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Hanshin Tigers Series 2024

上園と林で連敗脱出!(28日・甲子園)

2007-09-28 23:28:29 | Koushien Stadium
 秋風が染み渡る甲子園……マウンドには、ルーキーの上園啓史が上がった。≪宿敵≫中日ドラゴンズとの最終戦。しかし「まさかの!」8連敗で≪優勝≫=「1位通過」の望みは絶たれ、CS<クライマックス・シリーズ>進出も、振り向けば「4位」横浜ベイスターズが迫る(4.5ゲーム差)。ここは朝の情報番組(ズームイン!!SUPER)で(キャスターの)辛坊治郎氏が言っていたように「とりあえず、一つ勝とうヨ」。 

 先制されたのは【4回表】先頭の荒木雅博にライト前ヒットを浴びて、3番・中村紀洋の3球目に盗塁を許す。球種(フォーク)を読まれていた。中村には(勝負球のフォークを)センターに大飛球を飛ばされるが、フェンス手前で赤星憲広がキャッチ。荒木がタッチUPして、1-OUT_3塁。
 4番タイロン・ウッズは(惜しくも)歩かせて、1-OUT_1,3塁にして、5番・森野将彦に高いバウンドのセカンドゴロを打たれ、荒木が還って、許す先制点。今日も手堅く順調に先制点を奪ったドラゴンズ。タイガースファンに悪寒が走るが…… 

【4回裏】ドラゴンズ先発「タイガース・キラー」の中田賢一から、先頭のアンディー・シーツがセンター前にクリーンヒット! ここから反撃!! 4番・金本知憲の一発長打に期待が懸かったが、ここは敢え無くシュートを打たされて、セカンドゴロ併殺! 
 連敗ムードが重くどんよりと拡がるだけだったが、5番「帰ってきた」今岡誠が四球(フォアボール)を選んで、6番(同じく)「帰ってきた」林威助。その初球だった……ライトスタンドへ弾丸ライナー! ポール際に突き刺さる、久しぶりに見る林の弾丸ライナー!! 第15号2ランホームランで「2対1」逆転~!! 

 何だか、この瞬間、が出てきてしまった。余りにも長かった8連敗……苦しく辛い日々だった。こういうときに、自分はタイガースをこよなく愛しているのだと思い知らされる。タイガースが負けていれば、日常生活に支障を来たす。それだけタイガースが≪日常≫に深く食い込んでいる。僕等はいつもタイガースから≪元気≫を貰っている。タイガースは僕等の≪太陽≫のような存在…… 

 思えば、この林の不在。タイガースの躍進を支えたのが、この林と(それから)桜井広大。しかし林の離脱で5番に昇格した桜井に負担が掛かり、やがてスランプに陥った広大。林と広大で二人で<セット>。二人でタイガースを甦らせることができる。林が戻ってきた以上、次は広大がスランプから脱する番、だ。 

 先発の上園は【5回表】まで投げきり、代打が送られた都合で【6回表】から早くも『JFK』の一角「K」久保田智之の投入。久保田は2イニングスをノーヒットに抑えきって、【8回表】からは「J」ジェフ・ウィリアムス。荒木、中村に連打を浴びて、4番ウッズと対峙したが、150kmの速球を外角一杯に決めて、見逃し三振!
 そして【9回表】からは、みんなの願いを託されて、藤川球児。初球カーヴ、2球目フォークの後、155kmの速球で空振り! 153kmでファウルを打たせた後(すっぽ抜けの)フォークで詰まらせて、5番・森野をピッチャーゴロ。
 代打・立浪和義にも初球カーヴで入り、フォークの連投でセカンドゴロ。(同じく)井上一樹には一転、全て速球(153~154km)勝負でセカンドゴロに打ち取り、試合終了! 18日以来の10日ぶりの勝利……長かった。 

岡田監督ホッ…竜戦勝ち越しで一矢 (デイリースポーツ)


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