山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

山梨産スパークリングワインです。

2011-12-03 12:55:13 | ワイン四方山話

いよいよスパークリングワインの季節がやってきました。

 現在はスパークリングワインのブームですので、山梨でもたくさんのスパークリングワインが作られていますが、瓶内2次発酵のスパークリングワインは写真のものだけです。「ドンペリ」「モエエシャンドン」「ポメリー」「ヴーヴクリコ」といった有名シャンパンは、すべて瓶内2次発酵。価格も高いですが、きめ細かい泡立ちと優雅な味わいが特徴です。

 一番右は、機山洋酒(塩山)の「キザントラディショナルブリュット」2800円です。甲州種100%の白辛口。都内の有名ホテルやレストランで採用されている、山梨で最も有名なスパークリングワインです。

 右から2番目は、奥野田葡萄酒(塩山)の「シャルドネ ヴィンテージブリュット2002年」2940円です。奥野田葡萄酒では、「カベルネソービニヨン ロゼスパークリング2010年」3980円も今年新発売しました。

 左から2番目は、フジッコワイナリー(勝沼)の「フジクレールスパークリング甲州」2625円です。ラベルには鶴が描かれ、御祝の席にも正月にもピッタリの本格派です。ここのワインは、スパークリングだけでなく、すべてのワインが上質ですが、どうしても佃煮や豆のイメージが・・・。社員の方も、ワイナリーの名称変更を希望しているとの噂です。

 写真一番左は、マルスワイン(石和)の「ペティアンドマルス」1580円です。甲州種100%の辛口。他の3品と違い、無濾過ワインですので、葡萄風味が最も豊か、要冷蔵です(10月から3月までは普通便でOKとの事)。瓶内2次発酵で、この価格はお買い得。濾過していないので、この価格です。

山梨産瓶内2次発酵スパークリングワインは、他に中央葡萄酒、蒼龍葡萄酒でも作られていますが、中央葡萄酒は少量生産でほぼ完売、蒼龍葡萄酒は開栓時に吹く恐れがあるとの事なので、省略させていただきました。

にほんブログ村 酒ブログ ワインへ


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遅刻のヌーボー入荷。新巻葡萄酒の赤ワイン。

2011-12-03 10:57:51 | ワイン四方山話

11月3日の山梨ヌーボーの解禁日は無視?して、12月に発売になった新巻葡萄酒(ゴールドワイン)の赤ワイン(マスカットベリーA種100%)が入荷しました。

新巻葡萄酒は、10月デラウエア種(白)、11月甲州種(白)、12月マスカットベリーA種の発売で、すべてのワインが揃います。

すでにデラウエアは完売、甲州種は720mlサイズがそろそろ完売、一升瓶サイズは来年2012年春ごろまでの販売になります。

11月3日発売の山梨ヌーボーは、甲州種とマスカットベリーA種の新酒の発売なので、新巻葡萄酒のマスカットベリーA種も、11月3日に発売しても良いのですが、新巻葡萄酒は中村社長夫妻2人で営む小さいワイナリーなので、同時発売は作業的に無理との事。

12月発売のマスカットベリーA種は、遅れたヌーボーです。

だからと言って、ワインの質が悪くなることは無く、むしろその逆。1日でも長く寝かせた方がワインが落ち着きます。

720mlと一升瓶が発売になります。一升瓶はかなり割安ですね。

そして今回、2009年のマスカットベリーAの一升瓶も同時発売です。

中村社長夫妻とのお話しの中で、社長夫妻が2009年、2010年の赤ワインを晩酌している事が話題に。新巻葡萄酒は、毎年新酒を発売し、完売しているので、年を越すワイン(新酒を発売する時、前年ヴィンテージのワイン)は無いはずですが、少量晩酌用としてヴィンテージワインがあるらしい。

晩酌用のヴィンテージワインが、味が落ち着いて「うまい、うまい。今が飲み頃」と夫妻揃って仰るので、「販売させてくれないか」と聞いたら、話しが止まってしまいました。

社長夫妻の晩酌用ワインを奪ってしまい、大変申し訳ないのですが、最後は気持ちよく承諾をいただきました。

たくさんはありません。しかし機会があれば、2009年と2011年のマスカットベリーA種を並べて飲み比べたいですね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする