12月26日 狭山湖は寒風吹きすさぶ寒い一日であった。空巣組の縄張りが騒々しくなった。その騒動の中におたか姉さんを慕う大高組若頭、高一の姿があった。しばらくすると空巣組の組員たちが一斉に飛び出した。これまでは大立ち回りは3回ほど上空でするのだが、高一に成長のあとが見られ、初回の立ち回りで組員の首根っこを押さえつけ狭山湖湖面にダイビングし、水死させた。おたか姐さんの稽古付けが効いたのか腕前は格段の進歩の跡がうかがえるが、ダイビングポイントがやや岸辺からは遠すぎた。
必死で泳ぎきり上陸地はこれまた野掏のズル蔵を意識したのか、木立の草むらに引きずりこんだ。
しかし、野掏組のズル蔵は子分(己の子供か?赤丸)引き連れ突然高一を急襲し高一を追いやりたらふく食べたあと、子分に後を任せ悠然と飛び去った。その後は子分が分け前にあずかり、そのおこぼれを狙う卑しい空巣組の組員が取り巻いていた。(目撃者談:その後野掏組子分は腹が膨れるほど食べ、飛び去ったが、高一はお涙ほどのおこぼれを食べただけだったそうだ。)
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