「新外国人って最悪ですよ(笑)」「使わざるを得ないでしょう、球団が獲ってきたわけだからね。使いませんと言うわけにはいかないのが監督の辛さなんですよね」「それはまだね、数ゲームでハッキリ分かりませんがね、だいだい打ち方を見たらね、このバッター打てるか打てないか、分かりますよ」「積極性が無いしね、バットが出てこないし、それから、もう上半身しか打たないし」……放送席(CSフジテレビONE)では、阪神タイガースの新外国人選手への酷評が続いている。“カミソリ・シュート”の平松政次(69歳)。
そのジェイソン・ロジャース(打率.143)。【4回表】の第2打席で3球目のカーヴ(125km)を捉えて、左中間スタンドに第1号2ランホームラン! 放送席では“カミソリ・シュート”が「これはもう、バッテリー、失投ですよ、配球がね」「インハイが弱いと言う話をしながら、インサイドから低めの緩いボールがね、ここはバットが出るんですよね」「あそこならバットが出る。真芯に当たったんでしょうけど、そんなに大ホームランじゃないんですけどね。まっ当たると、ここまで飛ぶんでしょうね」
「よく我々が言うのは、ハンガーカーヴって言うね、肩口から落ちるね。あれはもうホームランになりやすんですよ」って、“カミソリ・シュート”は言うが、【2回表】の第1打席はその“ハンガーカーヴ”でセカンドゴロに打ち取られて、2打席目、打者はその打ち取られた球を狙っていた(待っていた)し、投手(ブキャナン)は第1打席に打ち取った球を投じてきた。……“野球音痴”? 現役時代は“カミソリ・シュート”の異名を取った男だが、放送席では一度も“カミソリ”の切れ味を見せられない哀れな男。
【6回表】の第3打席では、カウント「0-2」からの高めの釣り球(146km)を叩いて、センターバックスクリーンに飛び込む(2打席連続)第2号2ランホームラン! 「振り切ったというバッティングじゃないけど、まぁ特にそりゃ外国人は力がありますけどね」と放送席では“負け惜しみ”が全開になっている。「ロジャースのバッティングがいいんでしょうけど、これはブキャナンの力が無かったですね」と投手の力不足のせいにされている。いい加減な解説者だ。だから、監督・コーチの声が一度も掛からない。
【初ヒーローインタビュー一問一答】阪神・ロジャース「気持ちが高ぶりました」(SANSPO.COM)