ちょっとずつ書いてたんだけど
まとめてアップ。
ちょっと長くなっちゃったけど
*****
ママンが初めて、サクラ先生の所に行ったのは
2月の初め。
(いきさつは
コチラ)
初めて行った日は、梅林先生もソワソワ、何度も覗いてくれて、
受診でもないのに、聴診器あてて
梅「うん、大丈夫だ!
」
看護婦さんも、付きっ切りで手伝ってくれて、VIP待遇。
皆さん忙しいのに
もうホントすみません・・・
って感じだった。
サクラ「もっと間を詰めて来た方がいいんだけどなぁ。」
でも、サクラ先生が治療する日も決まってるし、
ママンも何かと忙しいし。
一週間に一度が精一杯。
その日にもし雨でも降れば、2週間行けない。
それでも無理して行けば、ゼリーが壊れる。
サクラ「う~ん・・・・」
って考えに考えて、
往診してくれる先生を紹介してくださった。
リュー先生(仮名)
それだけでもありがたいのに、
このリュー先生が、サクラ先生に輪をかけて
いい先生でさ~~
*****
実はこの往診に関しては
主治医の梅先生、いい顔していなかった。
私が私の受診で行った日に、先生に言われた。
先生のモットーは
「分を知る」
自分が出来る範囲外にまで手を広げると
絶対いい結果にならない。
自分が出来るだけのことを、知らなければならない。
「だから僕は往診はしないんだよ。そこまでは出来ないから」
「今回のことは、結構きつくウチの(サクラ先生)を叱ったの。
分を知ろって。
とりあえず今回のことは、僕も承知ということにします。
でもゼリーさん、そういうことだから、わかってください。
3ヶ月後に、今後どうするか、もう一度話し合いましょう。」
ハイ。。。
サクラ先生は
「気にしない、気にしない!ぜーんぜん。センセは慎重すぎるのよ。」
って言ってくれたけど、
ゼリーは気にするよぉ~~~!
もう何が何でも
ママンに結果出してもらわないと
とは言っても
すぐにママンがすっくと立ち上がって
スタスタ歩き出したら、誰も介護なんかしてねーよ
どうなるのか、神のみぞ知る・・・(-人-)
*****
半月くらい前かな?リュー先生の鍼灸があった日の夜、
ママンが
「%&$#!@*+?!」
って、久々に何言ってるかわからないくらい、興奮してたことがあった。
ゼ「何?何ッ?」
マ「指がぁぁぁ!!!伸びるぅぅぅ!!!」
興奮しすぎて、血圧までバカ高い数値。
麻痺してから、どんなに伸ばそうとしても伸びなかった
左手の薬指と小指が、ピンと伸びたんだって。
伸びなかったことさえ気付かなかったゼリーは
「へー。まあ落ち着いてください。」
ってくらいなモンだったんだけどさ
マ「やいとやいと!」
ゼ「ナニ?」
マ「おきゅーおきゅー」
あ、お灸ね。
リュー先生は、一本一本の指先にまで丁寧にお灸をしてくれる。
それがまたいい匂いでさ~
隣の部屋にいるゼリーまで癒され~
この件があったからってワケじゃないけど、
ママンも、元来無口らしいリュー先生もすっかり仲良しになって、
時折楽しげな笑い声も聞こえたりする。
*****
先週の金曜日。
鍼を始めてから、初めて梅林先生の受診。
ゼリー、↑の件があるから、
かなりドキドキ。
診察室でママン、左手の指が、全部伸びるのを
先生にお披露目。
したら梅先生、大興奮。
梅「うわー!すごいよママンさん!これ、麻痺の指の開き方じゃないよ!
前と全然違う。治ってるよ!」
看護婦さん「ホントだ!すごいじゃない!」
その日診療日だったサクラ先生も顔を出してくれて
サクラ「もう一回やって?うわー!すごいすごい!腎・肝・腎・肝・・・」
もうほとんどもみくちゃ・・・
3人に囲まれ、ゼリーの位置からママンが見えないくらいだったよ。
(すぐ隣に座ってたんだけど
)
ママンも含めて、みんながすっごく喋りたくて、
勝手に喋り捲って、
診察室は興奮の坩堝。
勝利を収めたのは・・・
サクラ先生
梅林家の力関係を見た気がしたね
サクラ「じゃあ、これからもリュー先生に頑張ってもらいましょう!」
梅「わかった。預けた
」
(サクラ「
」)
で、あっという間に二人の間でまとまってしまって、
ぽっかーんとしていたゼリーは、ママンの目薬貰おうと思っていたの、
すっかり忘れちゃった。
梅林先生は、案外単純なのだ
*****
今日もリュー先生の治療日。
梅林先生での出来事をお話したら
「そんなん、序の口です。」
って力強いお言葉・・・
「おかーさん、治ろなー。大丈夫や。一緒に桜見に行こなー。
紅葉も見に行こなー。」
「おかーさん、自分で治すんやで。
僕は手助けするだけや。頑張ろなー。」
「おかーさん、治るで。歩けるようになるで。歩かななー。」
お灸のいい香りと一緒に
リュー先生の優しい声も聞こえてくる。
「豚肉食べなあかんでー
」
ママンもキライな豚肉、一生懸命食べるようになりました
*****
この鍼で、ママンの何がどこまで良くなるのかは
まだまだわからないけれど、
そういう機会と、続けられる環境を与えられたってことは、
やってみる価値が充分あるからだと思う。
左手を何度も確認するように、グーパーしてるママン。
とにかく全面的に先生を信じてみよう。