楽しくて つらくて かっこいい!

ロードバイクとキヨシローと仏像が好き。
2017年春、念願の作業療法士になりました。

えんげの特徴のこと

2015-02-05 18:18:18 | 勉強したこと
期末テストもなんとか目標の

【再試ゼロ】

をクリアして、実習と遊びと勉強が交錯する春休み(なのか?)に突入いたしました。

*****

2年生で勉強した『神経内科学』の中で
「うわー、これ、介護中に知っていれば・・・」と思ったことのNo.1が
嚥下のこと。

ひとくちに嚥下障害と言っても種類があって、
ちょっと専門用語になってしまうのですが
①仮性球麻痺(かせいきゅうまひ)
②球麻痺(きゅうまひ)
という2種類に分けられます。
『球』というのは『喉』のことと捉えていいそうです。

①仮性球麻痺は、脳血管障害など、脳や脊髄とかの中枢障害が原因の、喉の麻痺
②球麻痺は、ただ飲み込むちからがないだけ(高齢者に多い)。

①仮性球麻痺は、痙性(力が入りまくる)麻痺で、
嚥下の特徴は【冷たいお水が飲みにくい】ということ。
これは、最初は力がギンギンに入って抵抗が強いけれど、ふっと力が抜けた途端、
一気に流れ込んで、気管に入ってむせるということ。

②球麻痺は力が入らない麻痺なので、
嚥下の特徴は【固形物を飲み込みにくい】ということ。
ごっくんするちからが弱いんですね。

そうだったのか!!!!!

だからウチのママンは、歯も丈夫だし、固形物でもそんなにむせなかったけれど、
水分系にはゲンゲンにむせていたんだー。
世の中の嚥下障害用の本のメニューはあまりママンには向かなかったんだー。
固形物の方が、スルッと入ってしまう水分より
「飲み込みますよ」という自覚があって飲み込めていたんだー。

授業では仮性球麻痺の方には、とろみをつけると飲み込みやすいって
先生は言っていたけど、
それもママンにあてはまらなかったけど、
(多分水分が強すぎたせい)
それでも飲み込む力が弱い方のごはんじゃ、しっくりこなかったわけだ。

ということが、今年の「あの頃知っておけば」No.1でした。

こういうことがたくさんたくさんあるので
また時間を作って綴っていけたらなと思います。
説明するのも大切な勉強なのですよ。
       
春休み、
すこーしだけですが
コメント欄、開けておきますので、
今の私の知識でお答えできることがあれば
一生懸命調べて考えますので(わからなかったらゴメンナサイ
何かありましたらお声をかけてくださいませ。
また、おなつかしやーー!と一言声かけ頂ければ
嬉しいです。
(すぐにお返事できるかわかりませんが

*****

お友達から『お地蔵さまのことば』という素敵な本を頂いたの。
その中に、私が大好きな、円覚寺のこのホトケ様とか


かめこさんち近くのお寺のこのホトケ様とか


のお写真があって、私の見仏眼もなかなかだな・・・

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5 コメント

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待ってたよ! (かめこ)
2015-02-11 18:25:28
まずは、再試0おめでとさん!

でもって、私の名前が出てて感激!

そして嚥下の話、懐かしいぃ~。ありがとう!
ちなみに、ある時期からのつるちゃんの場合は、水が一番危なくてとろみ必須。
嚥下歯科医の評価(喉を通るところをリアルタイムで画像でみる)では、ミキサー食のとろみ具合は、デイとかで出されるとろみ加減よりかためがいいみたいでした。
(実際の飲み込む様子と画像の評価は合ってる感じ)


でもって、ただいまかめこは「ある特殊ケア」について猛勉強中しながら頑張ってます。

週に2回訪問看護師さん達に助けてもらって、
その分野の「認定看護師さん」(専門的な資格を持っている人で、他の看護師さんを指導する立場)に「私はこう思う・ こうしたい」とか言いつつ、奮闘中です。
(訪問看護師さんは、別にこのケアだけのために来てくれるわけでは、もちろんないです)


エネルギーは、ブログ書いてたあの頃と同じよ。
自分に努力できることがある、というのは幸せなことで、助けてくれるひとりひとりに、ものすごく感謝してます。
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↑・・・ (かめこ)
2015-02-11 18:28:31
ああ、また自分のことばかり書いちゃったわ。
ごめんね。

ゼリーちゃん、応援してるよ!!
返信する
かめこさま (ゼリー)
2015-02-11 18:41:29
お久しぶりでっす!
あのブツゾーの場所も教えられないまま・・・(笑)

なるほど。
つるちゃんの嚥下、参考になります。
飲み込む能力が落ちてくると、一生懸命飲み込もうとしてちからが入って、ふっと抜けた時が危ないのかもしれないんだなぁ。
今月末には老年期の施設の臨床実習が始まるので、そのお話、ありがたいです。

かめこさんも頑張ってるんですね!うれしいっ!近況も伺えてうれしいっ!もし、私が将来進みたい分野の勉強をなさっているなら、またお話伺いたいです。

返信する
私も待ってたよー (ウルル)
2015-02-13 01:34:54
嚥下の話はめっちゃリアルタイムで興味津々な内容だわ
じいは、高齢による老化で、あれほど大好きやったお肉もビールも飲み込めなくなってしもたん
レントゲンで完全NGですって判定されちゃって

飲もうとはするけど、喉の奥で留まってしまって何回もゴックンしないと飲み込みきれなくて、
しかも、喉に残っているのが少しずつ気道に流れてしまっても噎せないんだって。
結果肺炎になるから、もう口からはあげないでくださいって
せやけど、
それって、これだけ年寄りになって何がどうなって何で具合悪くなるかわからない体やに誤嚥だけ気をつけてもどうもならないよね?
ある人は、胃ろうにしてからも、これだけは食べたいって、毎日梅酒ゼリーを1つだけ楽しみに食べて何年も生きてたらしいん
ゼリーはSTが家族と相談して研究して作ったらしいんよ、すごいよね!
好きなものなら、飲み込む意思も強くなるんやないかなぁ
脳が活発に指令を出してくれるんやないかなぁ
それって生きる力にもなるよね?

寝てるだけで時が流れていく生活なんて、切ないよね
嚥下で泣かせてきてばかりの私やから、最後にじいには、何かしら楽しみ作りたいと思うん

完全に飲めないわけやないんやもん
食べなきゃ長生きするとは限らないんやもん

あ、私もじいの事ばかり長々と(汗)
明日、いよいよ退院なんよ
また、介護生活開始です!
色々教えてね~
返信する
ウルルさま (ゼリー)
2015-02-19 15:33:57
私の先生も
「食べることは最後まで残しておいてあげたい」
っていう考えで、その辺りは結構がんばってくれて、OT的にアプローチできる姿勢とか、角度とかやりました。
授業でも実際にトロミ剤を使った食事を友達と食べさせ合ったりしてます。
食べたい物があったら、食べていいと私は思ってます。私は!ね。(笑)
昔は胃ろうなんてそんなになかったわけだし、食べられない人にだって食べさせていたわけでしょ?
その辺りはもう家族の考え方なので、意思を尊重してくれる病院と出会えるといいですね。
お父様もいろいろ大変だと思うけれど、満足する毎日が送られたらいいなぁ!
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