楽しくて つらくて かっこいい!

ロードバイクとキヨシローと仏像が好き。
2017年春、念願の作業療法士になりました。

悲しい悔しい

2007-10-30 18:37:14 | ニチジョー
先週金曜日、オットの友人、Yさんの訃報を聞いた。
足が震えた。

私より一つか二つ、年上の若さだよ。
今年になって病気がみつかり、入院されていたんだけど、
先月くらいにオットがお見舞いに行った時は
病人とは思えない程の元気さだったって聞いていたのに。

昨日のお通夜には伺えなかったので、
今日の告別式に参列させていただいた。

若い人のお葬式は悲しすぎる。
弔辞を読まれたのが、彼の上司の方で、
「まさか自分が君の弔辞を読むとは・・・」と声を詰まらせていた。
親も上司も逆縁は辛い。
当事者じゃなくても、周りで見ているほうも
ただそれだけで涙がでるね。

悲しい悲しい最後のお別れの時、
Yさんの髪が全部抜けた頭や、棺に納められた趣味の道具を見たら、
「こんな頭で死にたくなかっただろうに!
 まだまだ生きたかっただろうに!
 また釣りにも行けるって思っていただろうに!
 可愛いお嫁さんだって、探せただろうに!」
と、無念さが押し寄せてきて、泣けて泣けて仕方なかった。

Yさんはオットの仕事仲間だった。
それも、一番苦しい時を一緒に戦って、乗り越えたんだ。

ウチにもよく遊びにいらして、
結婚したてで、私のまだまだへたっぴな料理を
「奥さん、料理ホントうまいっすねー!」
っていつも褒めてくださって、
沢山沢山食べてくれた。
今思えば、Yさんがそう言ってくれたから、
私は料理、好きになったのかもしれない。
だってそれから「料理好き?」って聞かれる度に
Yさんのこの一言、無意識に浮かんできていたもの。

昨晩お通夜から戻ったオットとそんな話をしていた時、
「オット、この話、Yさんにするかな?」と無意識に思い、ハッとした。
もうYさん、いないんだ・・・。

その人がいなくなったということを、一番身に染みて悲しい、寂しいと思うのは、
自分に辛い悲しいことがあった時じゃなくて、
何か楽しい、その人が喜びそうなことがあった時、
その人の喜ぶ顔がもう見れない って気づく時かもしれない。
そういえばパピの時もそうだったもんな。
パピの好物を見つけた時とか、
「ああ、買って行っても喜ぶパピはもういないんだ」って思ったら、
どうしようもなく悲しかったっけ。
8年経った今でもそうだよ。

出棺のお見送りまでして、私は家に戻ったんだけど、
オットと、もう一人の仕事仲間は火葬場までお別れに行った。
今日はその方と一緒に少し飲んで帰るそうだ。
久しぶりにYさんと3人で、楽しい話でもしてらっしゃい。

人は死んでも、自分の近しい人、愛する人の近くに再び生まれる
という話を最近聞いた。
Yさん、またどこか私の近くに生まれて、ゴハン食べに来てね。


*****

香典袋を買う時には、一緒に祝儀袋も買うもんだ!
土曜日台風の中行った、友達の結婚式のお話、
ママンの初場所ショート(笑)と合わせて
次の記事に書きます。

*****

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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ウルル)
2007-10-30 21:44:58
そう、 そうなんだよねぇ

寂しい 悲しいって思うのは 自分の周りで楽しいことや嬉しいことが有ったとき。
街が キラキラ輝くクリスマスも まだ今の私には辛いように
だって、12月は 二人も空に逝っているから。

美味しい物を見ても 大好物だったなぁ と思うと寂しくなる
ふとしたときに、思いがデジャブーして 我にかえるんだよね
凄くゼリーさんの気持ち 解るよ

旦那様、今夜は3人で語り飲みしてるのね
ご冥福をお祈りします。
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うん・・・ (ぽれぽれ)
2007-10-31 02:22:57
「ねぇ、ちょっと聞いてよ!」っていつもの生活の中で、
問いかける相手がいない事に気付く時が一番悲しい。
一緒に笑ってくれる人の姿が見えない事に気付く時、
ほんとに逝ってしまったんだって
何度も何度も思うのよね。
きっと私が生きている限り続くんだろうなぁ・・・。

悔しいねぇ・・・

ゼリーさんがこれから先、
「あ、これ食べさせてあげよっ!」って思う時、
その方は絶対側にいらっしゃるよ。

・・・と言うような話をつい先日、
逝ってしまった友人の子供と話したばかりなの。

私達も必ず同じ所に行くのだけれど、
その時までずっと覚えて続けている事で、
繋がっていられるのよね。

ご冥福をお祈りします

でもさぁ、叫びたいよねぇ
「病気や事故なんてこの世から無くなっちゃえばいいんだ!!」








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Unknown (カニー)
2007-10-31 10:18:46
昔、親友の恋人が病気で天国に行ってしまって、
親友はいつも、彼の好きだった食べ物を食べると、
「ああ、今、一緒にいる」 って確信できる、って言ってたよ。
「彼と一緒に食べる」 って言いながら、ケーキとか自分の好きなものもけっこう食べてたみたいだけど

でも仏教の世界でも、故人の好きだった食べ物を食べるという行為って、すごい供養になるらしい。


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Unknown (八兵衛)
2007-10-31 13:26:35
40歳前のご主人が自動車事故で、非業の死を遂げた葬式に、
私も昔出たことがあるけど、言いようのない憤りと悲しみに、
胸が張り裂けそうになるね。
お子さんが幼いと、なおのこと頭あげられなかったなぁ。

その後の生活などを考えると、経済的にも大変だと思うね。
若過ぎる死は、あまりにも悲劇が大き過ぎると思う。
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ゼリー (★ウルルさま)
2007-10-31 16:13:30
そっかー。
ウルルさんは嬉しいことや楽しいことがあっても、
まだ辛いんだね。
まだそんなに時間経ってないんだもんね。

大好物を買っていってあげたくても、
喜ぶ話をしてあげたくても、
それを喜ぶ人がもういないっていうのは、
とてつもなく、悲しいことだよねぇ・・・。

オットは昨日、案外早く帰って来て、
泣きつかれて(笑)早々に寝てました。
返信する
ゼリー (★ぽれぽれさま)
2007-10-31 16:21:07
そうだよなぁ。
パピが逝った後、ママンは一人暮らしの中で
どんなに寂しく悲しかっただろうなぁ。

今回、そういう普段は忘れかけていた思いを
Yさんが再び思い出させてくれたの。
亡くなった方は、亡くなってもまだ
皆にいろいろなことを教えてくれるんだねぇ。

そうそう。忘れないでいる人って、必ずあちらに行ったら会えるって、私も思います。
だって、心の中では死んでないんだもん。
いつも問いかけ、いろんな形で答えてくれているもん。
繋がっているんだよね。

ホント、事故も病気も、無くなればいいのに。
本人はもちろんだけど、
その人を愛する人達も、辛いよね。
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ゼリー (★カニーさま)
2007-10-31 16:30:47
へー。そうなんだー。
前にさ、寂聴さんが、お仏壇とかにお花を飾るのは、故人が生きている人に、美しいお花を見せてあげようと思って、飾らせているのです っていうようなことを言っていたの。
食べ物も同じ感じなんだね。
そうかそうか。
そうだよねー。
一番その人のこと、思う時だろうからね。
思い出してあげるっていうのが、いいんだろうな。

そのお友達の彼の好みも、彼女に好きなもの食べさせてあげたくて、変わってきたのかも!
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ゼリー (★八兵衛さま)
2007-10-31 16:36:45
Yさんは幸か不幸か、まだ独身だったのですが、
でも、ウチのママンと同年代のご両親を見てると、
それはそれで胸が痛かったです。
私が親の介護なんかしてるから
余計そういう目で見てしまうのかもしれないけど、
支えを失ったご両親、どんなにだろうなぁ・・。

働き盛りっていうのは
どんな状況でも辛いですね。
八兵衛さん、蘇って本当によかった!
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Unknown (ウルル)
2007-10-31 18:52:10
じぃがまさに カニーさんの言ってるとおりな事してるわ

これはばぁが好きやったなぁ あれはばぁが好きやったぁ と
で、とっても沢山食べるようになって嫁さまもビックリしてるわ(^^;)
甘い物も食べるようになったしぃ あれは完全にばぁが居る・・・

そういう私も つい、好物見かけると買って帰ってお供えしちゃうのよね
今日のお菓子も、ばぁの分あるんだよぉお
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Unknown ()
2007-11-01 11:01:35
>八兵衛さん、蘇って本当によかった!

どうも、ありがとう。
感想をさるさるの今日の日記にしました。

レス不要。
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