遂に登場!
甲州シュール・リーの一升瓶ワイン。
麻屋葡萄酒(勝沼)から新発売。2700円(税込)です。
メルシャンがフランス、ミュスカデワインの製法を甲州種に使って、20年くらい経つでしょうか。
メルシャンはこの技術を、惜しみなく、ライバルのワイナリーに公表し、みんなで甲州種ワインを盛り上げていこうとしました。
その意図は見事に当たり、いくつかのワイナリーでは、高い評価を得るまでになっています。
いつか一升瓶でも発売しないかと、最近願っていたのですが、麻屋葡萄酒から、遂に登場。
2700円。甲州シュール・リーのワインでは安いです。
720ML換算、1080円。
日本で流通するフランスのミュスカデもこのくらいでしょう。
一升瓶ワインとしては高い価格帯ですが、最近はレベルの高い一升瓶ワインが続々登場しています。
他社も追随して、活発になって欲しいと思います。
蒼龍葡萄酒(勝沼)、あじろん2015、発売しました。
山梨県産アジロンダック種100%。
2015年の新酒ワイン。
甘い香り、甘い赤ワインです。
葡萄を飲んでいるような感じです。
勝沼ぶどうの丘から、塩山に向かう県道沿い、左側に錦城(きんじょう)葡萄酒があります。
先日、奥野田葡萄酒さんへお伺いした折、寄らせていただきました。
この看板が、県道沿いからよく目立つのです。
農協の倉庫のような大きな建物。
決しておしゃれなワイナリーではありませんが、山梨ではよくあるワイナリー。
錦城という名前の由来は、このあたりを支配していた小佐手(おさで)氏に由来します。
小佐手氏は、武田信玄の父、信虎に負け、武田氏の軍門に下りますが、武田家滅亡後、徳川氏の旗本になったということです。
一升瓶ワインのラベルには、天守閣の城が描かれていますが、それは架空のもの。
しかし、そのラベルがあるから、調べるきっかけになります。
高埜社長です。夫の前社長が3月にお亡くなりになり、奥様が社長になりました。
突然の訪問にも、丁寧に対応していただきました。
倉庫には、大量の一升瓶ワインが積み上げられていました。
写真は撮らなかったのですが、社屋の隣には、自社畑のカベルネソービニヨンが栽培されています。
前社長の思いのこもった畑であり、葡萄とのこと。
錦城ワインさんのHPの写真ですが、720mlの「CS/KN」というワインがあります。
CSはカベルネソービニヨン、KNは甲斐ノワール(ブラッククイーンとカベルネソービニヨンの交配品種)のこと。
錦城ワインは、小佐手地区を中心にした葡萄栽培農家約160軒が株主のワイナリー。
葡萄栽培農家の方は、ワインを晩酌するので、一升瓶ワインが中心。錦城ワインの生産の半分が一升瓶ワインということですが、一升瓶ワインは利益が薄いもの。
前社長が、CS/KNのようなワインを育て、利益向上を目指していたことが判ります。
一升瓶、720mlとも注目していきたいワイナリーです。
勝沼葡萄の丘から、塩山へ向かう県道沿いに、奥野田葡萄酒があります。
意外とスピードが出てしまう道なので、塩山方面に向かって、左側の看板を要チェック。
こちらが社屋。
その駐車場には、奥野田ワインのシンボルと、中村社長の車があります。
いつも仲の良い社長夫妻。
社屋の2階は売店。
売店の中。亜希子様も撮影に協力していただきました。
こちらは、社屋から歩いて1分の貯蔵庫内部。
写真の撮り方が上手ではないが、個人のワイナリーではトップクラスの設備です。
樽にはメルローが貯蔵されていました。
これが奥野田ワインのスパークリングワイン。
シャンパンと同じトラディショナル製法。
毎日2回、手回ししているそうです。
シャンパーニュ地方では自動で回している大手もありますが、手で回す方が味が良いとの事。
訪問される場合、多忙な9月から11月は避けた方が良いと思います。
また、水曜日が定休日です。