今日は狭山丘陵の自然保護に尽力されているAさんに同行して、狭山丘陵を歩きました。
調査目的は多摩丘陵の固有種とされる「タマノカンアオイ」が狭山丘陵での群落の維持状態の調査でした。正直「ギフチョウ」の食草であるカンアオイの群落だけでも驚きだがそれが広範囲にしかも絶滅危惧種の「タマノカンアオイ」だと知らされびっくりマークの二乗となったが、さらに驚きは群落の環境が微妙に違うと葉の色、葉脈の出方そして時期遅れにも関わらず咲いていた花の開花状況が個性的に違うのだ。富山便の飛行機に乗れば一目だが多摩川で分断された多摩丘陵と狭山丘陵のしかも特定地域にのみに群落が形成された説明が正直私には説得力のある説明としては受け入れられない。ギフチョウが鳥のようにフンとして運んだとの説明の方が説得力?それとも徳川ゆかりの多摩の庄屋が狭山の庄屋に嫁ぐ際に持参したとの方がど素人の私には納得できる。
=コピペでは=タマノカンアオイ
関東地方西南部の丘陵の林内に生える常緑の多年草。葉は長い柄をもち、卵円形~広楕円形で基部は深い心形、表面は光沢がありしばしば白色の斑紋がある。花期は3~4月。本種はカンアオイ属の中では多摩丘陵と周辺部にのみ特産する種ということでその名の由来がある。自生地の開発に伴い、個体数が急激に減少し、絶滅危惧種に指定されている。
引用先 http://www2.odn.ne.jp/had26900/index.htm
またタマノカンアオイの群落からさほど離れていない場所にサイハイランの群落があった。さびしいことに、狭山丘陵ではこれまで自然観察会を実施するたびに、「キンラン」「ギンラン」が盗掘され、私のホームグランドでもある菩提樹田んぼ周辺ではすでに絶滅状況だがサイハイランも同じ道をたどっている。Aさんをはじめ、正直自然保護に取り組んでおられる方々の日ごろの努力には、頭が下がるが、自然の価値までが私有化され、換金される資本主義の流れの中で、環境ビジネスの教育とは別に、国民固有の財産権としてまた地域固有の財産権として、その権利侵害に対する、罰則規定を持った法整備をもっと厳格にすることもそろそろ必要かなと思ったりした1日だった。反面、今朝がた田んぼに仕掛けた罠に連続してアライグマがかかり、今日の狭山丘陵ではガビチョウの鳴き声の合間に、オオルリの声を聴いたように、外来種の持ち込み飼育放棄に対する対策も緊急課題だと痛感した1日でもあった。
=コピペ= サイハイラン
日本では南千島、北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の林床に自生する。アジアでは樺太南部、朝鮮南部、中国(本土および台湾)、ヒマラヤに分布する。
和名の由来は、花序の様子を戦場で指揮官が兵を指揮する采配に見立てたもの
開発や園芸目的の採集で個体数は減少傾向にあり、埼玉県・千葉県で絶滅危惧II類、群馬・山梨・奈良・鹿児島各県で準絶滅危惧種に指定 されている。 栽培技術、移植技術ともに未確立であるため、現在のところ自生地保護以外に効果的な保護対策はない。
引用先 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3
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