山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

塩山ワイン(塩山洋酒)の萩原さんが来てくれました。

2011-06-18 20:54:06 | ワイン四方山話

ちょっと前ですが、塩山洋酒の専務、萩原弘基さんが来店してくれました。

塩山洋酒さんは、一升瓶ワインの種類が豊富なので、弊社でもよく売れるワインです。
塩山ワインさんは、白よりも赤が得意なワイナリー。

山梨では白ワインが得意なワイナリーが多いので、珍しいワイナリーです。

作っている葡萄の種類も、白は甲州とデラウエアの2種類に対して、赤はマスカットベリーA、ブラッククイーン、ベリーアリカント、アジロンを自社栽培。

山梨の赤は、マスカットベリーAが多いですが、萩原さんは、ブラッククイーンの将来性を買っていました。

その観点は、機山洋酒の土屋さんと同じです。

機山さんも同じ旧塩山市。

旧塩山には、塩山洋酒さん、機山洋酒さんのほか、甲斐ワイナリーさん、五味葡萄酒さん、奥野田葡萄酒さんと、凄いワイナリーばかり。

旧塩山の5つのワイナリーは、合併で勝沼と一緒になり、同じ甲州市ですが、勝沼30数社のワイナリーに染まることなく、独自の色を出して欲しい。

長野県塩尻の8つのワイナリーのようになってほしいですね。

一つ一つのワイナリーの力は、塩尻のワイナリーに勝る力があると思います。

塩山洋酒の萩原弘基専務は、アッサンブラージュのメンバーでもあるのですね。

醸造家兼オーナーとして、大変だと思いますが、またお話を聞かせてください。

このワイナリーも、要チェックです。

↓塩山洋酒さんのホームページはコチラ↓

http://www.enzanwine.co.jp/

 


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ラベルも瓶も同じなのに全く別のワイン

2011-06-13 10:22:07 | ワイン四方山話

ワインはヴィンテージ(年号)が変わると

味が多少変わります。

それはその年のブドウの出来が味に

影響するからなんですね。

 

では、ノンヴィンテージはどうか、

ノンヴィンテージとはいろいろな年号の

ワインをブレンドしたワインです。

通常はブランドの名前のついたワインに

多いようです。

 

そのため、大きなメーカーは貯蔵してある

様々なたくさんの原酒の中からワインを選んで

ブレンドして出来るだけ均一の味に仕上げます。

しかし、小さなメーカーはそういう訳にはいきません、

大手ほどたくさんの原酒を持っていないので、

瓶詰め毎に味にバラツキが出てしまいます、しょうがないんです。

でも、それもワインを飲む楽しみなんです、そう思って下さい。

 

さて、富士屋醸造さんの「百姓の葡萄酒」、

今回の納品分より原酒が変わったという事で

いただいてみました。

一口飲んで「全然違う」、以前は落ち着いた感じの

ワインでしたが今回はフレッシュな口当たりです。

どうやら熟成の長い原酒が少なくなって、

新しくて若いワインの割合が増えたようです。

 

以前とは全く別のワインだなあ、でも、ラベルも瓶も同じなんです。

 

 


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幻のワイナリーの幻のワイン 八幡ワイン

2011-06-06 17:39:23 | ワイナリー訪問記

前回納品分のワインが売り切れたため、2回目の八幡ワイン(正式名称は八幡洋酒です)さん訪問です。
前回は、カメラを持って行かなかったので、今回はしっかり写真撮影してきました。

八幡ワインさんは、組合員(株主)320人を顧客にしているワイナリーなので、地元の農協直売所以外では一般販売していません。
ほとんどが、地元で消費される地産地消ワイン。
よって、普段、ワイナリーは閉まっているので、今回は事前に連絡してワイナリーを開けていただきました。

八幡ワインのデラウエアは、他メーカーより高い価格です。
それが気になっていたので、社長の佐藤さんと専務の丸山さんにお伺いしました。

他メーカーでは生食用に回せない葡萄をワインにすることもあるらしいが、八幡さんのデラウエアは普通のデラウエアなので、この価格とのこと。
甲州種もそうだが、組合員の作った葡萄のみを原料にしているので、葡萄も、出来たワインも自信があるとのこと。
だから、デラウエアは他社より美味しいよ、とおしゃっていました。

ワインを積み終わって店に帰ってみると、甲州種のうち24本に「甘口」のシールがはってありました。
八幡ワインには、甲州1種類(辛口)とデラウエア1種類の計2種類のワインしかないはずなのに、と電話してみると、昨年秋、甲州種の葡萄果汁を搾ったとき、プレスする前の自然に搾られた果汁を、別に醸造したとのこと。

どうもフリーラン果汁のことらしい。
フリーラン果汁で作られたワインは、通常、他のワインより高く設定されるが、八幡ワインは価格が同じ。

また、甘口シールが貼ってあるが、あまり甘くない。

これはお得だなあ、と思ったが24本で終わり。来年以降、作られるかは不明。ちょっと掘り出し物の幻のワインです。

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