。

720ml1470円。一升瓶は2600円。

一升瓶はかなりお得です。

お得な理由を奥野田ワインの中村社長は、「720mlのワインは、コルクにキャップシールなど、ワイン以外にいろいろコストがかかる。それに比べると、一升瓶のコストは安い」とのこと。

そして、このワインの在庫はもう少しだそうです。

奥野田醸造のワインリストに、一升瓶ワインはありません。

恐れるのは、奥野田ワインの裏メニューと言うべきドルチェの一升瓶が完売した時、奥野田ワインが一升瓶ワインをやめてしまうこと。

「次も考えている」と、中村社長。

しかし、次の一升瓶ワインはドルチェではないらしい。

ドルチェの終売は残念ですが、次の一升瓶ワインも楽しみです。

 


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七賢 中屋伊兵衛 大幅値上げです。

2014-01-19 18:37:51 | お酒の話(ワイン以外)

七賢(しちけん)ブランドの山梨銘醸から発売されている中屋伊兵衛(なかやいへい)が値上げになります。

今年から日本酒の値上げが始まっていますが、七賢は2月1日から、値上げです。

一升瓶は、大体100円弱の値上げですが、大吟醸の中屋伊兵衛(720ml)は、3810円から4500円の大幅値上げになります。

1月中は3810円ですので、よろしくお願いします。


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山梨の地酒 限定品勢ぞろい

2014-01-17 22:01:55 | お酒の話(ワイン以外)

日本酒の季節です。

今、限定の地酒が多数出ているので、紹介させてください。

山梨の日本酒の6社を紹介します。そのうち5社は、生酒とにごり生酒です。

すべて要冷蔵の日本酒です。にごり酒は吹きますので、開栓時は気をつけて。その分、美味しいです。

①北杜市白州町の七賢。「新米新酒」とにごり酒の「粉雪」。明治天皇が宿泊したこともある伝統の蔵元。2月の蔵開きは、関東近辺から多くのファンが来場します。新米新酒は、純米吟醸酒の生酒で1200円、お得感抜群です。

②北杜市大泉町の谷桜。「しぼりたて生酒」とにごり酒の「のんだ甲斐」。地酒では山梨県民に最も有名な蔵です。のんだ甲斐のネーミングは絶妙。

③富士川町の春鶯てん(しゅんのうてん)。「一番しぼり」とにごり酒の「穂の雪」。春鶯てんは、与謝野晶子女史が名付けた由緒あるブランド。一番しぼりは、山梨の限定酒では最も売れています。

④南アルプス市の太冠(たいかん)。「山田錦」と「雪の華」。水を求め、甲府市若松町から移転して早10年。関東の新酒鑑評会では28年連続入賞を継続中。山田錦は、酒造好適米の最高峰の米。その純米吟醸の生はお勧めです。

⑤富士河口湖町の甲斐の開運。「しぼりたて生原酒」と「活性にごり酒」。21代目当主井出社長は否定しましたが、その昔、河口湖湖畔の邸宅から富士山頂まで、他人の土地を歩かないで登れたとか。世界遺産で売れています。

⑥1本の写真は山梨市の養老。「櫂」は本醸造生原酒です。昨年、不当表示を公表し、大変な時期を過ごしましたが、新酒の櫂は力が入っています。創業家の専務が杜氏を兼ねる家族経営の小さい蔵です。一晩で一升空ける酒豪が、この酒は5合まで、と言っていたほど、ヘビーに仕上がっています。

以上、すべてこの時期だけの限定品です。山梨のワイン同様、日本酒もよろしくお願いします。


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マンズワインの一升瓶ワイン 復活

2014-01-15 18:02:05 | ワイン四方山話

ワイナナリー大手のマンズワインから、白ワインの一升瓶が再発売されました。

昨年初秋に品切れになり、約3ヶ月後に2013年新酒を詰めて、再発売。

甲州種100%の辛口。

マンズワインの契約農家が、提供した葡萄の一部をワインにして返してもらうものです。

マンズワインでは、そのワインをラベルを変えて、ワイナリーの直売所のみ販売しています。

そのラベルは、ご覧の通り、

武田信玄の孫子の軍旗ですね。

マンズワインの技術は周知の通り、日本のトップクラス。

このワインも大変レベルが高いのですが、安価なので、売り切れになるのが残念です。

マンズワインと並ぶ大手のサントリーとメルシャン、サッポロには、国産葡萄100%の一升瓶ワインはありません。

もっとたくさん生産して、大々的に売ってほしいワインです。


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