カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

しおん ありがとう!

2009-10-11 17:03:54 | ねこ
しおん 21歳 ねこ
本日午後4時40分 北海道恵庭の自宅にて 息をひきとりました
さっき 電話がありました
夏に会ったのに・・・
義父からの電話 義母は泣きじゃくって電話にも出られませんでした
私はただ長い間面倒を見てもらったお礼を述べるのが精いっぱいでした

結婚式の次の日に我が家にやってきたしおん
なかなか子供ができなかった私たちは 子供同然にしおんを
それこそねこっかわいがりをしてきました
結婚7年目 待望の赤ちゃん
ずっと静かな環境で育ったしおんには 赤ちゃんはストレスだったようで
毛が抜けるほど
引っ越しを機に 北海道の実家に預けることになりました
義母がねこ好きだったので 喜んで預かってくれました
冬も部屋の中が暖かい北海道はしおんにとっては天国だったようで
愛情をたっぷり受けて だからこそこんなにも長生きができたのだと思います
獣医さんもびっくりの長生きぶり
食欲が人一倍旺盛で 人の言うことがわかっているかのような頭のいいねこでした
いたずらも全然しないし でも甘えん坊 
私と一緒にべったりくっついて眠るのが大好きだったっけ
いつも冬は 私の耳に しおんは冷え切った鼻をつっこんできて
首の下に手(前足)を入れ一緒に布団をかぶって寝たよね
しおんのためとはいえ 別れて暮らすことは辛くて仕方がなかった
でも いつ北海道に行っても 夜ふとんにきてくれるのがうれしかった
今年になって夏に会った時は もう目も見えなくなって
私たちのことも くんくんするけれども
もうわからなくなっている感じだった
今年の夏に会えてよかった
この日がくることは なんとなく予期はしていたけれども 
実際 伝えられると 言葉も出ない・・・
ただただ 義父と義母に長い間ありがとう!と
そして しおんがんばったね!ありがとう!!
わがやでは しおんはいなくても いつもしおんの話をして 
みんなで盛り上がっていたんだよ
いつもいつも しおんのこと 思っていたんだよ
アイスクリーム食べ過ぎて 下痢になっちゃったこと
興奮して走ってラーメンに足を突っ込んじゃったこと
テレビゲームのボールにパンチ浴びせていたこと
鏡の自分に 威嚇したこと
妊娠中 ずっとおなかの赤ちゃんにくっついて寝ていたこと
キライなエサは なにがなんでもたべなかったこと
鰹節のパックをもった瞬間に 寝ていても反応して なきながら駆けてくること
ゲージ タクシー 飛行機 お風呂が大っきらいだったこと
・・・もう 思い出は 計り知れない!
今日はしおんの夢を見て眠ろう

こんな話読んでくださってありがとう
ちょっとだけ 気分がまぎれました
私ですら こんなにもショックなのに
義父と義母の喪失感を思うと またそれもいたたまれない気持ちです
義父と義母に見守られその手の中で 苦しむことなくすう~っと亡くなったしおん
幸せだったにゃ~って思ってくれていたらいいな
しおん!本当にありがとう!
安らかに・・・


なぜ フェアをするのか? フェアの意義と意味

2009-10-11 12:29:12 | 日々の花
なんだか大げさな題になっちゃった
けど どうしてフェアをやるのか その思いは分かってほしいかな~と思って!
そもそも 売り上げが増えればいいんでしょなどど考えてもらっては困る
だって オール買い取りなんだもん
売れ残ったら 当社負担
それくらい責任をもって売ってます
もともときれいな花を見るとどうしてもつくっている人が知りたくなる
そうすると 話をしたくなる→畑に行ってみたくなる
話をすると 頑張っている人は それなりで 応援したくなっちゃう
そして 親しくなっちゃう
結論はひとつ!彼らのためにできることは頑張って売ること
産地に行くと 必ず 何を作ったらいいのか 質問されます
できる限り わかる範囲内 もしくはこちらの希望を交えて お話します
私たちは小売の花屋さんではないので より広い範囲の話をできるように
常日頃からアンテナを張っています
そのうえ 仲卸ですからより多い量を売れるように 受け入れ準備も
もちろんしなくてはなりません
産地に行って話をするということは そのような責任を負うことも
当然です
いいかげんな気持ちで産地さんのところにいき 
産地さんと話をするわけにはいかないのです
だから いつも自分の目で花を確かめます
初めてのものは 自分たちで もちの実験や咲き方の観察も欠かさずします
鉢ものは まだそこまで至ってはいませんが
こと切り花に関しては そこまでの責任をおっているつもりで
日々営業をしています
なので フェアを行う産地さんは 私たちの太鼓判がついているところです
いつも売っていないような産地さんをフェアで紹介するようなことはしていません
私たちがお客様にぜひ買ってほしい おすすめの産地さんを
当社が 売れるであろう量の花をとって販売しているのです
売れ残ったら持って帰ってね!なら 楽でしょう
でも責任がお互いに違ってきます
そこの花に惚れているからフェアをしているのです

そしてもう一点 産地さんと話をするということは
花屋さんにものすごいインパクトを与えてくれるということ
本当はたいていの花屋さんは 産地さんのことを知りたがっています
話をしたがっています
でも その機会が なかなかないのです
一方産地さんも花屋さんと話がしたいのです
自分たちの花の評価を聞きたいし そして 今後のこともいろいろサジェスチョンしてほしいんです
その間を 取り持つ機会があればいいなと思ったのがもう一つの理由です

そして 結論として そこの花が より認知され より売り上げが伸びれば
産地も私たちも よかったね!となるわけです
花屋さんも その先のお花を買ってくれる人も その花の良さを
楽しんでくれると 本当に全員がよかったね!となります
そうなるようにと フェアをやっています
なんだかいまひとつことばが足りていない感じもしますが
だいたいの思いは伝わったでしょうか?