新潟日報の6月22日の「ステージへようこそ」というコーナーで、裕幾さんのフルートリサイタルのことが出ていました。
上越教育大大学院教授で作曲家の後藤丹さんという方が、書いていらっしゃいました。
ちょっと抜粋しますね。
「筆者は大学時代の小山の演奏を聴いて、本紙音楽欄に「音の断面があざやかに見えるような演奏だ」と書いたことがある。その時は密度の高い音色、完璧なテクニックにただただ驚いたのだった。
けれど、今年の3月に小山が帰国した際の演奏を聴き、音楽表現が少し変化したことを感じた。今回はフレーズひとつひとつの歌わせ方に大きな感銘をうけたのである。旋律の形が理想的な色彩と陰影を伴って目の前を絵巻物のように流れて行くと言ったらいいか。
実を言うとフルートは、表情豊かに歌うには機構上不利な一面がある。最も歌える楽器は、当然ながら人間の声、次いでバイオリンなどの弦楽器か。
小山の表現はある意味でフルートを超えたように思う。たまたまフルートを手にしているけど、聞こえてくるのは小山の純粋な音楽性なのである。またこの先の発展があるのかもしれないが、今の彼の到達点をぜひ聴いておくことをお勧めする」
記事の内容は、前半は裕幾さんの経歴に触れ、中ほどに上のお言葉があり、後半はフルートリサイタルの演目の事と、ピアノの斎藤さん、チェロの富岡さんの紹介でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/50/a36c512df23ffc7443d4fe7050d6b18f.jpg)
ますます楽しみなリサイタルです!!
上越教育大大学院教授で作曲家の後藤丹さんという方が、書いていらっしゃいました。
ちょっと抜粋しますね。
「筆者は大学時代の小山の演奏を聴いて、本紙音楽欄に「音の断面があざやかに見えるような演奏だ」と書いたことがある。その時は密度の高い音色、完璧なテクニックにただただ驚いたのだった。
けれど、今年の3月に小山が帰国した際の演奏を聴き、音楽表現が少し変化したことを感じた。今回はフレーズひとつひとつの歌わせ方に大きな感銘をうけたのである。旋律の形が理想的な色彩と陰影を伴って目の前を絵巻物のように流れて行くと言ったらいいか。
実を言うとフルートは、表情豊かに歌うには機構上不利な一面がある。最も歌える楽器は、当然ながら人間の声、次いでバイオリンなどの弦楽器か。
小山の表現はある意味でフルートを超えたように思う。たまたまフルートを手にしているけど、聞こえてくるのは小山の純粋な音楽性なのである。またこの先の発展があるのかもしれないが、今の彼の到達点をぜひ聴いておくことをお勧めする」
記事の内容は、前半は裕幾さんの経歴に触れ、中ほどに上のお言葉があり、後半はフルートリサイタルの演目の事と、ピアノの斎藤さん、チェロの富岡さんの紹介でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/50/a36c512df23ffc7443d4fe7050d6b18f.jpg)
ますます楽しみなリサイタルです!!