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Hanshin Tigers Series 2024

江草4回零封!(オープン戦|25日・安芸)

2006-02-26 14:56:03 | Aki Camp
 オープン戦の開幕投手に選ばれたのは、4年目の左腕・江草仁貴。昨年が同期の杉山直久だっただけに、期待の大きさが窺える。杉山同様、先発ローテーションの一角に食い込めるか? 
 初回オリックス・バファローズ1番・大西宏明を「2-2」から威力のある速球(142㎞)で空振り三振! 2番・平野恵一をチェンジアップ(112㎞)でレフトフライに打ち取り、3番カリム・ガルシアもスライダー(123㎞)を打たせて、ファーストゴロ。上々の滑り出し。

【2回表】4番クリフ・ブランボーもスライダー(127㎞)を打たせて、ショートゴロ。5番ジェイソン・グラボウスキーにも「定番」スライダー(121㎞)で攻めるが、これを弾き返され、ピッチャー強襲センター前にゴロで抜けるヒット!! ロサンジェルス・ドジャースでレギュラーを獲りかけた男。監督(ジム・トレーシー)交代で構想から外れたが、力はある。日本で大成するか? 
 6番・田中彰には「1-3」になるが、139㎞、141㎞で連続空振りを奪い三振! 7番・後藤光尊もシュート(132㎞)で詰まらせ、ショートフライ。

【3回表】先頭の嶋村一輝をスライダー(127㎞)でセンターフライに打ち取るが、9番・前田大輔に同じ球(127㎞)を狙われ、センター前ヒット!! だが1番・大西をテンポ良く「2-1」に追い込み、ライトフライ。2番・平野も初球(139㎞)を打たせて、ショートゴロ。

【4回表】3番ガルシアも「2-2」に追い込み、外角低めに137㎞をズバッと決めて、見逃し三振! 4番ブランボーも初球(130㎞)を打たせて、セカンドフライ。5番グラボウスキーには(またしても)ピッチャー強襲センター前ヒットを浴びるが、6番・田中を139㎞でセンターフライに打ち取り、4回を無失点で終了。
 堂々たる先発ローテ・ピッチャーのピッチングだったが、26日『JFK』の一角ジェフ・ウィリアムスの開幕「絶望」が確定的になった。江草の先発ローテ入りの障害はこれだけ、だ。誰かが、ジェフの代わりを務められればいいが……

【5回表】今度は『WBC』出場=藤川球児に「まさか」のことがあった時の候補、金沢健人。先頭の後藤にいきなりセンター前に運ばれるが、8番・嶋村を「2-1」から高めの速球(140㎞)で空振り三振に仕留め、9番・前田は初球(136㎞)を打たせ、サードゴロ。代打・早川大輔をライトフライ。
【6回表】2番・平野をセンターフライ。3番ガルシアにはカーヴ(114㎞)(110㎞)2球から入り、最後は140㎞を打ち上げさせ、ショートフライ。4番ブランボーは115㎞を打ち上げさせ、ファーストフライ。金沢も上々の仕上がり具合だ。

【7回表】3番手には桟原将司。5番グラボウスキーをファーストゴロに打ち取り、代打・相川亮太には」「2-3」にするが、ライトフライ。7番・後藤には初球148㎞(MAX)で度肝を抜き、2球目(140㎞)を打たせて、ファーストゴロ。
【8回表】代打・坂口智隆をサードゴロに打ち取るが、9番・途中出場の「伏兵」牧田勝吾のライトへのホームランで(思わぬ)1失点。1番・早川は「2-2」からの高めの速球(142㎞)で空振り三振に取り、2番・平野には「0-2」にするが、143㎞で詰まらせて、センターフライ。

【9回表】4番手にはダーウィン・クビアン。同僚ジェフの開幕「絶望」でチャンスが巡ってきそうな「第三の男」。マウンド上で大きく息を吐いて、3番ガルシアを高めの速球(137㎞)を打たせて、ファーストゴロ。4番ブランボーには初球(134㎞)を打たせて、サードゴロ。騒々しい「あと一人」「あと1球」コールを浴びながら、5番ルーキーの森山周を「2-2」から125㎞でファーストゴロに打ち取り、ゲームセット!
 ダーウィンは今シーズンは「十分」1軍で使えそうだ。昨シーズンもその片鱗だけは見せていたが、今シーズンは『JFK』の肩代わりが出来るかもしれない。試合は2番・関本健太郎の4打数4安打の活躍もあって「3対1」でタイガースの快勝!

江草4回0封 ローテ前進 (デイリースポーツ)