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野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

13対11で勝つ!!(6日・横浜)

2006-05-06 14:51:16 | Yokohama Baystars
【2回表】に4点【3回表】にも矢野輝弘の2ランで「8対1」。【4回表】矢野の2打席連続の3ランで「11対2」。タイガースの先発はエース、井川慶。これで悠々完投ペース、ジャイアンツ3連戦で酷使したリリーフ陣を休めさせられると安心していたのだが、【5回裏】に井川が7番・吉村裕基に3ランを喫して、「11対6」。これで試合は判らなくなった。

 しかし【6回表】に矢野に「驚きの」3打席連続のホームランが出て、さらに代打「密かに打撃好調?」シェーン・スペンサーがセンターオーヴァーのツーベースで出塁して、2番・藤本敦士がセンター前ヒットで返して、「13対6」。
 7点差をつけて、もうこれで安心と見たのか、タイガースベンチは【6回裏】【7回裏】を「裏のクローザー」ダーウィン・クビアンに完璧に抑えさせた後、【8回裏】から1軍に昇格させたばかりの桟原将司をマウンドに上げたが、ベイスターズ打線の「油」に「火」を注いでしまった! 5点を取られて、「13対11」。一時はどうなるかと思ったが、最後はクローザー久保田智之を投入して、逃げ切った。これぞ冷や汗……今日の試合が心配だ。

矢野3連発!虎 ベイ7タテや (デイリースポーツ)

杉山5回5失点も大逆転!(27日・横浜)

2006-04-29 20:08:17 | Yokohama Baystars
 今シーズン初先発、杉山直久の不甲斐ないピッチングを苛々しながら観ていて、今日こそはベイスターズのペース、敵地で3タテの目論見は叶わず、この長期遠征は3勝5敗の負け越しで終わるのか、と諦めかけていたのだが、「2対5」で迎えた【7回裏】2-OUTから7番・鳥谷敬がショートへの内野安打で出塁。

 1塁は微妙なタイミングだった。前夜(26日)【8回表】1-OUT1塁で2番・藤本敦士の放った打球もショートゴロ。1塁もOUTでダブルプレー!! その瞬間、スタンドからは「えぇ~!」藤本も手を拡げて、「何で?」。TV(CS)のVTRで見ても、藤本がベースを駆け抜けた後に送球が達している。実況の石川顕アナウンサーは「完全に誤審です」と断言。1塁・塁審、木内九二生。キサマの名は当分、憶えておくゾ。
 そして翌27日。1塁・塁審は代わったけれども、前夜のお返し“いってこい”を審判団は実行したのだろう。スコアは「2対5」しかも2-OUT。大勢に影響はない、と判断したのだろうが、ここからタイガースの逆転劇が始まる。

 8番・矢野輝弘が(バックスクリーン横へ)2打席連続の第3号2ランホームラン! 【8回表】にも0-OUT満塁から6番・浜中治のタイムリーで「5対5」同点! 鳥谷も詰まりながらもセンター前にヒットを落として、「6対5」。矢野もライトへあわや(3打席連続)グランドスラム(満塁弾)のライトへの犠牲フライを放って、「7対5」。
 2点差ではまだ安心できないな、と思っていた【9回表】にもベイスターズの5番手、訳の分からない外国人投手(ソニア)から再び0-OUT満塁のチャンスを作って、浜中が押し出しを選び、「8対5」。鳥谷がセンター前に弾き返し、2者が還って「10対5」。さらに藤本、赤星憲広がレフト前ヒットの競演(連打)で「12対5」。

 最後はクローザー久保田智之を投入するまでもなく、5番手の左腕・能見篤史が締め括って、タイガースは4連勝! 18日の名古屋から始まった長期遠征を4勝4敗の五分で終え、故郷(地元)甲子園に帰れる。選手たちはホッとしているだろうし(見守ってきた)タイガースファンも心底ホッとしている。

ダーウィンが金沢が勝利を呼んだ (デイリースポーツ)

三浦から8点を奪う!(26日・横浜)

2006-04-28 02:58:57 | Yokohama Baystars
 初回に先発・下柳剛が2点を取られて、相手の先発は「天敵」三浦大輔。今日はベイスターズのペースで試合が進むのか、と思ったが、【2回表】先頭の浜中治が「2-0」に追い込まれながら、3球目のスローカーヴ(103㎞)をセンター前に弾き返して、出塁。
 7番・鳥谷敬がライト線を破り、矢野輝弘がセンターへ(落球)連続ツーベースで1点を返し、9番・下柳もライトに犠牲フライを放って、同点。1番・赤星憲広もセンター前に叩きつけるヒットで「3対1」勝ち越し。これでタイガースのペースに引き込んだ。

【2回裏】ベイスターズに同点にされたものの、【3回表】先頭の金本知憲がセンター前ヒットで出塁し、5番・今岡誠が(強引なバッティングで)レフトフライに倒れて、タイガースファンの落胆を誘ったが、6番・浜中が詰まりながらもセンター前に落として、ここで、この日の主役、鳥谷の登場。
「1-2」からの4球目、キャッチャーは外角に構えていたが、141㎞の速球は逆球になって、インコース低めへ。これを一閃! 振り抜いた打球はライトスタンド最前列に突き刺さって、今シーズン第1号の3ランホームラン! 「6対3」

【4回表】にも先頭の赤星がレフト前ヒットで出塁し、2番・藤本敦士が手堅く初球で送り(犠牲)バントを決めて、3番アンディー・シーツが三遊間を抜いて、理想的な攻撃。1点を追加して、【5回表】にも1-OUT後、鳥谷が3塁線を抜いて、レフトが打球の処理を誤る間に3塁へ(記録は3塁打)。矢野がキッチリ犠牲フライを打ち上げて、これも理想的な攻撃で「8対3」。三浦から8点を奪ったタイガース。ベイスターズはこれで戦意喪失か?

 試合は「9対5」で大勝。下柳が6イニングス4失点の後、旧(開幕当初の)勝利の方程式『NFK』リレーで、途中、能見篤史が【7回裏】に被弾して、防御率をさらに悪化させた(5.59)が、磐石の『FK』が6つのOUTを全て三振で奪って試合を締め括った。しかし、この日の焦点、鳥谷のサイクルヒットはならず……シングルヒット後1本だったのだが……
「超一流」まで後1歩。ようやく「一流」にまでは達した鳥谷。本当に後一歩で「超一流」に脱皮できるのだが……後一歩で終わるのか、それとも「超一流」の領域に分け入ることができるのか?

岩田0封 お見事プロ初先発!! (デイリースポーツ)

オクスプリング来日初勝利!(25日・静岡)

2006-04-26 20:20:55 | Yokohama Baystars
 初回に先頭の赤星憲広が3塁線を破って、今シーズン5個目(少ない!)の盗塁も決めて、今日も初回に大量得点か? と思いきや、2番・藤本敦士が倒れて、残塁。【2回表】も3者凡退に倒れて、少々嫌なムード。
 しかし【3回表】先頭の矢野輝弘の放った打球は平凡なレフトフライ。矢野も打った瞬間「あっ!」と口を開けて、OUTを覚悟したろうが、ベイスターズのレフト古木克明が落球(記録は2塁打)! この日の静岡草薙球場、強風が吹いていたせいもあるが……ここからビッグイニングの始まり。

 9番クリス・オクスプリングが送った後、赤星が前進守備の三遊間を抜いて、1点を先制。藤本もレフト前にヒットを落として、赤星は“風のように”3塁へ。それを見たレフト古木がまたしても3塁へ悪送球して、労せずしてタイガースが2点目をGet!! 
 こういう隙のある野球をしてくれるから、ベイスターズ戦では勝ち星を拾える。隙のない野球をするドラゴンズや、今シーズンから隙間を埋め出したらしいジャイアンツには「負ける」。要はベイスターズやカープには「取りこぼし」をしないことが肝要だろう。この後、6番・浜中治に9号3ランが飛び出して、「6対0」!

 先発のオクスプリングは5イニングスを2失点。【6回表】に代打(林威助)を送られ、その裏からは左腕・能見篤史だろう、と思ったが、「7対2」の5点差で「贅沢に」2番手に金沢健人、投入。
 最初は“エラー男”の汚辱を漱ぎたい6番・古木にライトフェンスに達するツーベースを打たれるが、その後3人を打ち取り、最後の打者を空振り三振に仕留めると、グラブをポンと叩いて、会心のピッチング!
【7回裏】は先頭の石井琢朗にフォアボール(四球)を与え、思いっきり首を傾げていたが、2番“曲者”種田仁をスライダー(134㎞)でショートゴロ、鳥谷敬が三遊間の真ん中、深い位置で追いついて、ダブルプレー完成! 3番・金城龍彦も「1-3」からセカンドゴロに打ち取って、2イニングスをピシャリと抑えた。

【6回表】には「不調」の矢野がライトスタンドへ流し打ちの2ラン! 当の矢野はベースを回りながら、「ほお~」と口を窄め、あれが入るのか? と驚きの表情。地方球場とこの日の強風に助けられたか? 
【8回表】には「絶好調」浜中が、センター・バックスクリーンに飛び込む第10号! 昔は背番号「25」和製マーク・マグワイア(元セントルイス・カーディナルス)と渾名されたが、今は背番号「5」和製アルバート・プホルス(セントルイス・カーディナルス)と渾名しよう。

【8回裏】は3番手に左腕・能見篤史。能見にはやはり、こういうプレッシャーの少ない場面が相応しい。伸び伸びと3人で片付けて、【9回裏】はタイガースの裏のクローザー、ダーウィン・クビアンが6球で締め括って、「10対2」快勝! 先発オクスプリングが来日初勝利。ようやく片目が開いた。後は明日(27日)先発する(であろう)杉山直久、一人か? 

やっと勝てた…オク様 来日初星 (デイリースポーツ)

横浜ベイスターズ【2006】戦力分析

2006-02-11 13:27:10 | Yokohama Baystars
【先発】三浦大輔 門倉健 土肥義弘 吉見祐治 
ジェイソン・ベヴァリン 那須野巧 吉川輝昭 
【中継ぎ】加藤武治 木塚敦志 川村丈夫 
龍太郎 高宮和也 三橋直樹 佐久本昌広 
【抑え】マーク・クルーン

【先発】は手薄。3人までは決まっているが、不安定な左腕・吉見が4人目で、スワローズから譲り受けたベヴァリンが5人目。2年目の左腕・那須野はキャンプ早々にリタイアし、若手の成長も見込めない。【中継ぎ】から加藤が【先発】に回る公算も。

1番ショート 石井琢朗
2番セカンド 種田仁 (内川聖一)
3番センター 金城龍彦
4番レフト 多村仁
5番ファースト 佐伯貴弘
6番サード 村田修一
7番ライト 小池正晃 (古木克明)
8番キャッチャー 相川亮二

 野手陣の補強はほぼ「0」。3年連続最下位から一気に3位に浮上して、自信が付いたのか、それとも、単に「お金がない」のか? スポンサー(親会社)の選択を間違っているゾ、ベイスターズ!? この戦力で2年連続Aクラスに入れたら、牛島和彦「青年」監督は益々「名将」の誉れを獲得するだろう。そんなに甘くないのが、プロ野球だと思うが。

横浜ベイスターズオフィシャルサイト

下柳、執念の15勝!(5日・甲子園)

2005-10-06 12:36:22 | Yokohama Baystars
 先発・下柳剛の最多勝(15勝目)が懸かった、今シーズンの最終戦。下柳で勝って、有終の美を飾れるか? 下柳は勝利投手の権利を得られる5回を目途に、後は「JFK」リレーで逃げ切るつもりなのだろう、と思っていたが、相手は<Aクラス>が懸かったベイスターズ、先発は11勝(7敗)の門倉健。
 先に下柳が失点して(4回表)、嫌な感じだったが、その裏すかさず球団新の「147打点」9月の「月間MVP」今岡誠がタイムリーヒットを放って、「2対1」。点を取られても、直ぐ取り返すのが、今年のタイガースの「強さ」。

【6回裏】にも先頭の鳥谷敬がセンター・バックスクリーンに同点ソロを放って、「2対2」。そのまま試合は推移し、下柳をいつ代えるのか? それが焦点だったが、7回を終えても、9回を終えても、下柳は打席に立ち、マウンドに上がり、10安打を浴びながらも、バックの好守にも助けられ、勝ち越し点を許さず。
 そして迎えた延長【10回裏】1アウト後、鳥谷。ベイスターズの2番手、加藤武治の速球(144㎞)を振り抜いた打球は左中間へ! 打った瞬間、それと判る「第8号」サヨナラホームラン! 最高のシーズンを最高の形で締め括ったタイガース。
 それにしても、鳥谷は岡田彰布監督の息子(陽集)さんによく似ている。だから可愛がっていたのか? 

 甲子園で最終戦。全選手がグランドに集結し、選手会長の今岡が代表して「今年は日本一を獲ります!」と宣言。今岡も「確信」しているのだろう。今年は「勝てる」。チーム力に「絶対」の自信を持っている、のだろう。交流戦でバシフィック・リーグのチームとも対戦し、チーム力は把握している。敵はもはや「日程」しかない。
 日本シリーズまでの間、間延びする、この期間をどう過ごすのか? それが最大の課題であり、最強の「敵」。その間、パシフィックのチームはプレイオフの激戦を戦い抜き、日本シリーズに上がってくる。怖いのはそれだけ……。
Shimoyanagi.com

井川慶、最後の甲子園(4日・甲子園)

2005-10-05 14:22:59 | Yokohama Baystars
 自身のHPで、これが「最後の甲子園」と示唆していた井川慶。今秋の日本シリーズは(2年前と同じく)パシフィック・リーグの球場から開幕するから、第1戦の先発が予想される井川が甲子園で登板する可能性はない。これが本当に「最後の甲子園」になりそうだ。こんな成績で獲ってくれるメジャーリーグのチームはあるのか? こんな今シーズンのピッチングで? と思うが……メジャーも「投手不足」は深刻なのだろう。

【1回表】1番・石井琢朗を初球143㎞(内角高め)のストレートでサードファウルフライに打ち取る。2番・小池正晃の初球にも146㎞のストレート! ちょっと今日の井川は「違う」。ピッチング・フォームにシャープさが、ある。以前のようなダルさ(緩さ)がない。腕が振れている。「2-2」になって、6球目の「145㎞」で完全に詰まらせて、ファースト・ファウルフライ。3番・金城龍彦も「146㎞」で平凡なライトフライに打ち取った。久し振りに球が走っている!

【2回表】4番・佐伯貴弘に「2-2」から決めにいったストレート(142㎞)が高めに外れて「2-3」になるが、ラストボールも「144㎞」で攻めて、止めたバットに当たって、サードゴロ。5番・多村仁は得意のチェンジアップ(131㎞)で空振り三振に仕留め、6番・種田仁も146㎞のストレートでキャッチャー・ファウルフライ。打球が前に飛ばない! 
【3回表】7番・村田修一には初球チェンジアップ(123㎞)が抜けたものの、2球目「145㎞」で空振り。振り遅れた村田が打席で唖然とした顔でマウンドの井川に目をやっている。3球目も「146㎞」。うなりを上げる豪速球! 4球目はMAX「148㎞」が出て、空振り三振! 凄すぎる……こんな井川は久し振り!!
 8番・相川亮二には内角を突いた「140㎞」をセンター前に弾き返されたが、9番・三浦大輔の送りバントを見事なダッシュで2塁で刺し、1番・石井を「145㎞」で完全に詰まらせて、ピッチャーゴロ。……こんな井川を(ずっと)見たかった!

【4回表】2番・小池を「3球勝負」で空振り三振(144㎞)。3番・金城は初球(145㎞)を打って、ファーストゴロ。4番・佐伯も「145㎞」「144㎞」で追い込み、最後は「129㎞」チェンジアップでファーストゴロ。ファースト喜田剛の好守に助けられ、3アウト。
【4回裏】タイガース期待の「新星」3番・林威助がベイスターズ先発・三浦のカーヴ(104㎞)を捉え、ライトスタンドへプロ入り第1号ホームラン! 口を真一文字に結び、ベースを回る林が初々しい。タイガースの新たなスターの誕生、か? 4番・金本知憲も続いて、貫禄の「第40号」ホームランをセンターに打ち込んで、「2対0」。今日もタイガースの「ゲーム」だと思われたが……

【5回表】先頭の多村に「2-2」からの勝負球の「146㎞」をセンターに持っていかれ、「2対1」。続く種田には「2-3」に粘られながら、「127㎞」でセンターフライ。村田を「130㎞」で空振り三振。相川も「130㎞」でサードゴロに打ち取って、後続を遮断。
【6回表】はピッチャー三浦に初球(141㎞)を弾き返され、センター前ヒットを許す。1番・石井は初球(122㎞)をファーストゴロ。2番・小池は「128㎞」で空振り三振に斬って取ったが、3番・金城に初球(121㎞)を叩かれ、センターに飛び込む、2ランホームラン被弾!! 痛い失点だ。この回、初球、しかも変化球を悉く狙われた。配球の工夫次第で防げた失点だ。「2対3」逆転を許す。

 緊張の糸が切れた(?)井川は【7回表】にも、先頭の多村に「140㎞」を叩かれ、センターに大飛球。フェンス手前、赤星憲広が追いついたかに見えたが、まさかの捕球ミス(記録は3塁打)。これは井川にとっては「不運」だった。1アウト後、これまで2打席連続空振り三振に斬って取ってきた7番・村田に「2-1」に追い込みながら、「147㎞」を叩かれ、右中間を深々と破られ、「2対4」。井川はこの回限りで降板。本当にこれが「最後の甲子園」になるのか?

 タイガースも【7回裏】もう一人の期待の若手、6番・喜田がセンター前に詰まりながらも、ヒットを放ち、出塁。2アウトになるが、代打・浜中おさむが四球を選んで、1番・手痛いミスを犯した赤星が「汚名返上」、1,2塁間を抜く、タイムリーヒットで「3対4」。しかし、【8回表】に登板した「JFK」の一角「J」が小池にソロを喫して、「3対5」。【9回表】にも桟原将司が失点して、「3対6」。【9回裏】代打・関本健太郎がタイムリーを放って、「王者」の意地を見せたが、ここまで。井川に9つ目の黒星がカウントされた。
Kei Igawa Official Web Site

決めたのは、藤本!(4日・札幌ドーム)

2005-09-05 12:17:07 | Yokohama Baystars
 残留が微妙なシェーン・スペンサーだが、こういう誰も打てないとき、ベイスターズ先発の左腕・土肥義弘に誰もタイミングが合わないときに、一人だけヒットを放って、そして先制ホームラン(9号)を打つ。こういう存在は貴重だ。
 岡田彰布監督が自分の眼で決めた選手だし、フル出場が難しい桧山進次郎や浜中おさむとの兼ね合いもあるし、昨シーズンのオフに左肩の手術を受けたばかりだったようだし、このまま来シーズンも残留することになるかもしれない。新外国人選手を獲得するリスクもある。

 そのスペンサーが延長【10回表】ノーアウト1塁でバントの構えを見せて、フォア・ザ・チームの姿勢を見せてくれた。残念ながら、甘い球は1球も来ず、ベイスターズの3番手・川村丈夫にボテボテのピッチャーゴロに討ち取られてしまったが、ランナーを2塁に進めて、矢野輝弘のライト前ヒットの後、途中出場の藤本敦士がセンター前にヒットを放って、1点を勝ち越し「2対1」。
 なおも浜中がショートのエラーで出塁して、1アウト満塁のチャンスを作ったが、この日、二人で10打数ノーヒットの1番・赤星憲広と2番・鳥谷敬が倒れて、追加点はならず。昨日の苦戦の原因はこの二人か? 明日からの首位攻防戦(ナゴヤドーム)には期待したいものだ。
Monkey9

「ミスとしか言いようがない。すみません」(3日・札幌ドーム)

2005-09-04 21:21:46 | Yokohama Baystars
【3回裏】2アウト、ランナーなしで、バッターは4番・佐伯貴弘。「2-3」からの6球目、安藤優也の142㎞の内角ストレートがズバッと決まったのに、判定は「ボール」。ならば「四球」なのに、そのまま「2-3」でプレーが続行された。球審も球審なら、キャッチャーの矢野輝弘もマウンド上の安藤も気付かなかったのか? 四球より「もう一回」勝負できることの方が良かったのか? 結果は7球目のカーヴ(114㎞)を流し打たれ、レフト前ヒット。

 その後、2アウト満塁のピンチを招いたから、この試合の趨勢をも左右する珍プレーになった。そもそも佐伯の「1-1」からの3球目の外角低めに決まったストレートが「ボール」に判定されたが、ここから間違いが始まっている。「2-2」からの5球目のハーフスウィングも微妙な判定だった。球審(上本孝一)も3塁塁審(井野修)も「セーフ」判定だったが、他の審判なら気分次第で「スウィング」を取っている判定だ。このどちらかで「ストライク」を取っていれば、あんな珍プレーは生まれなかった。

 それにしても【9回表】まで「4対1」でリードしていて、私は安心して、外出したのだが、帰ってきたら、テレビのNHKのスポーツニュース(青山祐子アナ、夏休みで地味な地方局の女子アナが代役)で観たら、「4対3」。辛くも勝っていた。これには驚いた。結果を知って、冷や汗をかかされた。
 クローザーの久保田智之が試合終了後、矢野に(笑顔で)後頭部を3発も殴られていたのが、印象的だった。その久保田、今日(4日)は矢野に頭を叩かれずに抑えて見せた。「矢野さんに頭を叩かれたくない…!!」の一心でボールに「魂」込めたのだろう。これで札幌シリーズ連勝で3連勝、だ! 
Monkey9

4連敗で脱出!今岡の逆転満塁弾!!(4日・横浜)

2005-08-05 11:45:58 | Yokohama Baystars
【7回表】1アウト満塁で、5番・今岡誠が初球のど真ん中(実際は外角寄り)のストレート(146㎞)を見逃して、解説(CS)の平松政次氏が「今岡は何を考えているんでしょう」と嘲っていた。非常に腹が立ったのだが。この人、タイガースが弱い頃から、タイガースを馬鹿にするような発言を繰り返していて、最近は強くなったから、慎むようになったのかな、と思っていたら、この4連敗中に乗じて、この発言。言葉が「軽い」。そんなことだから、監督やコーチ業のお声が(一度も)掛からない、のだ。

 初球の真っ直ぐを見逃したのだから、変化球(フォーク)を待っていたに決まっているじゃないか? そんなことも判らないのか、この元プロ野球選手は? と思った。今岡がグランドスラムを放った後では一転「今岡は凄いですね!」と絶賛。プロ野球の解説者は「サル」でもできるのか? 今岡の一発は別の意味でも鬱憤晴らしになった。「6対2」で逆転勝ち。連敗も「4」で止めて、これで落ち着くだろう。週末のカープ戦に悪くてもタイで終えて、来週から首位攻防戦、だ。

和田豊オフィシャルサイト『虎の意地』