□「金融k緩和は終わっている。(日本銀行でさえも)」(ZeroHedge;1月7日)
WolfStreet.こmから Wolf Richters氏の記
2012年以来初めての巨大なバランスシートの縮小
驚きだけど、中央銀行のオペレーションをみれば、それほど驚くでもない。現在進行中です。
一方では、
黒田日銀総裁は、日銀は超緩和政策を忍耐強く続けていくでしょう、2018年1月3日東京での年頭スピーチで、
1
経済は堅調に拡大しているけれども、この金融政策を忍耐強く続けていくと、再び述べています。
12月20日、日銀は短期金利をマイナス、-0.1%にし、10年物国債の利回目標を0%程度に決定するなかで、
長期に渡る金融緩和が日本の銀行システムを不安定にするとの非難を退けて、我々の重要なゴールは、早いうちに
インフレ率2%にすることです、と述べました。
他方では、
現実には、数年にわたる水ぶくれの資産購入の後、日銀はバランスシートにおける総資産を、
11月末から12月31日の521兆4160億円へと、実際には4440億円(39億ドル)
ほど減少している、と発表しました。
額は小さいですが、これは、量的質的緩和が始まった2012年以降で、月次から月次での比較で初めてのことです。
量的質的緩和のもとで、日銀が米国の金融緩和と区別するためにそう読んだ巨大なものですが、
日銀は、国債、社債、Reito,株ETF等を買い続けてきて、日銀のバランスシートを拡大してきました。
しかし現在は、量的質的緩和の巻き戻しが始まっています。
日本政府債(日本国債)は、日銀のバランスシートで最大の割合ですが、11月30日から2.9兆円減少し、
12月31日には440兆6700億円になりました。
言い換えると、日銀は日本政府債(国債)の積み増しを止め始めました。満期がきたものを外部に売るのではなくて、
乗り換えをしなくしているのでしょう。
他の部類の資産は増えています。株ETF、日本REITOなどです。
遠くからはかろうじて、アベノミクス始まって最初の日銀の資産縮小だと、分かります。
合計ではまだ巨大で、GDPの96%くらいあります。(米国のFedはGDPの23%ほどです。)
12か月前からの縮小と巻き戻しは、いずれも発表されていません。
反対の言辞をろうしていながら、起きているのです。
量的質的緩和の期間、2016年12月31日までの12ヶ月で、日銀は93.4兆円の資産を膨らませています。
2017年の12月末までの12ヶ月では、44.9兆円を加えたにすぎません。
ピークからは52%の減少です。金融危機当時の水準へと向かっているように見えます。市場に効果的に現金を供給して、
日本の公的債務を管理下に置くこととし、国際的に認められた手順でした。それは有効でした。
日本の国家債務は、2016年末にGDPの250%に達し、世界でも最大です。
日銀と国の機関、年金機構や投資ファンドなどによる国債保有で、日本の当局は国家債務を管理し、債務危機を
防いできました。他の危機を引き金になりうるにも関わらず・・。
そして、日銀はこれが十分な管理となるであろうと、判断したようです。QQEは終了です。
Fedが緩和終了を先導し、他の中央銀行が追随しました。
ECBは、2017年4月に、毎月の資産買い入れ額を800億ユーロから60億ユーロに削ることで、開始しました。
2018年1月ECBは、さらに買い入れを削り、300億ユーロとしました。
日銀と違い、ECBはこのことを噂にとどめず、プレスリリースですべてのメディァに公表しました。
金融緩和のハイオクタンのジュースは、数年に渡り世界の金融市場に力を与えましたが、蒸発を始めました。
ESBが中央銀の中で最後に保有を消していきます。
WolfStreet.こmから Wolf Richters氏の記
2012年以来初めての巨大なバランスシートの縮小
驚きだけど、中央銀行のオペレーションをみれば、それほど驚くでもない。現在進行中です。
一方では、
黒田日銀総裁は、日銀は超緩和政策を忍耐強く続けていくでしょう、2018年1月3日東京での年頭スピーチで、
1
経済は堅調に拡大しているけれども、この金融政策を忍耐強く続けていくと、再び述べています。
12月20日、日銀は短期金利をマイナス、-0.1%にし、10年物国債の利回目標を0%程度に決定するなかで、
長期に渡る金融緩和が日本の銀行システムを不安定にするとの非難を退けて、我々の重要なゴールは、早いうちに
インフレ率2%にすることです、と述べました。
他方では、
現実には、数年にわたる水ぶくれの資産購入の後、日銀はバランスシートにおける総資産を、
11月末から12月31日の521兆4160億円へと、実際には4440億円(39億ドル)
ほど減少している、と発表しました。
額は小さいですが、これは、量的質的緩和が始まった2012年以降で、月次から月次での比較で初めてのことです。
量的質的緩和のもとで、日銀が米国の金融緩和と区別するためにそう読んだ巨大なものですが、
日銀は、国債、社債、Reito,株ETF等を買い続けてきて、日銀のバランスシートを拡大してきました。
しかし現在は、量的質的緩和の巻き戻しが始まっています。
日本政府債(日本国債)は、日銀のバランスシートで最大の割合ですが、11月30日から2.9兆円減少し、
12月31日には440兆6700億円になりました。
言い換えると、日銀は日本政府債(国債)の積み増しを止め始めました。満期がきたものを外部に売るのではなくて、
乗り換えをしなくしているのでしょう。
他の部類の資産は増えています。株ETF、日本REITOなどです。
遠くからはかろうじて、アベノミクス始まって最初の日銀の資産縮小だと、分かります。
合計ではまだ巨大で、GDPの96%くらいあります。(米国のFedはGDPの23%ほどです。)
12か月前からの縮小と巻き戻しは、いずれも発表されていません。
反対の言辞をろうしていながら、起きているのです。
量的質的緩和の期間、2016年12月31日までの12ヶ月で、日銀は93.4兆円の資産を膨らませています。
2017年の12月末までの12ヶ月では、44.9兆円を加えたにすぎません。
ピークからは52%の減少です。金融危機当時の水準へと向かっているように見えます。市場に効果的に現金を供給して、
日本の公的債務を管理下に置くこととし、国際的に認められた手順でした。それは有効でした。
日本の国家債務は、2016年末にGDPの250%に達し、世界でも最大です。
日銀と国の機関、年金機構や投資ファンドなどによる国債保有で、日本の当局は国家債務を管理し、債務危機を
防いできました。他の危機を引き金になりうるにも関わらず・・。
そして、日銀はこれが十分な管理となるであろうと、判断したようです。QQEは終了です。
Fedが緩和終了を先導し、他の中央銀行が追随しました。
ECBは、2017年4月に、毎月の資産買い入れ額を800億ユーロから60億ユーロに削ることで、開始しました。
2018年1月ECBは、さらに買い入れを削り、300億ユーロとしました。
日銀と違い、ECBはこのことを噂にとどめず、プレスリリースですべてのメディァに公表しました。
金融緩和のハイオクタンのジュースは、数年に渡り世界の金融市場に力を与えましたが、蒸発を始めました。
ESBが中央銀の中で最後に保有を消していきます。