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Hanshin Tigers Series 2024

谷球審にありがとう、の最終戦(12日・スカイマーク)

2008-10-14 19:15:05 | Koushien Stadium
 最終戦の先発は左腕・岩田稔。【4回表】に先制されたが、【6回裏】ドラゴンズの「3番手」ベテラン左腕の山本昌から、その岩田がセンター前ヒットで出塁! 1番・赤星憲広、2番・関本賢太郎も連打で続いて、満塁。2-OUT後、4番・金本知憲への2球目が微妙に「ボール」の判定。4球目と5球目も続けて微妙な判定で、押し出しのフォアボール(四球)。
 球審=ベテランの谷博(部長待遇)。去り行く岡田彰布監督に≪花≫を持たせようと思っていたのかもしれない。……この人に感謝しなければならない。これも(現役時代を含めた)岡田監督の「人徳」。

 これで(精神的に)キレてしまったベテラン左腕は、5番・鳥谷敬にも押し出しの四球を与えて、降板……CS(クライマックス・シリーズ)登板(先発)に不安を残した。2番手の右腕(齊藤信介)も代打(の代打)桧山進次郎に四球を与えて、「何と!」3連続押し出し!! 「3対1」逆転する。
【8回裏】にも「絶不調」の3番・新井貴浩が四球を貰い、1-OUT後、鳥谷が6番手(浅尾拓也)の150km=速球を捉えて、センター前ヒット! これで何とか打率.281をキープした鳥谷。
 結局、岡田監督鳥谷。最初の2004年は新人の鳥谷起用に拘って、心中して自滅(4位)。そして今シーズンは前半戦、驚異的な得点圏打率を誇って、チームの勝利に貢献してきたが、後半戦になってチームと共に大失速。鳥谷に始まり、鳥谷で終わった、岡田監督の「第一次政権」だった。(当然、将来、第二次もあるだろう?)

 2-OUT後、7番・矢野輝弘が四球を選んで、満塁。また、押し出しか、「全得点押し出し」かと思ったが、8番『カムバック賞』平野恵一が、その危機を救う(一、二塁間を抜く)ライト前ヒットを放って、「4対1」! 
 そして最終戦は久しぶりに勝利の方程式=「JAF」が機能して、逃げ切り! すっかり無精髭を剃った藤川球児の覇気の無い(憑物が落ちたような)横(サイド)から投げたり、投球フォームを1球ごとに微妙に変えたり、の「変調」ぶりが気になったが、CSには元通りになっているだろう(?)。

 CSには第1戦=チェン、第2戦=川上憲伸、第3戦=山本昌(恐らく)「失格」で吉見一起が(先発で)来るだろう。左腕チェンは恐らく打てないから、2戦目と3戦目を確実に獲りたい。先発(予想)の両左腕=下柳剛と岩田の好投に懸かってくるが、川上と吉見に一世一代のピッチングをされたら、お手上げ。打線がこの二人を打てるか? 勿論、初戦でチェンを攻略できれば、シリーズを優位に戦えるが。

岡田コールに目頭が…「まだCSある」 (デイリースポーツ)

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