ママンが新しい通所リハビリに、週2回通うようになって
ひと月。
今までウチの玄関までお迎えに来てもらっていたのだけど、
今月から、他の施設の送迎同様に
私がマンションのエントランスまで送って行く事になった。
案外その方が、気が楽ということがわかったわ。
だってねー
ウチのママンは一番最後のお迎えで
一番最初に送られてくる。
他の方待たせてる!って思うと気が気じゃなくて
いっつも慌しくて、スタッフさんとお話する間もなかった。
お話するっていっても
ガチで立ち話っていうんじゃないけれど、
一言二言、言葉を交わすだけで
なんとなーくわかること、いっぱいあるのね。
多分
アチラもそうなんだろうなぁ。
さて、剛速直球の責任者の方・・・
この方、多分今後も沢山登場すると思うので、
仮名・星さん(星飛馬
(笑))。
星さんも、週に一度は送迎バスに乗って来る。
彼女の姿が見えると、とたんに
ぴきーん!
と直立不動になるゼリーが、ちょっと可愛い・・・
敬礼でもしそうな勢いだ。ハイル!星!( ̄^ ̄ゞ
まず最初は【鈴】だった。
これは他のスタッフさんに言われたんだけど、
ママンのデイケアは人が多いので
スタッフの方を呼ぼうにも、声が届かないことが多々ある。
なので
「鈴のようなものがあれば・・・」
って言われて、デカイ鈴を1個買って、持って行った。
その日、帰りのバスには、withハイル!星!
「これだとね、ママンさんでは振りにくいみたいです・・・
私達も聞こえにくくて気付かなくて・・・すみません・・・」
というスタッフさんにかぶせて
星「もっとキーンと高い音がいいですね。ホラ、こどもが音楽で使う
いっぱい鈴がついてるヤツとか!」
ハイル( ̄^ ̄ゞ
探しました。
見つけました。
持って行きました。
その次に星さんがみえた時、
星「あの鈴、いいですね。とってもよく聞こえますよ」
って言って下さった。
よかったぁ!
そして昨日は【リクライニング車椅子】。
ママンが帰りの車から降りてきた時、
見慣れないリクライニング車椅子に乗ってた。
ウチのママンは、体幹麻痺が重度なので、首をまっすぐに保つのも
結構大変(できないことはないけど)。
星さん、前回添乗した時に、ママンの首が車のゆれで
がっくんがっくんなるのが
すっごく気になったんだそうだ。
星「あれじゃ早晩に頚椎痛めます。今日、試してみましたけど、
どうでしょうか?
私はこの方がいいと思うのですが、
ママンさんがどう言うか・・・」
ちょっとケアマネさんと相談してみます~って
その場は終わりにしたんだけど、
リクライニング車椅子か!
どうよ?ちっと仰々しくないかい?
ありゃー車椅子っていうより、ロボに近くね?
ケアマネさんかー・・・
ウチのケアマネ・よん様も、星さんのこと、怖いのよねー(笑)
なので・・・
多分・・・
きっと・・・
リクライニングにするだろうね・・・
アハハ
ってか、絶対ママンもその方が楽なんだと思う。
帰ってから聞いてみたら
「カッコ悪いけどー・・・楽は楽。首ガクガクしないし、酔わないし」
って言ってたし。
連休が明けたら、早速相談してみましょう。
*****
実はあのお話し合いまで
毎回持って帰って来るケアノートや
ケアマネ四田さんの話から察するに
「ウチのママン、あんまりいい印象、持ってもらってないんだなぁ・・」
って思っていた。
あの時の星さんの話で、それは少なからず当たっていたのは
確信した。
でも
あれ以来、風が変わったというか、
スタッフさんと私が話しができるようになったのも、
大きいかもしれないけれど、
ほんの些細なこと・・・
例えば、スタッフさんとママンの挨拶や、
ケアノートのコメントを見ていても、
ちょっと以前と違うかなー
なんてことを、漠然と感じる。
今回の【鈴】と【リクライニング車椅子】。
これは前の通所リハでもかなり気になっていたことで、
でも
「仕方ないよねぇ・・」
で、そのままママンには我慢してもらって、それが普通になっていた。
そのこちらも忘れかけていた問題点をササッと見つけて、
あっという間に善処を考えて、
それを実行して・・・
なんか
今までもきっと、表立って冷たいなんてことは無かったんだろうけど、
今回、
しっかり手の内に入れてくれたというか、
屈託のある壁を取り払ってくれたというか、
そんな気がするのは、
私の思い過ごしばかりじゃないような気がする。
送迎の時にスタッフさんと交わす、一言二言、
「ママンさん、ちゃんと私の名前、呼んでくれるんですよー。
それが嬉しいんです」
「今日ご飯、残されたんですけど、今日のは不味かったんですよねー
アハハ!」
「この頃、本当に表情や言葉が明るくなりましたねー!」
なんていう言葉、
行って貰わないとならない通所リハ、
棘のないところへ、安心して送り出せるって思えて
心が軽くなる。
スタッフの方から聞く、プラスの言葉って
かなりな良薬なんだなーって、なんか実感した。
*****
5月は連休があって、通所が休みの日があるから、
月7回になる。
お話し合いの時に、星さんが
「こちらの都合でお休みになるのですから、リハビリ加算ナシでも
リハビリはちゃんとやります」
っておっしゃっていたのに、
ウチのよん様、ガチガチに緊張してて覚えてなかったらしく、
(おいおい
)
「こりゃ大変!」
って奔走してくれて、今週土曜日、振り替えを取ってくれた。
結果、グッジョブ
送迎も、もしかしたら介護タクシーで・・っていうことだったんだけど、
星さん、ちゃんと手配してくださった。
STも来月から、きちんと加算を取っていただいて
(今までは何故かとっていなかった。
何でかは、ヨンさまも私も謎のまま・・・
って、ちゃんと聞け~~~!聞けないのよね、彼は
顔濃いくせに!!)
四「ホンっっっと、良かったですねー
奇跡みたいです」
ケアマネ四田さん、このようにあんぽんたんなトコもあるけれど、
とにかく腰が軽い。
「じゃあ一緒に行きましょう!」
って、一緒に出かけたの、この1年で3回か。
今回の風を運んでくれたのも、彼がお話し合いの席を作ってくれたから。
ありがとう。
いろんな人に、いろんな感謝の思いでいっぱいの、4月。
でもリクライニング車椅子か・・・
すげーよな、アレ・・・。
折りたたみ式のとか、ないかしら?