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Hanshin Tigers Series 2024

新井が戻ってくれば、金本も元気になる、決勝2ラン!(29日・甲子園)

2008-10-01 12:24:41 | Koushien Stadium
 初回の0-OUT満塁のピンチのときは、どうなることかと思ったが、ここで「開き直った」先発のルーキー石川俊介が「0」で抑えて見せて、一安心。やはり、このルーキーは「何か」を持っている。「運」のようなもの、勝負強さがある。5回を無失点に抑えて、「中継ぎエース」スコット・アッチソンにバトンタッチ。その「勝負運」で(プロ入り)2勝目は確実と思われたが……

【2回裏】先頭の今岡誠がセンターバックスクリーンに(第7号)を叩き込んで、先制! 【4回裏】にもスタメン復帰の3番・新井貴浩がレフト前ヒットで出塁して(2打数2安打)、4番・金本知憲もセンター前! ここで5番・今岡がピッチャーゴロ併殺打に倒れて、甲子園の観衆(43,513人)とテレビの視聴者(BS&CS)をガッカリさせたが、6番・鳥谷敬がセンター前に弾き返して、追加点! 7番・関本賢太郎“必死のパッチ”8番・矢野輝弘のライト前ヒットで「3対0」! 

 しかし2番手のアッチソンが降雨とヌカるんだマウンドに悪戦苦闘し、【6回表】に「まさかの」2点を献上して、【7回表】にも3番手の左腕ジェフ・ウィリアムスが(1-OUT後)代打のベテラン緒方孝市への四球から崩れ、連打を喰らって、「3対3」同点に追いつかれる。石川の2勝目がフイに……

 また延長戦、あるいは【9回裏】のサヨナラ劇か、と思った【8回裏】先頭の新井がライト前ヒットで出塁し(猛打賞)、金本がファウルで粘って、捉えられる球を待ち続け、ライトスタンドへ高々と舞い上げて(第25号)2ランホームランで「5対3」勝ち越し! これぞ「四番の仕事」。
【8回表】から投入された≪切り札≫藤川球児が【9回表】も危なげなく3人で片付けて、これでタイガースは「80勝」に到達! (この日に試合が無かった)読売ジャイアンツに1ゲームの差を付けて、マジック「7」。……新井が復帰して以来、タイガースの≪潮目≫が変わった。≪一等賞≫を獲る可能性が以前よりグッと高まった。

電撃合流!新井がいれば“大丈V” (デイリースポーツ)

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