野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

レイボーンって誰?(17日・甲子園)

2005-07-18 21:20:19 | Koushien Stadium
 一昨日(16日)は先発・杉山直久の好投で「5対2」で勝利して、昨日(17日)の広島東洋カープの先発予想は「ケニー・レイボーン」。レイボーンって誰? タイガースファンならずとも戦った選手たちも終始「?」マークを抱えながら、対戦していただろうが、7回を無失点に封じ込められ、やはり、こういう「揺れる」速球を持つ投手には、日本野球はてこずるのだろう。ついでにフォークの(2番手)永川勝浩にも捻られ、最後は左腕ジョン・ベイルにセーヴを献上。完敗! こういう日もある。

 今日(18日)はタイガースの「揺れる」速球の持ち主(?)ジェイミー・ブラウンが投げるので、「不安」を持ちつつ期待して見ていたが、見事に期待に応えてくれた(5回を無失点)。中継ぎで(1軍に昇格させた)能見篤史まで待機させていたのに「杞憂」に終わった。「1対0」とリードして、【8回裏】に2点を追加して、「3対0」。最後は久保田智之が締めくくって、この勝利はデカい。昨日の「悔しさ」をタイガースファンと選手の両方が噛み締めて、勝ち取った「勝利」だと思う。

ロマノって何者?(15日・甲子園)

2005-07-16 11:44:25 | Koushien Stadium
 初回に赤星憲広に三遊間を抜かれ、続く鳥谷敬、アンディー・シーツ、金本知憲に3連続四球で「押し出し」で1点。このピッチャー、何を怖がっているのだろう、右腕マイク・ロマノ? 他人事ながら、3塁側ベンチで苦虫を噛み潰す山本浩二監督と安仁屋宗八コーチに「同情」してしまった。その後、今岡誠が定石通り、四球の後の初球を打ったものの、浅いライトフライが犠牲フライにならず。しかし、1アウト満塁、ここで回ってきたのが、6番・桧山進次郎というのが、巡り合わせの妙を感じる。

 13日のスワローズ戦(千葉マリン)の汚名返上の左中間ツーベース! ピッチャーの下柳剛にもタイムリーが出て、初回に4点。【2回裏】にも初回にライトフライに倒れた今岡がこれも雪辱の2ランホームランで「5対1」。【5回裏】にも5点を取って、終わってみれば、「14対5」の快勝! このカープ3連戦3タテ成るか? ここ最近、第2戦を落としているので、それだけが気懸かりだ。ここ最近、立ち上がりが悪い先発(予想)杉山直久の「修正」ピッチングに期待したい。

ダーウィン156㎞!(13日・ナゴヤ)

2005-07-14 13:17:44 | Western League
 4番手のダーウィン・クビアンが「156㎞」を出したようだ。横浜ベイスターズのマーク・クルーンに倣って、タイガースもダーウィンの先発起用を諦め、最近は抑えで使っているようだ。藤川球児が疲れてきたとき(12日にその兆候が……?)久保田智之に「もしも」のことがあったとき、使えるようにしておいているのだろう。そういう意味では、準備万端、抜かりはなし。実際に球児や久保田の代わりが務まるかどうかはともかく……進化するか、ダーウィン?

 先発は太陽で3回を無失点。明日からの(1軍の)6連戦で昇格のチャンスはあるか? 2番手は桟原将司に代わって(チーム事情)フレッシュオールスター(何だかな、このネーミング)出場が決まったルーキー能見篤史。桟原が選ばれていて、能見が選ばれていなかったのが意外な感じがするが、選考のときには1軍でバリバリ先発ローテーションに入っていたので、今さら「フレッシュ」でもないだろう、と選考から外されたのだろうが、今は落ち目の能見クン。果たして彼の再起はあるのか? 

 3番手で前川勝彦が2回を無失点。こんな投手リレーでは、相手のドラゴンズのファームも点の取りようがないだろう。打線では3番に座った桜井広大が「3打数2安打」でホームラン1本(6号)。3打点だから、恐らく【3回表】に3ランをかっ飛ばしたのだろう。ようやく「本調子」に戻ってきたようだ。
 最近、1番を庄田隆弘に譲っているルーキー赤松真人が途中出場でノーヒット。せっかくヒットを打ちまくっていたのに、1軍昇格のチャンスを逃し、ファームで調子を落とすようなら気の毒だ。自力でトップバッターを奪い返せ!!

目に涙を湛えた男、二人(12日・千葉マリン)

2005-07-13 20:08:35 | Tokyo Swallows
 2球目の大ファウルで既に岡田彰布監督の目は潤んでいたように見えた。代打・片岡篤史の打球が右中間を切り裂いたとき、岡田監督の念願成就……片岡は2塁ベース上で目を光らせ、そして3塁側ダッグアウトに向かって力強くガッツポーズ! 片岡の笑顔も久々に見た。誰よりも片岡の≪復活≫を願っていた(であろう)岡田監督。監督自身も現役の最後は代打の切り札的存在になり、ベンチを温めるようになり、苦しい時代を味わってきただけに、片岡の気持ちが分かるのだろう。二人の男の泣き顔、寸前を見た。

 それにしても昨日のCS(フジテレビ739)の解説は、金村義明氏だったが、隣りに磯山さやかを従えて、スワローズ応援放送のはずなのに、途中から関西人の血がムクムクと起き上がり、「桧山よりも片岡の振りの方が期待できますね」なんてコメントを発するに至り、脱線寸前。しかしホームなのにガラガラの1塁側スタンドを見るにつけ、そんな放送も止む無し。私などは巨人戦の中継の視聴率が取れないなら、タイガース戦に全て切り替えろ、と言いたくなる。今や人気も全国区のタイガースの方が視聴率が取れる、と思うが。

やったぞ、スペンサー!(10日・ナゴヤドーム)

2005-07-11 11:28:47 | Nagoya Dragons
 一昨日(9日)の試合は前日、大事な3連戦の頭(初戦)を取ったせいか、浮き足立った感じで負けるべくして負けた(「2対3」)感じだった。序盤に先発・朝倉健太を打ち崩すチャンスは何度もあったのだが……昨日(10日)も先発の左腕・野口茂樹に抑え込まれたものの、打線が少ないチャンスをモノにして、そして先発・安藤優也。この安定感は「エース」の耀き。井川慶、福原忍の登板しない「裏の」3本柱で勝ち越せたタイガース。後で振り返ってみれば、この3連戦がキーポイントだった、と評論されるかもしれない。

 それにしても、シェーン・スペンサー! 【8回裏】谷繁元信の大飛球を追って、フェンスに頭を打って転倒しながら好捕! 素晴らしい……こういう「ひたむきに」打球を追う姿勢があるから、捕れる。ヒットも2本放って、打撃の方も上向いてきた。浜中おさむが最近、ライトの守備練習を始めたことも≪刺激≫になっているだろう。このままポジションを明け渡さずに、浜中には無理させないように、スペンサーには頑張ってもらいたい。いつまでも(レフトスタンドから)響いていた「シェーン!」コールは心地良かっただろう。「2対0」激勝!!

気が付いたら、8ゲーム差(8日・ナゴヤドーム)

2005-07-09 12:03:25 | Nagoya Dragons
 ナゴヤドームが「鬼門」だったことを忘れさせる快勝「3対0」! 気が付いたら、ゲーム差が「8」になっていた。これで6連勝! もはや我等タイガースファンの手を離れて、滑走態勢に入ったようだ。ファンの掌中にある内は、どうなるんだろう、とヤキモキすることになるのだが、こうなったら、シートベルトを外すだけ。結局、現在のタイガースは地力さえ発揮すれば、独走してしまうチーム力なのだろう。ここ数年のスカウティングの勝利、だ。

 それにしても、久保田智之がオールスターゲームに選ばれなかったのは納得行かない。今シーズン「不調」の五十嵐亮太(ヤクルトスワローズ)がファン投票で選出されたあおりを食って、久保田が落選。オールスターで見たかった。……と言っても、交流戦が実現していることだし、このオールスターに意味等なくなってきているのだが、それでも晴れの舞台。選手にとって思い出に残る舞台だろうから、久保田を出してやりたかった。

 若いから、これからチャンスはまだまだあるはずだけれども、野球選手の人生、一寸先は闇? 今年も出られない多村仁(横浜ベイスターズ)の例もある。「旬」の今のうちに出て欲しかった。久保田の場合、来シーズンもクローザーをやっているかどうか分からないから。先発志向の強い久保田。昨日も【9回裏】をヒット1本に抑えて、クロージング。選ばなかった「敵将」落合博満監督に存在感を見せ付けた。

4回裏に奇襲!(7日・甲子園)

2005-07-08 21:11:31 | Koushien Stadium
【4回裏】の奇襲はお見事だった……というより、何故、2アウト1塁で5番・今岡誠を歩かせて、6番・桧山進次郎と勝負に行ったのに、歩かせてしまったのか? 「左対左」なのに。「不調」の桧山でも「顔」で四球を取れる、ということか? 7番・矢野輝弘が3塁線を破って、「フェア!」の激しいジャッジをしたのは、前日(6日)岩村明憲の盗塁を「セーフ」に判定した塁審(土山剛弘)。「若さ」に溢れていた。その若さが前日のジャッジメントをさせたのだろうが……。

 先発はジェイミー・ブラウン。高い金を払って連れてきた外国人選手だから、使わないわけにはいかないのだろうが、能見篤史と太陽の若さの芽を摘んでしまっている。4回2失点。まずまずのピッチングだったが、セットポジション(クイックモーション)になると打たれ出す、この悪い癖は致命的。外国人投手を連れてくる際の要注意POINTはここ。外国人投手はクイックが出来ない。クイックで投げることに無頓着。あのロジャー・クレメンス(ヒューストン・アストロズ)でさえ、走られたい放題だから。
 それにしても、【9回表】のクローザー久保田智之。真っ直ぐを待っている2番・宮本慎也に最後に「フォーク」で空振り三振。痺れた……!! ピッチングの醍醐味、だ。キャッチャー矢野のリードも冴えまくっている。「4対2」連日の辛勝で5連勝!

空気の読めない塁審に邪魔されながら…福原5勝目!(6日・甲子園)

2005-07-08 21:05:17 | Koushien Stadium
【6回表】のあの岩村明憲の盗塁は「OUT」を確信したキャッチャー矢野輝弘がベンチに帰りかけたのに、2塁塁審(土山剛弘)が「セーフ」。確かにVTRで見れば、脚が先(速いよう)にも見えるが、タイミング的には「OUT」。こういうところでタイミングでジャッジをするのは、元プロ野球選手。試合の空気を読めるから、タイミング重視になる。この塁審のようなプロ野球(選手)経験のない審判ほど厳格にジャッジメントしたがるようだ。

 しかしながら、先発・福原忍はそれにもめけず、打者の真中満を空振り三振に斬って取って、三振の数を「7」に増やすことに成功した。福原も「完全復調」のようだ。一時はエース井川慶のようにファームで調整させるのか、と思いきや、この復活劇。これでもう「万全」。2年ぶりの優勝に向け、態勢は整った。
(2番手の)ジェフ・ウィリアムスも珍しく「あの」2003年の快投を思わせるピッチングで3者三振! クローザー久保田智之も最後は三振で締めて、「2対1」辛勝ながら余裕の4連勝!

雨中の完勝!(5日・甲子園)

2005-07-06 14:02:15 | Koushien Stadium
 甲子園の雨は途中からどしゃ降りになり、遠く離れた我が家のCS放送(sky-A)も視聴が不能になり、【9回裏】3番・岩村明憲が放ったセカンドゴロがコマ送り状態になり、OUTになったのかどうか判別が付かず、しまいには暗黒画面になり、画像が回復したら、4番アレックス・ラミレスが打席を去るところだった(三振)。クローザー久保田智之が続く5番・鈴木健をレフトフライに打ち取って、ゲームセット! 
 ヒーローインタヴューは今岡誠。「不調」続きだった彼が、あの場面(4回裏1アウト1,2塁)で3ランを打つとは! 第1打席のレフトフライに予兆があったとはいえ、タイガースファンを「喜ばす」一打だった。「4対1」完勝!

太陽、6回(3/1)2失点(3日・ナゴヤ)

2005-07-05 19:33:54 | Western League
 先発の太陽が6回3/1を2失点。【6回裏】まで「0」に抑えていたみたいだし、やはり「100」球を越えた前後に捕まるようだ。それでも、このピッチングなら、ジェイミー・ブラウンや能見篤史より「上」。今日からの6連戦の先発の谷間は、この太陽で埋めて欲しい。しかし雨で甲子園が中止になって、谷間が無くなるかもしれないが……そこまで計算しているのだろう、今や「名将」(の誉れ高い)岡田彰布監督は!

 3日は「3対4」で敗戦。3番手の吉野誠が【8回裏】に2失点を喫したようだ。打線も一時の爆発力が影を潜め、ドラゴンズの平松一宏、川岸強、久本祐一の1軍経験者リレーに(4回表の3点のみに)抑え込まれたようだ。1番・赤松真人がノーヒット。6番(に下がった)林威助もノーヒットで代打・藤原通を送られ、期待のホープに「勢い」がない。
 そういえば最近、ベテランの久慈照嘉に全く出番がないのが気になるが……秀太が降りてきて以来、出番が激減して、安藤優也と交代で(移籍の)前田忠節が降りてくるので、益々出番はなくなる。久慈ファンとしては寂しい。このまま現役引退、来シーズンからコーチ就任か? あるいはそれを断って、外から野球が見たい、と解説者に転身か?