楽しくて つらくて かっこいい!

ロードバイクとキヨシローと仏像が好き。
2017年春、念願の作業療法士になりました。

一人で立った!!

2007-08-22 17:48:22 | ママンの日記
今日はひと月に一度の、梅林クリニック受診日。
+ママンの健康診断もお願いした。

あそこのトイレは、ママンじゃ入れないので、
事前に検尿セットをもらっておいて、家で採尿。
ゼリー「ママ、自分でできる?」
ママン「できるわよっ!」
どうかな~~ってちょっと不安だったけど、お任せしたら
をを!ちゃんと採れてる
検尿クリア

体重は今月頭にイケイケで計ったのをメモしていって、
身長は自己申告。

さあ!本日の難関、胸部レントゲン

前回、先生に「大丈夫だろーか」と相談した時に
「レントゲンの機械を寝かせて、その上に寝てもらって撮ろう」
との話だったんだけど、
ベテランの看護婦さんが
「移乗で立つんだったら、その間に撮ってしまいましょう」
というので、立っての撮影にトライ

車椅子をギリギリまで寄せて、看護婦さんと私で引っ張りあげる。

レントゲン機械の両側の手すりにガシッとつかまって、
顎を機械に乗せて、

ママン、立ってる!!!!!

すごーい

と、感動してる間もなく、
「アナタ、コレ着て!」と、鉛入りのエプロンを着せられ、
え?私が介助?
ってか、今、ママン、押さえてないと!!
そこへ先生が入って来たんだけど、
「え?ゼリーさんがそれ着るの?大丈夫?妊娠とかしてない?」
と、慌しくいろいろ聞かれ、
あたふたと撮影室に取り残されるママンと私。

その間、ずっとママン、立ってる!
介助なく、一人で。

横から見ると、
ちょっと前のめりで、スキーのジャンプしてるみたいだったけど、

一人で立っていた!!

撮影が終わって、再び車椅子に戻るまで、
私が支えたのは、ちょっと左腕を押さえたくらい。
あとは自分の両手と顎で体を支えて
自分で立っていた!!!

体幹麻痺が強いママンが長い時間(実際には短いんだけど)一人で立つということは、
今までほとんど不可能だった。
まあ、今回も、体幹や足の力を使って立っていたというより
両手と顎でレントゲン機械に寄りかかっていたと言う方が正確なんだけど、
それでも
・左手(麻痺手)がお役にたった
・体がふにゃふにゃにならなかった
という点は、エベレストより高く評価したいぞ。

レントゲンの結果は◎
先生は、ホントは自分が鉛エプロンしようと思っていたって
言っていたよ。
「誤嚥肺炎の影も見えないし、心臓も腸のガスも完璧
 ホントママンさんは、悪いところは脳だけだねぇ。
 まー、そこが一番大変なんだけどさ」

八兵衛さんの日記を読んで、いろいろ知恵がついたママン(笑)
先生に質問したいこと、沢山。
・クラクラのめまいに対処の薬はないの?
・眼科で見てもらったほうがいい?
先生の答えは
「脳幹部だからクラクラめまいは後遺症で、薬でも止められない。
 神様しかできないだろうなぁ。
 僕が先に死んだら、絶対神様にお願いしてあげるからね」
「眼科はいい所紹介してあげる。一度見てもらって来て?
 軟膏も処方してもらうといい」

今日もいっぱい丁寧に話を聞いてくださって、
心電図と血液検査してもらって、帰宅。

帰って来てからママン
「梅林先生の顔見ると、ホッとするね。
 いつも胸が苦しいんだけど、スーッと楽になる。」
って言っていた。

そしてトイレで、いつもは右側だけなのに、
両側の手すりを左右の手で掴んですっくと立ち上がった
すっごい自慢げで、鼻の穴膨らましてるけど
ママー、

おパンツまだ上げてないよー

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