わざわざ読んでゃ 「ゆずの宿」便り

「燃える湯魂Burning hot soul」の泣き笑い奮闘記

時も命も呑み込む深山

2012年11月16日 00時47分06秒 | 地域情報
 この日は朝から薄曇で、晩秋から初冬にむかう山々は、どっしりながら静かな面持ちで、温泉初号機と峠を攻める私の前に立ちはだかっちょります。



 峠を越えると、自分がまるで鳥になったかのような景色が、次々と拡がってくるきに、ちょっとだけ尻がむずむずするがやけんど…、なかなか爽快ながよ。



 雲間から差し込む陽射しが巨大な山々を照らして、神々しい。海底から隆起してこの高さになるまでの悠久の時を呑み込んできたがは伊達や無いねや。



 こうして山に囲まれちょったら、ここが海からそう遠くないことを忘れてしまうがやけんど…、平地が少ない高知県の特色で、こんな深山に居っても結構すっと海まで行けてしまうがよ…。



 紅葉を映して静かに流れる奈半利川沿いに走りよったら、得体の知れンまるでタイムトンネルみたいな林道の入り口やら、未だに生々しい崩落現場やらが、目に飛び込んできて、ここに呑み込まれた沢山の命があることを思い知るがです。



 背の高い杉の林から空を仰ぎ、今もなお無限の命を育んでいる森の囁きに耳を澄ましもって「ゆずの宿」への帰り道を急ぐ温泉初号機の前に明らかに異質な植物が!



 この辺りでは、あんまり見掛けることがない熱帯系の葉っぱは…、多分「バショウ」ちゅうバナナの親戚やないろぅか?こりゃあ珍しい!と見とれちょったら、その直ぐ脇に大きなゆずの木がどっさりあって二度驚いた!見た感じ7~8メートルはありそうな大木は多分樹齢100年を超えて生き続けてきちゅうがやないろうかね~。今日は何やらややこしいことばぁ書いて収まりがつかんようになったけんど…、まぁ自然は凄いっちゅうことよえ!

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