地元・甲子園に2006年の初登場、初戦の先発は安藤優也。初回2アウト後、3番・磯部公一にコーナー(外角低目)を狙いすぎて、「0-2」にして、3球目も同じコースに投げるが、これを狙い打たれて、レフト頭上を越すツーベース!! 甲子園の観衆(4,391人)からは落胆の溜息……「あれは捕ってくれヨ」の意思表示。レフトは林威助。林のグラブを掠めて、打球はフェンス手前で弾んだ。2アウト2塁。
しかし4番ホゼ・フェルナンデスをシュート(138㎞)で詰まらせて、ボテボテのサードゴロ。サード今岡誠が仕留めて、初回のピンチ(得点圏)を難なく切り抜けた。
【2回表】先頭のリック・ショートにも2球続けたスライダー(127㎞)を狙われ、センター前ヒットを許す。今日はこれがテーマか? キャッチャーは「正妻」矢野輝弘。6番(川口)憲史の送りバントはキャッチャー正面。矢野が2塁で封殺して、まず1アウト。7番・吉岡雄二も初球(139㎞)を打って、ショートゴロ併殺。「貧」打線に助けられているか?
【3回表】「正捕手」藤井彰二には初球カーヴ(112㎞)から入り、ツーシーム(129㎞)を打たせて、サードゴロ。9番「伏兵」鉄平にも初球カーヴ(113㎞)から入るが、今度はツーシーム(132㎞)をセンター前に弾き返される。続く1番「二世選手」森谷昭仁にも同じくツーシーム(129㎞)をセンター前に運ばれる。使えるのか、新球ツーシーム?
2番「懐かしの」沖原佳典が初球のスライダー(125㎞)を打ち上げてくれて、ライトフライ。3番・磯部を2球「内」を突いて、2球「外」を突いた後、「2-2」からスライダー(126㎞)を引っ張らせて、ファーストゴロ。計算通り、か。
【4回表】4番フェルナンデスを139㎞で打ち上げさせ、フェルナンデスの絶叫を引き出しつつ、セカンドファウルフライ。5番ショートには141㎞で詰まらせるが、ダイヴしたセンター赤星憲広の前に落ちて、ツーベースを喫するが、6番・憲史を137㎞で詰まらせて、ファーストゴロ。7番・吉岡を空振り三振。
毎回ランナーを許しながら、無失点で切り抜けた安藤。これはリリーフ時代のリズム、だ。まだ先発のリズムが戻っていないようだ。球が全体的に高めに集まっていて、それを痛打されていた。球が低めに集まるようになれば、安藤も「本調子」。これから、だろう。
【5回表】甲子園初戦の2番手に下柳剛、登場。1アウト後、9番・鉄平に初球(127㎞)を狙われ、ライトの頭上を越される。ライト浜中治の「肩」を見越して、鉄平は3塁に向かうが、普通に送球が返って来て、3塁で憤死。もはや浜中の「肩」に問題は、ない。
【6回表】先頭の磯部に「2-3」にして、粘られた挙句、死球を与えるが、4番フェルナンデスを「2-0」に早々に追い込み、最後は外のシンカー(132㎞)を打たせて、ショートゴロ併殺。
5番ショートはショート鳥谷敬のエラーで出塁を許し、続く代打カツノリにまでライト前ヒットを許すが、この試合のブレーキ=7番・吉岡をシンカー(121㎞)で空振り三振に打ち取り、お役目御免。下柳の試運転も無事に終了した。
【6回裏】今岡誠のタイムリーと桧山進次郎の3ランで(ようやく)先制したタイガース。【7回表】こちらは毎回が最終テストの様相、3番手に左腕・吉野誠。先頭の藤井を「2-1」に追い込みながら、何の変哲もない130㎞を思い切り引っ張られ、レフト林の頭上を(今度は)遥かに越すツーベースを浴び、いきなりノーアウト2塁。
しかし9番・鉄平を「左対左」の有利を生かし、ファーストゴロ。続くスイッチヒッター森谷には「2-3」にするが、今度は130㎞を内角低めに決めて、見逃し三振。この回から代わったキャッチャー野口寿浩はこの球が先頭の藤井に欲しかった、のだろう。
2番・沖原もスライダー(112㎞)で打ち取って、ボテボテのサードゴロ。今度は代わった前田忠節が捌いた。ダッグアウトで岡田彰布監督が拍手で迎える。
【8回表】先頭の磯部に「2-3」にして、吉野も粘られるが、最後はスライダー(112㎞)をキャッチャーが外角に構えたにも拘らず、ど真ん中に決まって、呆然と見送る磯部。1アウト。
続く(途中出場)山下勝充には三遊間を破られるが、佐竹学をセカンドゴロ封殺。カツノリにはレフト線を破られ、甲子園の観衆(思わず)「おおっ」。2,3塁にされるが、ここで何とか踏ん張り、この試合のブレーキを踏む男、7番・吉岡をファーストゴロに打ち取った。
吉野のテストは続く。『J』ジェフ・ウィリアムスの「代役」探しは続く。江草仁貴の『E・FK』になるのか、それとも吉野が復権して『Y・FK』結成なるか? ≪連覇≫を狙うタイガース、今年のキーマン達の戦いが続く。
“ミギティ”安藤の使える新兵器(デイリースポーツ)
しかし4番ホゼ・フェルナンデスをシュート(138㎞)で詰まらせて、ボテボテのサードゴロ。サード今岡誠が仕留めて、初回のピンチ(得点圏)を難なく切り抜けた。
【2回表】先頭のリック・ショートにも2球続けたスライダー(127㎞)を狙われ、センター前ヒットを許す。今日はこれがテーマか? キャッチャーは「正妻」矢野輝弘。6番(川口)憲史の送りバントはキャッチャー正面。矢野が2塁で封殺して、まず1アウト。7番・吉岡雄二も初球(139㎞)を打って、ショートゴロ併殺。「貧」打線に助けられているか?
【3回表】「正捕手」藤井彰二には初球カーヴ(112㎞)から入り、ツーシーム(129㎞)を打たせて、サードゴロ。9番「伏兵」鉄平にも初球カーヴ(113㎞)から入るが、今度はツーシーム(132㎞)をセンター前に弾き返される。続く1番「二世選手」森谷昭仁にも同じくツーシーム(129㎞)をセンター前に運ばれる。使えるのか、新球ツーシーム?
2番「懐かしの」沖原佳典が初球のスライダー(125㎞)を打ち上げてくれて、ライトフライ。3番・磯部を2球「内」を突いて、2球「外」を突いた後、「2-2」からスライダー(126㎞)を引っ張らせて、ファーストゴロ。計算通り、か。
【4回表】4番フェルナンデスを139㎞で打ち上げさせ、フェルナンデスの絶叫を引き出しつつ、セカンドファウルフライ。5番ショートには141㎞で詰まらせるが、ダイヴしたセンター赤星憲広の前に落ちて、ツーベースを喫するが、6番・憲史を137㎞で詰まらせて、ファーストゴロ。7番・吉岡を空振り三振。
毎回ランナーを許しながら、無失点で切り抜けた安藤。これはリリーフ時代のリズム、だ。まだ先発のリズムが戻っていないようだ。球が全体的に高めに集まっていて、それを痛打されていた。球が低めに集まるようになれば、安藤も「本調子」。これから、だろう。
【5回表】甲子園初戦の2番手に下柳剛、登場。1アウト後、9番・鉄平に初球(127㎞)を狙われ、ライトの頭上を越される。ライト浜中治の「肩」を見越して、鉄平は3塁に向かうが、普通に送球が返って来て、3塁で憤死。もはや浜中の「肩」に問題は、ない。
【6回表】先頭の磯部に「2-3」にして、粘られた挙句、死球を与えるが、4番フェルナンデスを「2-0」に早々に追い込み、最後は外のシンカー(132㎞)を打たせて、ショートゴロ併殺。
5番ショートはショート鳥谷敬のエラーで出塁を許し、続く代打カツノリにまでライト前ヒットを許すが、この試合のブレーキ=7番・吉岡をシンカー(121㎞)で空振り三振に打ち取り、お役目御免。下柳の試運転も無事に終了した。
【6回裏】今岡誠のタイムリーと桧山進次郎の3ランで(ようやく)先制したタイガース。【7回表】こちらは毎回が最終テストの様相、3番手に左腕・吉野誠。先頭の藤井を「2-1」に追い込みながら、何の変哲もない130㎞を思い切り引っ張られ、レフト林の頭上を(今度は)遥かに越すツーベースを浴び、いきなりノーアウト2塁。
しかし9番・鉄平を「左対左」の有利を生かし、ファーストゴロ。続くスイッチヒッター森谷には「2-3」にするが、今度は130㎞を内角低めに決めて、見逃し三振。この回から代わったキャッチャー野口寿浩はこの球が先頭の藤井に欲しかった、のだろう。
2番・沖原もスライダー(112㎞)で打ち取って、ボテボテのサードゴロ。今度は代わった前田忠節が捌いた。ダッグアウトで岡田彰布監督が拍手で迎える。
【8回表】先頭の磯部に「2-3」にして、吉野も粘られるが、最後はスライダー(112㎞)をキャッチャーが外角に構えたにも拘らず、ど真ん中に決まって、呆然と見送る磯部。1アウト。
続く(途中出場)山下勝充には三遊間を破られるが、佐竹学をセカンドゴロ封殺。カツノリにはレフト線を破られ、甲子園の観衆(思わず)「おおっ」。2,3塁にされるが、ここで何とか踏ん張り、この試合のブレーキを踏む男、7番・吉岡をファーストゴロに打ち取った。
吉野のテストは続く。『J』ジェフ・ウィリアムスの「代役」探しは続く。江草仁貴の『E・FK』になるのか、それとも吉野が復権して『Y・FK』結成なるか? ≪連覇≫を狙うタイガース、今年のキーマン達の戦いが続く。
“ミギティ”安藤の使える新兵器(デイリースポーツ)